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昨日の夜は、映画『時をかける少女 (アニメ映画)』のDVDを観ていました。
主人公は、倉野瀬高校2年生の紺野真琴。
真琴は偶然入った理科準備室で不審な人影を目撃する。
驚いた真琴は転倒してしまう。その時に奇妙な体験をする。
気付いた時には部屋の中には誰もいなかった。
そのことを遊び仲間の同級生男子の二人に話すのだが信じてもらえない。
不審に思いながら下校していると、真琴が乗っている自転車のブレーキが急な下り道の途中で故障してしまう。
スピードが落ちないまま目の前の踏切に突っ込んで真琴は電車に魅かれてしまう。筈だった……。
しかし……。
原作は筒井康隆の同名の小説です。
なのですが、原作の物語の映画化ではなく原作から約20年後を舞台したお話です。
青春物語で少女の成長を描いているお話ですね。
原作とのリンクはさらっとした描写ですが分かるようにしていて尚且つ20年という歳月と今の対比があってジーンとします。
繰り返されるシーンが笑いに繋がりそして深刻な意味に変わっていきます。
主人公は愚かではあるのですが邪悪ではなくこの愚かさは誰しもが持っている愚かさなので、最初は笑いながら共感しやがて自分の身に迫るかのような気になって主人公を応援してしまいます。
どうにもならないことはあるのだけれどもどうにもならないことがあることは分かっているのだけれどもそこを突破していくという意志。そして行動力が描かれています。
面白いですよ。
超お勧めです。
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