nemo 折々の自然

折に触れて観察した自然などの記録

越後紀行 3

2016-03-05 15:46:08 | 旅行記
平成28年2月27日(土)
 昨晩の雪は止んでおり、今朝も青空が広がり、朝日に照らされて山際では靄が発生して滅多に見られない景観を見せてくれている。
 朝食は昨日と同じく二階の『王朝の間』でバイキングスタイル。
 昨日宿泊した宗教団体の婦人たちで大混雑。小生はお粥と搗き立てのお餅を中心にして済ます。
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 出発が10時とは何とも中途半端な時間なので、何処へも出掛けることができず、ロビーでコーヒーを飲みながら時を過す。
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 旅館のバスで予定どおり出発。途中の田圃では50羽ほどのハクチョウの群れを2カ所で見ることができた。
 この時期になると、このように集団で行動するようになるのだろうか。
     *
 新潟駅に11時前に到着、列車の出発時間まで2時間ほど余裕があるので、駅の案内所で市内見物の場所を相談すると、日本海側で一番高いビルの展望所がある『朱鷺メッセ』を紹介される。歩いて15分ほどとのことだったが、とても歩くことは無理なのでタクシーを利用する。
 そのタクシーも交通渋滞などで朱鷺メッセまで20分ほどかかってしまう。  
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 玄関を入り、右手にあるエレベーターで展望所へ。ここは無料で開放されているとは有難い。
 早速正面の展望を眺める。眼下に信濃川が流れ、左手の『柳都大橋』や『萬代橋』の向うに霞んだ弥彦山群が見える。  
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 複合一体型コンベンション施設「朱鷺メッセ」
 イメージ 新潟市の中心部、信濃川の河口に2003年開業した朱鷺メッセ。
 1万人収容の本格的な展示場、大小13の会議室、ホテルなどが一体化した施設は当市のランドマーク的存在です。会議、パーティー、宿泊といったコンベンションの流れをスムーズに一つの空間で行えます。
 新潟コンベンションセンターとホテル、オフィスビルを合わせた総称が「朱鷺メッセ」です。                                       【朱鷺メッセ HPより】
     *        
 Befco ばかうけ展望室
 地上約125mに位置しており、日本海側随一の高さを誇っております。
 新潟市街地はもちろん、日本海、佐渡島、五頭連峰などの景色を一望できる360度の大パノラマです。
  栗山米菓は、ホテル朱鷺メッセ の31階展望室に対する命名権を取得し、2009年12月1日より同フロアを「Befco ばかうけ展望室」といたしました。
 「Befco」とは、栗山米菓のコーポレートブランドであり、Beika Frontier Company の頭文字をとって「米菓の可能性に挑戦したカテゴリーNo.1を目指し、最先端の価値をお客様に提供する」という想いから名づけられました。                           【朱鷺メッセ HPより】
     *
 眼を日本海の先に転ずると、ほんの微かに佐渡島が見える。右へ移動して信濃川の河口付近を見ると、貨物船が港へ近付いており、その上空にはJALが新潟空港に着陸するところだった。
 粟島も見えるとのことだったが、全く分からなかった。
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 展望室を半周してから、昼食のため『スカイラウンジ パノラマ』へ。ここからは南側の展望が望める。
 最初窓際に坐ったが、陽光が窓越しに差し込み暑いほどなので、日陰に席を移動する。
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 小生は『うーめん』、妻は『イタリア風焼そば』などを注文、胃に易しいうーめんに満足。
 帰りも玄関にいたタクシーで新潟駅へ戻る。
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 午後一時過ぎの新幹線は、空いていると思っていたが、さに非ず、それなりに混んでいた。
 それにしても上野到着15時14分とは、何とも勿体ない時間帯に帰ってきてしまった。
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 10.00.泉慶発(ホテルバス)→ 10.40. 新潟駅 11.00.(タクシー)→ 11.20.朱鷺メッセ Befcoばかうけ展望室 …
