



クックックッ・・・全てフンドシマンの計画通りさ・・・・。
ま、それはともかく。改編もしつつどうにか結末まで辿り着いていた。物語は負の情動をいかに発散、いや受け止められるか、わざわざ受け止める人いるのか? ・・・いたよぅーっ! みたいな。そら変態さん達は皆カネキに夢中になるわ。カネキはカネキで終始ボロ雑巾状態で行きつ戻りつ地獄巡りをしていたけど。最後はちょっと気恥ずかしくなる程のハッピーエンド。たぶん竜の子達もいつか許される。また他の人の物語になるんだろうけど。最後に言っておきたい、ありがとう・・・フンドシマンっ!




高速展開っ! 所々絵柄と作風がコミカルな原作以上に力業もあったが何とか二人で過去を選んで戻り、諸々上手くいったらしきところで完結していた。ただ部分的には描写を踏み込んだり整合性の調整を試みられていた。唯がかなり細く、ふっくら感が薄れて大人っぽくなったのは一度帰って食が細って痩せた件から来ているが、原作自体唯の年齢が上がったことや実写の唯が細いからそれに合わせて細らせてみたところもたぶんあって、それを元に実写がさらに痩せると結果めっちゃ細くなったんだと思う。中の人はプリンシパル以降、暗い細身の方が合う役が続いたから結構長期的に細い体をキープしていて何だかんだでパワーのある唯に体自体を持ってゆくのが大変だったんじゃないかな。漫画の唯は過去に戻ると殆どのカットで顔付きがどんどん丸く戻ってゆくしね。細かった若は逆に体が大きくなった感じ。年齢と今日から俺はに備えて体作った結果かもしれん。黙ってるとスタイリッシュになりがちな唯と雄感が高まった若。バランスが難しい。連ドラなら回を重ねる内にいい塩梅に収まってゆくんだけど。それでも同じキャストで改めて見れたのは嬉しい限りだ。どんどん行動する唯と、鹿のような体形がより鋭くなった黒島結菜。走る姿が爽快。ラストのずっと走ってゆく後ろ姿が頼もしく、楽しい。ちょっと隙もあるのがいい。きっちりし過ぎた人だとハマらない役だった。余白が気持ち好い印象だ。ストーリーとしては命や幸福や『大事』の基準の変遷が興味深い。唯は若に命懸けで夢中になって冒険した結果、自分が知ってる物とそれらが違うと理解して受け入れる。絵柄も作風もコミカルな作家だが、形だけでなくこういう感覚を描ける人は少ないから貴重だ。ベテランだが今後も活躍してほしい。黒島結菜の活躍も期待したい。唯は目新しいヒロインだったなぁ。実写化のジャンル自体増えた気がする。




思いっきり『続く』で終わった。伊丹達はもう詰み材料が揃ってるから二時間SP丸ごとやつらと対立しても時間が持たない。ということで主な社員一同でまた台風被害を受けるらしい殿村家の田のフォローに出張るようだ。しかし台風相手に人が集まっても何をするのだ?? 予告では何やら物凄く対抗してたけど。殿村家も前回で懲りて念入りに農業保険のような物に念入りに入ってるんじゃないのかな。最終回も例の融資担当だか営業だかはっきりしない男に嫌味を言われつつ農協っぽい所で何やら手続きしてたし。農家としての殿村家の立ち位置は結構謎な感じもあるが。ともかく農家本人が死んだら保険があってもしょうがないから台風の時は風雨の中、田畑や水路何かに余り近付かない方がいい気がする・・・この枠の職業物は盛りが命、みたいなところあるぜ。帝国重工関連は的場が何回大失敗してもなぜか処分されないからもはやどうやったら倒せるのかルールがわからん。一方で現社長は毎回1回ミスったら即失脚のようだし、現実的考えると役員の大半が会長派なんだろな。大手なのに経営体制不安定過ぎるぞ帝国重工っ。そして残業中毒気味な佃製作所の開発力は最終回もただ事ではなかった。毎回凄い開発力を発揮できる。工員に錬金術師が混ざってるんじゃないか? 等とツッコミどころを少なからず内包しつつ、夢と努力と私怨と私欲にまみれた2期だったが、真の最終回は年明けSPっ! 俺達のっ、物作りのっ、と佃社長の早口の演説も絶好調に違いない。