糸井ひろしの気まぐれ日記

日本共産党群馬県西毛地区委員会役員の日々のあれこれ

有権者との交流

2012-09-22 | 日記

 今日は安中市松井田町の住民のみなさんとの10人規模の集いでした。党安中市議の金井久男氏もここに出席しました。

 このつどい、地域の住民が「候補者の人となりを直接会って知りたい」という要望が金井市議のところへ寄せられたのがことの起こりでした。住民の方からの要望とあれば、とばかり、実現したわけです。

 その方、「日本共産党は良い事を言っているし、私は応援したいと思っている。が、日本共産党の主張に、自分の考えと違うところもあるし、分からない事もある」と、日頃の疑問などを率直に投げかけてくださいました。

 領土問題や中国と日本の共産党の関係、「日の丸・君が代」をめぐる問題などが中心的なことでした。

 中国共産党と日本共産党は、兄弟とか、同じ政党の支店だとか、そんな関係ではありません。戦後には、ソ連共産党や中国共産党から「オレたちのいうことをきけ」とばかり、日本共産党への干渉や分裂の持ち込みがありました。日本共産党は、「自分たちの国の行方は自分たちが決める」と、その干渉とたたかった歴史があります。同じ「共産党」という名前ではありますが、そのあたり誤解のないよう、ここでも書いておきます。余談ですが、日本の民主党をアメリカの民主党と同じだと思っている人はいないでしょ?

 党の創立当初は、国際的な共産主義運動の集まりに、日本共産党も参加していました。しかし、スターリンにより、この集まりは解散になります。また、ソ連や中国の激しい干渉とのたたかいを通じて日本共産党は「自主独立」の路線を行くことになり、最近まで中国共産党とも断絶状態にありました。今では、科学的社会主義の理論交流こそ行っていますが、お互いの内政には不干渉であることを相互に確認したうえで行っています。そうした歴史があるために、今でも混同されるようですが、そうした人のなかには、古い認識を利用して、日本共産党を貶めようとする意図もあるようです。

 ですから、中国やソ連の状態を指して、「共産党」とひとくくりにして日本共産党を非難するのは、まったくの的外れでとんちんかんな議論であることを指摘しておきます。

 

 日の丸・君が代をめぐる問題でも率直な意見交換。韓国の大統領が天皇を非難したことについて、日本共産党の志井委員長が「日本の政治制度を理解していない」と批判したことも例に挙げながらお話しました。日の丸・君が代の問題については、また明日あたりにちょっとここに書きたいと思います。

 

 いじめの問題や現在の社会の問題にも話が及び、2時間という時間がとても濃密でした。「糸井を見たい」「共産党に疑問がある」と仰った参加者が、積極的に日本共産党を応援してくださるようになったかどうかはわかりませんが、日本共産党の本質的な部分での意見交換があったので、参加した方が帰りに「いやあ、今日は楽しかった」と仰っていたのが印象的でした。