羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

ラジエーションハウス

2019-04-09 23:14:07 | 日記





 十進数っ!!!! というかあの件は主人公は何を見切っていたんだろうか? 何か知らんが凄いことをしていたようだ。凄みで押し切った。それにしても医療物で放射線技師とはっ。ガチで放射線技師で医療物となると作劇のハードルが高いからか、主人公は超有能だがコミュ障気味で実は医師免許持ちで上役の院長の娘である美人放射線医と幼馴染みでその娘との約束を果たす為に敢えて放射線技師をしていてしかしその娘は子供の頃の記憶を無くした風といった設定が足されていた。足し過ぎぃっ! 同じ人物に奇跡が三回くらい多重で起こった造形だぜ。元の漫画の連載開始前の編集会議がどれだけカオスだったか、想像するだけで恐ろしいっ。主人公が盛られているから対になってるヒロインの設定も結構盛られている。ちょっと恋愛ストーリーっぽい雰囲気を内包していて医療物としては独特。主人公のアクションは撮った写真の解析、というか解析できる状態に加工することで非常に地味で、それでいて時間が掛かり、さらに主人公自身の事態収拾への当たり方がかなりのスロースターターでテンポ感も独特だ。スタッフが被っている為か、敢えてか? 軽くHEROっぽいノリもあったりする。いくら盛られても主人公の仕事が裏方であることには変わりないので患者との関わり方も限定的。(リアル放射線技師はそもそも患者と直に殆ど接しないようだが)一方でメイン患者周りは自体はじっくり描かれていて、主人公ラインとは別に患者ラインのストーリーがあって、主人公と患者の距離の取り方が物珍しい感じだ。2話以降は尺が極端に長くもならないだろうから程好く調整されるんじゃないかなぁ。最終エピはエピ自体が盛られて長尺化するかもしれないが。わりと静かに働く主人公達、中々面白くなりそうだ。