 スカイラウンジ パノラマ(昼食)… 12.20.(タクシー)→ 12.30. 新潟駅 13.07.(とき324号)→ 15.14.上野駅着
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観察した野鳥 5種類
 オオハクチョウ ホシハジロ   キンクロハジロ セグロカモメ  ムクドリ
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越後紀行 2

2016-03-05 15:43:42 | 旅行記
平成28年2月26日(金)
 昨晩は吹雪と予報されていたが、カーテンを開けると青空からの陽光が眩しく差し込んでくる。
 昨夜降った雪がその陽光にキラキラ輝いている。下左の画像は早朝の風景。
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 朝食は二階の『王朝の間』でバイキング・スタイル。餅搗きのパフォーマンスもあって、お雑煮を含めて和食中心の食事を採る。
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 今日は予定どおりタクシーで『瓢湖』へと向かう。
 途中の田圃の所々で餌を漁るハクチョウのファミリーグループが見られる。これらのハクチョウたちは、給餌時間に瓢湖へ戻るのだろうかと気になる。
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 第1回の給餌時間9時から遅れること20分ほどで瓢湖に到着。
 湖岸に出てみると、湖全体に広がっているカモの中にハクチョウが点々と見える。給餌を済ましたのかファミリー単位で次々に飛び立って行く。
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 カモはオナガガモが一番多く、ヒドリガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、そしてハシビロガモなどなど……。
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 大型カメラを持ったバーダーに「珍しい野鳥は ? 」と伺うと、「対岸近くにミコアイサがいます」と教えて下さる
 時間もたっぷりあるので、第2観察舎のある対岸近くまで行ってみることにする。我々の他にはバーダーは見当たらない。
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 湖岸の道はハクチョウを驚かすことになるため、通行禁止になっており、昨日の雪が残っている、その外側の道を歩くことになる。
 第2観察舎の先にある瓢湖大橋も通行禁止になっており、ここでしばし東新池のカモたちを観察する。
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 しばらくすると15羽ほどのミコアイサの群れが飛来する。雄と雌のグループで着水するや間もなく水面から潜って餌取りを始める。我々から次第に遠ざかって行くが、双眼鏡の範囲なので充分に観察することができた。
     *
 元へ引き返す途中、湖岸の桜の木に数多くのトビが停まっているのが見える。
 また、中州のような場所には多くのカモたちがのんびりと休んでいる姿も見られた。
 時折、ワシ・タカ類の姿に湖面から多くのカモたちが群れをなして飛び立つ様子が見られる。そのワシ・タカを探すがこれは見付からない。
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 管理事務所まで戻り、ハクチョウの現在飛来数が4,604羽となっているのに驚く。そんなに多くいるとは思っていなかった。
 この頃になると、あれほどまで広がっていた青空が次第に狭くなってきた。日差しが暖かく快適だったのに、次第に風が冷たく感じられるようになってきた。この後は湖岸を西に向かって歩くことにする。
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 その途中で11時の餌撒きの時間が迫ってきたので、慌てて観察舎まで戻る。
 この時間が迫り、管理人が事務所の前で餌を準備していると、早くもそれに気付いたカモたちの動きが活発になり、その数の多さに凄まじさが加わって大変な騒ぎとなってきました。
 管理人が餌場に出てくると、それはもう気が狂ったような騒ぎが一段と大きくなる。
 一体何羽のカモがここに集まっているのだろうか、温々と過して一日三回の餌に有り付けるのだから、ここを離れる訳がない。
