狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

カミツレ

2009年05月08日 21時01分40秒 | お花に関する日記




本日の倉敷は、曇りのち晴れ。
最高気温は、二十三度。
最低気温は、十五度でした。

暖かい一日でした。
明日も晴れそうです。




上の写真に写っているお花は、「カミツレ」です。

カモミールの名前の方が一般的、かな?



キク科マトリカリア(シカギク)属の一年草です。

学名は、Matricaria recutita L.、
英名は、sweet false chamomileです。

カミツレは、
カミルレやカキルレ、ジャーマンカモミールと呼ばれる事もあります。


カミツレの名前は、
オランダ語のkamilleの発音から。

属名のマトリカリアは、
「子宮」を意味していて、
婦人病の薬として用いられていた事に由来しています。






花は、林檎に似たよい香り。

薬草として、
4千年以上前に用いられていたと言われ、
発汗、消炎、入浴剤として利用されてきました。

現在は、ハーブティーとして人気があります。




原産地は、ヨーロッパからアジア西部。

日本には19世紀の初めにオランダから渡来。

その後、鳥取や岡山などで栽培が始められたそうです。



有川浩の「図書館戦争」シリーズでは、

「日野の悪夢」で落命した稲嶺和市夫人が好んでいたお花。

図書隊のシンボルマークで、
階級章のデザインに用いられています。

三等図書正以上になると、
徽章にカミツレの花がつきます。




花言葉は、「苦難の中の力」です。

コメント
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