東京は雨です。国会会期も残り少なくなってきた。今国会の目玉法案の改正入管法は、政府の思惑通リ成立した。自民保守や賛成した政治家にとっては、日本の治安が守られたと安堵してるのだろう。難民認定を待っている外国人にとっては、不安であろう。3回難民申請されて認められなければ、自動的に帰国させられる。血も涙もないひどい法律だ。日本国民も政治家もあまりにも近視眼的思考で固まっている。世界情勢は、刻々変わっている。日本の回りの国々の防衛体制は厳しくなっている。特に、台湾情勢は目を離せない情勢だ。中国は、台湾侵攻を虎視眈々と狙っている。台湾近海での実弾を使っての軍事訓練を頻繁にやっている。同盟国のアメリカも中国の台湾侵攻をありうるとして警戒している。本当に中国が台湾に侵攻し、戦争が長期化したら日本に台湾人難民が100万人位押し寄せるのではないか。一番近い国であり、文化的にも近い。日本は、難民を先進国の中では、難民を受け入れない国として有名だ。その時、日本政府は台湾人難民を入国させず、日本に来るな、帰れ!と言って追い返すのか。陸路や鉄道での日本入国はない。飛行機か船で日本に大量に避難してくるだろう。空港や港で上陸させず追い返したら、国際的に非難を浴びるだろう。政府も一般国民も100万人の難民が来るなんて想定してない。自民党の保守勢力は、異質な民族を入れなければ日本の治安、平和が保たれていると思っている。100万人も難民が来たら、入管という壁が一気に壊される。米ソ冷戦が終わった時、ベルリンの壁が壊された。そんな感じで日本の難民政策は一気に壊され変更をよぎなくされるだろう。難民政策は、絶えず国際情勢と連動している。日本だけが難民を受け入れなければ、日本は安泰だと考えるのは、許されない時代になっているのだ。台湾だけの話ではない。朝鮮半島情勢も危ない状況だ。韓国と北朝鮮が戦争を始めたら、どっと韓国、北朝鮮から大量の難民が日本に押し寄せるだろう。日本が戦場になって、大量の日本人が難民として外国に避難する場合もあるかもしれない。世界地図の真ん中に日本を置いて、日本は世界の中心にあるなんて思っている政治家が日本には多い。近視眼的発想で難民政策をやられている政治家や官僚は時代を呼吸してない。国が増々衰退してゆく。日本は世界の流れから遅れてゆく。日本は戦前に戻りたがっている。30年後に日本は。世界地図から消えてるかもしれない。難民政策だけでなく、すべての政策で日本は対応が遅れている。横文字並べて、日本はすごいと自画自賛ナショナリズムで盛り上がっているだけだ。
今日の東京は曇りだ。なんとなく梅雨はだるい。日本の政治は盛り上がりに欠ける。改正入管法は外国人にとっては死活問題だが、多くの日本人には関係のない話だ。LGBTQ法案が作られる事は進歩だ。日本では、今までLGBTQ者を差別してはいけない法案は何もなかったのだから。これから細かい関連法案を作らなければいけない。岸田総理の支持率が少し位上がったぐらいで、解散総選挙だなんて話が浮き上がっているが、岸田総理はやらないだろう。やれば、たぶん自民党がまた政権を取るだろう。野党が勝てる可能性は低い。世界は、政治的緊張に満ちている。ウクライナでのダム崩壊は、下流の広範囲を洪水被害にした。誰がダムを壊したのだ。ウクライナ、ロシア双方がお前がやったと非難合戦だ。ウクライナでは、毎日多くの命が奪われている。早く終戦になる事を祈るしかない。日本の緊張感のない政治はひどい。委員会でガムをくちゃくちゃ噛む議員がいたり、岸田総理の息子は官邸でパーティーをやったり、元議員のガーシ―の芸能人への脅迫は逮捕されても当然だろう。政治とは本来生きるか死ぬかの闘争なのだ。パンツのひもがゆるんだみたいな日本の政治は、どうしようもない。平和が長く続くもんだから緊張感に欠けるのだ。永遠にあくびが出るような平和は続かない。平和は続いて欲しいが、国会審議中にガムを噛んだり、スマホを使って平然としているあほな政治家がいるのはたるみ以外の何物でもない。ロシアや中国が侵攻してきたとなれば、政治が活性化する。東京の空にミサイルが飛び交うなんていう事になれば、夢からさめるだろう。平和は夢だったとわかるだろう。人間の本質は悪と罪だ。人間界から戦争はなくならない。人間の歴史とは、戦争の歴史なのだ。日本もまた戦争の時代に突入する。歴史は繰り返すのだ。
昨日、委員会で改正入管法が可決した。今日の本会議でも可決されるだろう。与党が提出したLGBT法案もかなり修正して可決されるだろう。二つの法案は、今の日本の人権状況を物語ってる。日本の人権状況は、先進国としては最低レベルだ。G7の国々では、LGBT者に対しての様々な法案がある。日本は、ようやく作られるのだ。50年の時間差がある。難民に関しても、G7国では、40%位認定される。日本では、1%以下だ。今回の改正案では、強制送還がやりやすくなる。難民認定3回して認められなければ自動的に強制送還だ。国に返されれば、警察に捕まり拷問を受けるかもしれない。殺されるかもしれないのだ。血も涙もない法案を作って日本は、人権を守る国ですなんて国際的にアッピールする。日本は、難民を入れさせない法案を作って、守りたい物は何なのだ。民族の純血性なのか。難民や移民が大勢入ってくれば、日本人との結婚も増える。