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良太郎出現にどよめく観客っ! イマジン達と勢揃いした画が強い。普通に良太郎がアナザー電王倒していたが、同時に存在できれば他のライダーでも殺れるんだろな。ディケイドは最初から関係無さそうだが。状況や今の良太郎の中の人と兼ね合いもあってモモタロスとの最後のやり取り(良い台詞)までずっとウラタロス状態。最上待遇のゲスト出演だった。ビルドはビルド本編とは地続きだったが、ジオウとの繋がりは繋がってるとも繋がってないともとれるまだらな仕様だった。戦兎は人格統合後である為、ビルド本編の大部分で描かれた人物像とは打って変わって冷静で行動主義的。万丈に対して正式にヒロイン認定していたりもしたが・・・。美空は元の人格時、なぜか生存力が上昇していた。火星妃は新世界では厨二系声優やってるようだ。ローグはヒゲネタで主にキッズ層から笑いを取り、グリスは進行上色々便利に使われていた。中の人が器用。ジオウ班はツクヨミとゲイツがギャグパートで奮闘し、ウォズはサポートと話の繋ぎに専念していた。ライダー属性の無いソウゴは普通に嫌なヤツで、そのまま酷い目に合うのはある種の爽快感があった。クウガは中の人が出れない分、工夫して話が作られていたが、W関連は結構混沌していた。誰が変身したんだよ?? 悪役のティードは演者が深夜特撮モード。クウガ化しない方が強かったり行動が場当たり的であったりと、ドジっ子な一面も少なくなかった。クライマックスは話はざっくりしていたがヒーロー物としては正しかった。アタル世界アタル妄想世界ジオウ世界電王世界過去現在、と入り乱れていたがそこは上手く纏められていた。フータロスは本編も出てほしいね。中の人がその内登場人物のたまり場のマスター的な役で出演しそうでもあるけど。全体としては記憶、大事。あるいは戦った『事実』、大事。ってことかな? これは良いカルチャーだっ!
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紀夫はすみれのファン。輝いていて欲しい。潔の会社でやっていけない事と、勝手の入社を決めてしまう事を同時に混ぜてしまわなければ印象が全く違って、当時批判がそこそこあったこの件もむしろ好感度上がったと思うが、紀夫の人物像からすると不可避ではあった。すみれとの関係修復はすみれが大幅に譲歩した上でお人好しなのと、仕事の肯定のウェイトがすみれの中で相当大きかったので紀夫が越えたハードルの10倍くらいの評価で解決していた。家族愛の範囲どころじゃない、というかすみれが維持に不安を感じた家族の愛を自分が積極的に確認することですみれ中でそれらが肯定されたエピでもあり、この自己完結傾向は今週エピのゆりにも言えるこの姉妹共通の性質。書き手の癖もあると思う。この件の印象、台詞による紀夫の評価と、すみれの実際の行動が入れ替わって記憶していたぜ。すみれの主観の方がまだわかるもんね。急加速で荒れたゆりターンの方はすみれでは省略したマタニティブルーをぶっ込んだのと、さらに職業人としてすみれ以上に上手く回転していた為、短いエピで職場から退場させるのに方法が強引になったところもあったのかな、と。闇市の騒動も短く出番を作ろうとしてかなり力業になっていた。今回潔がグダった風になったのはゆりよりむしろ潔の方が描写が多いのと、心理の言語化も主旨も不明瞭なゆりに対して解決段の幽霊が登場するまでお手上げになって為だろう。紀夫が辞めてくれたから経営権問題も纏めて片付いたが、実は近江ではゆりが主婦になること以外ははっきりしなかった為、経営権は紀夫の辞意と潔の社長の覚悟が混ざった形で着地していた。よくよく考えると綱渡りだったが、書き手が運命を操作して尖鋭化は避けられた。一方、さくらは今回の円満な引きを持ってしても後に尖鋭化してしまうのだが。超御機嫌だったのに、さくらよ・・・。