昨日の夜は、映画『パフューム ある人殺しの物語』のDVDを観ていました。
舞台は18世紀のフランス。
パリの魚市場で産み落とされたジャン=バティスト・グルヌイユは素晴らしい嗅覚の持ち主。
なめし革の職人の下で働いていた彼は、街で素晴らしい香りに出会う。
その香りを自分のものにしたいと思ったグルヌイユは調香師バルディーニに弟子入りするのだが……。
パトリック・ジュースキントの小説『香水 ある人殺しの物語』の映画化だそうです。原作の小説は未読です。
監督は、トム・ティクヴァ。
主演は、ジャン=バティスト・グルヌイユ。
共演者は、ダスティン・ホフマンやアラン・リックマンやレイチェル・ハード=ウッドなどです。
背徳に満ち溢れたお話ですねぇ。
サイコスリラーに分類されるのかな?
怖い構図の映像が満載。気味が悪い。ぞくぞくします。
でも美しいシーンは美しく醜いシーンはどぎついほど醜く見事に表現しています。
マジックリアリズム的だし。変。変だけどはまる。
悪徳が罰せられないので不快に思う人もいるかも?
でも普通に悪徳が罰せられて終わると「ふ~ん」で終わっちゃうんだよね。
人を不快にさせるのも芸術の内って事かな?
ラスト一つ前には吃驚させられたけど、ラストシーンも吃驚。
観た人がどん引きしても上等と言わんばかりの暴走っぷり。
原作はどうなっているんだろ? 探して読んでみようかな。
面白かったです。怪作でありました。