混血が増えれば日本人の純血がけがされるとでも、思うのか。本音は、隣に言葉も通じない、肌の色も違う、文化も違う外国人が住むのを多くの日本人は歓迎しないようだ。改正入管法に賛成する自民党や維新、公明党、国民民主党の政治家達の閉鎖的、人権軽視の態度は、今の日本人の平均的感覚なのだ。私みたいに東京生まれで、東京育ちの人にとっては、外国人が町にうろうろ歩いてるのは普通だ。違和感はない。地方やいなかでは、外国人はなんとなく怖い存在のようだ。意思疎通をはかるにも、日本人の語学力の低さは問題だ。国際語の英語を喋れる人は、少ししかいない。英語だけが国際語ではない。アラブ語しか喋れないイラク人と日本語しかしゃべれない日本人では意思疎通は難しいであろう。歴史的に鎖国したり、国境が海という地理的要因も日本人の心を閉鎖的にしている。自民党の国会議員の多くは地方出身だ。地方では、外国人を簡単には受け入れない。日本人だって都会出身者はいじめれれる。田舎でアフリカ出身の肌の黒い2mもあるようなでかい男が隣に住まれたら、多くの日本人は怖くて近寄れないであろう。町中のうわさ話になる。女性がレイプされるかもしれないとか、畑から農産物が盗まれるかもしれないとか、会っても目をそらすとか、馬鹿馬鹿しい心の変化が起きるのだ。地方出身の国会議員でも同じような感覚なのだ。日本人だけで社会を回したいのだ。日本人の心の改革は進まないが、いやでも人口減少に伴って労働力不足になり、移民を大量に入れざるを得ない時が来る。悪法を作って外国人の流入を止めるやり方は通用しなくなる。2023年は、日本の入管行政の変換点になる。悪法が日本人の意識を変えるだろう。
今日、予定されていた改正入管法の投票に対して、立憲民主党が斎藤法務大臣への問責決議案を提出して流会になった。この法案は、改正でなく改悪だ。強制送還を容易にするための改正だ。日本での難民認定率は、著しく低い。1%以下だ。40%位の欧米の難民認定率に比べると、日本の認定率の低さが際立っている。世界中で難民が発生している。先進国は、難民を救済するのが義務と考えている。日本は、戦争や政治的迫害で苦しんでる人々に対して、冷たい。自民党政府の保守的価値観は、時代遅れだ。外国人を害国人としてか見てないようだ。多くの国民も外国人の定住は、好まないようだ。日本にとっていい外国人とは、1週間位、滞在してたくさん買い物をしてくれる人々だ。定住外国人が増えたら犯罪が増えるとか、そんな感じで見ている日本人が多いようだ。江戸時代に260年間も鎖国し、国境も海の国では、閉鎖的意識は変わらない。テレビには、良く外国人が出演するが、アクセラリーのような存在だ。花瓶の花なら許される。外国人が待遇改善や給料値上げ、選挙権を要求するなら、生意気だ、日本から出て行けとヘイトスピーチされるのがおちだ。日本は、国と言うより村なのだ。よそ者に対しては、警戒する。従わないない者に対しては村八分だ。無視、いやがらせだ。それは、日本人に対しても行われる。都会暮らしの日本人が田舎生活を始めて、良く村八分を受ける。その国際版が、外国人に対しての嫌がらせ、入管行政だ。国境が海の国で生活している人々にとって、外国人の定住は、日本人の心の壁を壊されるような感じがするのかもしれない。日本の文化を尊重しなければいけないが、外国人にとっても自分の文化を馬鹿にされたり、存在そのものを否定されるのでは、おもしろくないであろう。今の自民党政府は、時代の流れから完全に遅れている。時代を呼吸してない。だから、時代遅れの改正入管法を作りたがるのだ。自民党政府が外国人の定住化を拒否しても、日本は多くの外国人を受け入れざるを得ないであろう。なにしろ人口がどんどん減っている。2040年には、1100万人もの労働力不足になると予想している。労働移民を入れないと、社会が回らなくなる。時代に逆行する法案を作った事が後悔する時が来る。改正入管法に賛成した政治家の名前は、永遠に記憶されるだろう。人間性に欠けた法律を作った事に反省する時がくる。
今日はガーシーについて書こうと思ったが、くず野郎の事を書いても時間の無駄だ。もっと価値ある事件について書かなければいけない。今、国会でもLGBTQ法案について審議中であり、LGBTQについては社会の関心も高い。こんな時に、トランスジェンダーの当事者に脅迫事件が起きた。大阪弁護士会に所属している中岡しゅん弁護士に、男のくせに、女のふりをしている、めった刺しにしてやるという怖い脅迫状だ。中岡弁護士は警察に被害届を出すと表明。中岡弁護士は、主にLGBTQ問題や人権についの案件を多く扱っている。そんな弁護士をめった刺しにすると脅迫するのだから、確信犯だろう。日本では、まだまだLGBTQ者への偏見と差別が色濃く残っているようだ。めった刺しにするという表現には、強い悪意と差別意識が感じられる。かなり特殊な事件ではないであろう。日本には、偏見と差別感情を持っている人間が多いのだ。犯人検挙が一番の抑止力だ。殺人をにおわせるメッセージを書いた人間には、重い刑を科すべきだ。日本は、人権後進国だ。戦いは始まったばかりだ。社会全体の人権意識を向上しなければいけない。LGBTQの当事者よ、戦い続けてください。正義は最後には勝つ。