昨日の夜は、萩尾望都の漫画『続・11人いる! 東の地平・西の永遠』を読み返していました。
マヤ王バセスカの出身星であるアリトスカ・レとソルダム四世ドリカスの出身星アリトスカ・ラは、アリトス母星の鉱山を巡って紛争が続いていた。
バセスカは宇宙大学の入試試験の後に大学に通わず国に帰っている。
アリトスカ・レでは急進派と古典派が政治闘争を繰り広げて対立していた。
ダダとフロルはバセスカに招かれてアリトスカ・レを訪れるのだが……。
急進派がクーデターを起こして、退位を拒否したバセスカと共にダダとフロルは収監されてしまう……。
萩尾望都の傑作漫画『11人いる!』の続編です。
前作はテストのお話でありました。
過酷な状況に追い込まれてもそれでもセーフティネットが張られている学生達のお話。
今回は現実と直面するお話です。
理想論だけでは何も解決できず多くの人を不幸にするだけ。
そのことに目を瞑って理想論だけで物事を動かそうとした者が現実に直面するお話です。
理想が無ければ行き当たりばったりになりますが理想論だけだと現実に対応できない。
難しいところでありますね。
面白いですよ。
『11人いる!』と共にお勧めです。