昨日の夜は、ガルシア=マルケスの小説『予告された殺人の記録』を読んでいました。
ガルシア=マルケスは名前は知っていましたが、今まで素通りして作品を一冊も読んでいませんでした。
本当は『百年の孤独』を読みたかったのですが、行きつけの本屋さんに売っていなかったので『予告された殺人の記録』を買って帰っていたのです。
お、面白い。
ガルシア=マルケスの小説はこんなに面白かったのか。
それを今まで素通りしていたとは。
お、愚かであった……と、真夜中にお部屋の中で地団太を踏みましたよ。
同作者の他の作品も読まねば。
でも行きつけの本屋さんには売っていないんだよなぁ……と悶々としながら、続けて宇月原晴明の小説『廃帝綺譚』をよみました。
宇月原晴明の作品は、第十一回日本ファンタジーノベル大賞を受賞した『信長 あるいは戴冠せるアンドロギュヌス』を以前読んでとても面白かったので、本屋さんで見つけると必ず買っています。
でもなかなか見つからないっす。
な、何故だ?
この『廃帝綺譚』は『安徳天皇漂海記』の続編。
読み終わって濃厚な爛熟して堕ちる直前の果実の匂いを嗅いだような気分になりましたよ。
二冊とも濃い小説だったのでふらふらふわふわ酒酔いしたような気分のまま昨日は寝ました。
今朝は目覚めがとてもよかったです。