ボケましょう！

　本日の倉敷は晴れ時々曇り。
　最高気温は十六度。
　最低気温は十一度でありました。



　昨日の友人宅での友人との歓談は、友人の御友人もいらっしゃっていて少々緊張いたしましたが、粗相をする事も無く楽しい時間を過ごさせていただきました。

　ただ、友人から私にお叱りの御言葉がありました。

　「最近、あなたのボケには破壊力が無いっ！」

　言われてみればその通りです。近頃心に余裕がないせいか、ボケても詰まらないものや訳の分からないものしか出てきません。世知辛い世の中です。ボケの一つも満足にかませない器の小さき人間が如何して世間の荒波に向かっていけましょうや。荒波に揉みくちゃにされた挙句、襤褸雑巾のように叩きのめされて冥府魔道に堕されてしまいます。あな怖ろしや。桑原桑原。気を付けねば。

　友人には「そんなボケではなんばグランド花月のお客をどっかんどっかんいわすことは出来ませんよっ！」とも言われてしまいました。

　、、、。


　いやいやいやいや。それはいくらなんでもハードルが高すぎますっ！　無理です、無理！　そんなレベルの高いボケは私には無理です！　私の友人は私を何処に連れて行きたいのでしょうか？　過度な望みは身を滅ぼします。私のような道端に転がっている石っころの如き人間が大望を抱くと、それこそ神様仏様が寄って集って「分を知れっ！」と私を冥府魔道に叩き込むことでしょう。私は数多の悪鬼冥鬼に囲まれてシクシク泣いて過ごすなんて真っ平御免で御座います。安全第一。平穏無事が一番。
　友人には「過大な期待を私に寄せるのは止めにして頂きたい」と申し上げました。

　友人は不満顔でした。厳しい友人です。