狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

即興演奏が音楽になって聞こえるには、ものすごい訓練が必要なのだ。

2019年03月02日 19時02分07秒 | サッカーに関する日記




 決まりごととアドリブは相反するものではありません。
 両立が可能です。
 アドリブを求めつつオートマティスムを実現することは可能です。
 アドリブを組み込んだ決まりごとや個の力を組み込んだオートマティスムは実現可能です。

 サッカーは考えを単純化することが難しいスポーツです。
 ハンドボールやバスケットボールのようにコートが狭く手を使ってボールを扱うスポーツならば単純な基本形を基にして複雑化させることができますが、コートが広く足を使いオフサイドというルールがあるサッカーは物事を単純に考えて基本形を基にするのは難しいスポーツではあります。
 しかし、アドリブを求めつつオートマティスムを実現することは可能です。
 相手に合わせて決まりごとを変化刺させることも可能だし、出場する選手の質で決まりごとを変えることも可能のはずです。
 究極的にはどのチームもチームの個々人がアドリブを高いレベルで発揮しつつ全体が自動的に動くチームを目指しているのでしょう。
 しかし、サッカーはとても複雑で尚且つ点が入りにくい設定になっているゲームです。
 アドリブを高いレベルで発揮しつつ全体が自動的に動くチームを作るのはとても難しい……。
 チームに所属する選手全員に共通認識があり、その上で試合に出ている選手(←ボールを持っているいないに関わらず誰であろうと)が、どのような動きをしようと即興で出場している選手全員が同じ絵を描ける。
 ハンドボールやバスケットボールならば、それはチームを作る上で真っ先にすることであって、それをどのくらい高いレベルで実現するかが勝負となるはずなのですが、サッカーだと非常に難しい。

 でも、だからこそサッカーは観ていて面白いのです。
 稀に現れる選手全員の意思が見事にシンクロした瞬間は観ていてぞくぞくします。
 チーム全体の意図。そしてそれぞれの個人の意思。それらを想像しながら観るとより一層サッカーを楽しめると思いますよ。



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