昨日の夜は、映画『アレクサンドル・ネフスキー』のDVDを観ていました。
1200年代のロシアは、東方からはモンゴルの侵攻に遭い、西方からはドイツ騎士団とスウェーデンから領土を狙われていた。
1240年にスウェーデン軍をネヴァ河畔の戦いで打ち破ったノブゴロド公アレクサンドル・ヤロスラーウィッチは、ノヴゴロド都市貴族のドイツと協調路線をとる一派と仲違いをしてノヴゴロドを追われ、プレシチェボ湖畔に居を構えていた。
1242年4月、ドイツ騎士団がロシア侵攻を開始する。
ブスコフの町が落ち、次に狙われるのはノヴゴロド。
ドイツ騎士団と取引をしている商人達や都市貴族達は金品を差し出せばドイツ騎士団は立ち去ると主張するのだが……。
13世紀のロシアに実在したアレクサンドル・ネフスキーのドイツ騎士団を打ち破ったチュド湖上の戦いを描いたお話です。
監督は、セルゲイ・M・エイゼンシュテイン、ドミトリー・ワシリエフ。
出演者は、ニコライ・チェルカーソフ、ニコライ・T・オフロプコフ、アレクサンドル・L・アブリコソフ、ドミトリ・オルロフ、ワシーリー・ノビコフ、など。
1938年発表の作品で、ソビエト共産党の対ナチスのプロパガンダ映画。
しかし、1939年に独ソ不可侵条約が締結されて1941年まで小規模な上映であったそうです。
セルゲイ・M・エイゼンシュテイン監督は、後に『イワン雷帝』でヨシフ・スターリンを激怒させて上映禁止にされたりして作品の改変・廃棄を余儀なくされたようですね。
そんなことをしている国は、そりゃ、亡びるって。
スペクタクル映画として観るなら、迫力満点です。
甘い点も強引な点もあるけど、それはプロパガンダ映画なので仕方がない。
氷上の戦いでは驚くような映像を観ることができます。
こんな映像が撮れるのかぁ。と吃驚していしまいましたよ。
スペクタクルな映画として観るならとても面白かったです。
こんな才能のあるお方が政治で潰されるなんて不幸なことでありますよ。
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