昨日の夜は、映画『サバイバルファミリー』のDVDを観ていました。
ある日、突然電気が一切使えなくなってしまう。
電気が一切使えなくなってしまったことでガスや水道も停止した。
そして情報は口コミでしか入ってこなくなった。
原因は不明で電気が使えない範囲も不明な状態でライフラインが止まっている。人々は不安に思いながらも一時的なことだと考えて耐え忍んでいた。
しかしそのまま一週間が過ぎた頃、徐々に事態の深刻さに気が付く人達が増えて、首都圏脱出を試みる人達が出てきた。
都内に住む主人公一家はマンション住まいのためエレベーターも水道もガスも使用できない。勿論、電化製品も使えない。
食料と水の確保に不安を覚えた主人公一家は、父親の提案で母親の実家の鹿児島に向かうことにした。
羽田空港は動いているだろうから飛行機で鹿児島に向かおう、という父親の根拠のない提案に乗り、一家は自転車で羽田に向かう。
しかし羽田空港も電力消失の為、閉鎖されていた。
関西以西は電気が使える、という不確かな口コミ情報を信じて一家は自転車で一旦関西に向かおうとする。
のだけれども……。
監督は、矢口史靖。
出演者は、小日向文世、深津絵里、泉澤祐希、葵わかな、時任三郎、藤原紀香、大野拓朗、志尊淳、渡辺えり、宅麻伸、柄本明、大地康雄、松浦雅、菅原大吉、徳井優、桂雀々、森下能幸、田中要次、有福正志、左時枝、ミッキー・カーチス、など。
家族の絆を失いかけていた家族が絆を取り戻すお話のコメディであります。
電気が使えないとなると食料を冷蔵や冷凍で貯蔵するシステムは使えなくなるし大量輸送の手段も失います。
車も動かせません。水道やガスも止まります。
水道が使えなければ洗濯も洗いものもできません。お風呂にも入れません。飲み水が手に入りません。そして下水道が使えなくなります。
医療体制も大打撃を受けることになります。薬が手に入らなくなります。電気を使う医療機器が使えなくなります。
情報も入手が難しくなります。
しかし、このお話は家族の絆を失いかけた家族が絆を取り戻すお話のコメディなので、真に深刻な部分はカットされています。
実際には行き倒れの人や餓死者や最新医療を受けることが出来ずに亡くなった人が大量に出ているはずです。
しかしそのような光景を映画に組み込むとこの映画のテーマからズレてしまいます。
主人公の一家は生きるか死ぬかというサバイバル状態に追い込まれます。
この映画はそのような姿をユーモアたっぷりに描いていきます。
そしてその極限状態でそれぞれが家族の絆を取り戻していくのです。
面白かったですよ。
楽しめました。
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