本日の倉敷は晴れでした。最高気温は二十一度。最低気温は十六度でありました。
本日ご紹介いたしますのは、大原家旧別邸の「有隣荘」です。
場所は倉敷美観地区内・大原美術館の倉敷川を挟んで斜め向かい側です。
大原孫三郎氏が病気がちの奥様の為に建てられた別荘で、有隣荘の名は「徳は孤ならず必ず隣あり」という論語の一節から付けられたそうです。後には迎賓館として使用されました。昭和22年に昭和天皇の宿泊所として使用されています。
独特の製法で焼かれた瓦は見る角度によって美しい翠色に光り、地元の人は「緑御殿」と呼んでいます。現在は大原美術館の所有。通常は非公開です。
一般に公開されるのは春と秋の年二回。
今、期間限定で公開されていて有隣荘の中を見ることが出来ます。
今日の十月九日から有隣荘で、大原美術館の特別展会場として、大原總一郎の生誕百周年に合わせて親交のあった版画家の棟方志功の企画展が開かれています。
十月十八日まで。入場料は一般1000円、大学・高校・中学・小学生が500円です。
有隣荘の中を見ることが出来るのは年に二回しかないので、宜しかったらこの機会に有隣荘の中をご覧になってみては如何でしょう。勿論、棟方志功の企画展も素晴らしいものと聞いています。損はしないと思いますよ。