狐の日記帳

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『海獣の子供』第1巻/五十嵐大介

2020年04月14日 21時32分02秒 | 漫画・ゲームに関する日記
 昨日の夜は、五十嵐大介の漫画『海獣の子供』の第1巻を読んでいました。

 自分の気持ちを言葉にするのが苦手な中学生の琉花は、長い夏休みの間、家にも学校にも居場所がなく、幼少期に大好きだった水族館へ行き不思議な少年・海と出会う。
 翌日、父親の働いている水族館へと足を運ぶと彼女は、海と再び会い、父親に海の面倒を見ることを命じられた……。
 同じ頃、海に隕石が落ち、海で異変が起きていた……。

 この作品は、第38回日本漫画家協会賞優秀賞と第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞しております。

 五十嵐大介という漫画家は、幻想的なイメージを写実的に描く圧倒的な画力を持っています。
 この漫画の第1巻を読んで感じたのは、重心や重力を表現するのがとても上手い作家さんだなあ、ということ。
 一枚の絵で動きを表してしまう。上手いです。
 そして言葉では伝えることが出来ないことを漫画で表現しようとしていること。非常に野心的です。

 面白かったですよ。
 続きを読んでいこうと思っているところなのでございます。





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