野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

奥多摩むかし道

2010-11-22 | ハイキング
 


  久しぶりに晴れ渡った天気の日、紅葉酣(たけなわ)のむかし道を歩いた。




 奥多摩駅の付近でも木々はそろそろと色づき始めている。



 氷川大橋を渡り、右に日原への分岐を過ぎて100mほど歩くとむかし道の看板と標識が見えてきた。急坂を登った所に羽黒神社がある。


 

 小河内ダム建設時に使われたトロッコ軌道の線路跡が随所にみられる。






 花や水の供えられた路傍の石仏




 檜村橋まできた。燃え立つように見事に黄葉した巨木が見えてきた。



 橋から見た奥多摩の渓谷は錦秋の装いだ。







 集落から見上げたトロッコ軌道跡



 青色がひときわ目立つ境橋



 倒れかかる巨岩が有名な白髭神社



 神社脇の大銀杏からの落ち葉がむかし道に敷き詰められている。







 弁慶の腕ぬき岩






 はっとするような鮮烈な紅葉が見られるようになってきた。



 吊り橋のしだくら橋は、渡れるのは同時に5人までとある。










 むかし道の魅力は、往古より今まで続いてきた杣人の暮らしを偲びながら歩く所にある。










 何かの当番を記した木札




 再び吊り橋を渡った。
 


 橋の先に黄葉を始めたイイギリの巨木が真っ赤な実を付けている。



 少し高度を挙げたせいか、紅葉がいっそう際立って見えるようになってきた。






 赤と黄が美を争っている。










 澄みきった青空の下、様々な色合いの紅葉が勢揃いしている。






 奥多摩湖が近づいてきて、それまでの車の通れる道が細く急な山道へと変わった。時折梢越しに小河内ダムが見える様になってきた。











 奥多摩湖を見下ろす高台で、ザックに忍ばせておいたカップ酒をあけ、吹きすぐ風に体を溶け込ませた。暫く風景の一部と化して高みに座って、鳥の声に聞き入っていた。それからかなり遅めの昼食とした。






 既に落葉の始まった水根の集落を抜けて、バス停のある水と緑のふれあい館に着いたのは午後の3時を回った頃だった。歩き始めてから4時間半、総歩数約15000歩のハイキングだった。

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