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 この時に湖に残っていたハクチョウは15羽ほどで、管理人の「コーイ、コイコイ、コーイ」と呼ぶ声に、ゆっくりと餌場に近づいてくるというノンビリムード。
 瓢湖から飛び立って行ったハクチョウたちは夕方まで帰ってこないとのことでした。
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 ということは、この給餌はカモたちのためのもので、かってハクチョウが定着するまでに餌撒きを続けられた、故吉川十三郎翁の目的とは異なる結果になっているようだ。
 この給餌は餌籠に入れた餌を何回も運んで撒くという重労働で、最後は桟橋からではなく、湖岸の道路に出てきて撒いておられた。
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     *
 給餌が終わり野鳥たちの騒ぎも一段落したので、我々も昼食のため、瓢湖の西にある『白鳥屋 湖四季』へ行く。
 建物が料理店らしくないので一瞬ためらったが、案内を請うとお店の方が出てきて店内に案内される。
 メニューを見て、ご当地ならではの品を探すと、『うな重』が目に止まったのでそれを注文する。
 テーブルに用意されていたランチョンマットが、過去の瓢湖の絵が描かれていたので、それを帰りに頂戴する。
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 待つことしばし、出されたお重には二切れのうなぎが重なり、それに濃厚な色のタレが掛かっている。口に入れると、甘い重厚な味でそれなりに美味しい。問題はご飯、越後の米どころにしては少しばかり味が落ちる。
 食後、湖の西にある『天然記念物 水原のハクチョウ飛来地』の碑を撮って、元の観察舎へと戻る。 
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 改めて湖面を見ると、給餌のあの騒ぎは無くなり、カモたちも食後の一休みと云った感じだ。
 この頃になると雪が一段と強くなってきたので、『白鳥会館』で湖を見ながらコーヒー・ブレイクとする。
     *
瓢 湖
 昭和46年から白鳥を中心とした水きん公園の整備に着手し、英国のスリムブリッジを手本に瓢湖はそのまま保全、周りに水鳥が生息できる池などが新しく作られた。一般向けの観察所も設置されている。五頭連峰を背景にレンギョウ、サクラ、アヤメ、アジサイ、ハスなど四季折々の草花も楽しみ。
 ラムサール条約登録湿地。
     *
 午後からは、昨日に続きタクシーを利用して『福島潟』へ行くことする。
 今日は直接『雁晴れ舎』へ。外階段を利用して二階の観察室へ入る。昨日より多くのカモたちが見える。
 三階へ上がると、壁には最近の記録などが貼り出され、パンフレット類が用意され、プロミナーも数台設置されている。
 ここには二人の地元のバーダーがおられ、現状を詳しく説明して下さる。
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 先程までの雪も止み、時折日差しも出ると云う、相変わらずの変化の激しい天候。今朝はオジロワシも見られたと云う。
 さらに前方の島にタシギがいることを教えてくれたが、中々それを確認することができなかった。
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     *
 そうこうしているうちに前方の枯木にノスリが止まり、その後チュウヒが飛翔してカモたちを飛び立たせる。
 さらにケアシノスリも飛来して、しばしワシ・タカの出現に観察室が盛り上がる。
 そのうちに前方の島で、このワシ・タカが餌を巡って猛烈なバトルが始まる。
 残念ながらその餌が何かを見ることができないが、魚の死体でもあるのだろうか ?
 トビも加わり、その周囲にはハシブトガラスが成り行きを伺っている。最後には何とタヌキまで顔を出すと云うことで、我々を楽しませてくれた。
     *
 それが収まると、地元の方がカモの中にトモエガモ、葦の中にオオジュリンなどを見付けてくれる。
 観察室の右手にあるハンの木には数十羽のマヒワが飛来、慌ただしく餌を啄んでいる姿を見せてくれる。今朝はアトリの群れも見られたと云う。
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     *
 このような楽しい時間は忽ち過ぎてしまう。風混じりの雪が激しく降り出し、観察舎の終了時間の17時も迫ってきたので、予約したタクシーの来るのを待って、何かと教えて下さった二人のバーダーに感謝してここを後にする。
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 旅館に着いたが、昨日と同じく食事時間の関係で、温泉に浸かるのは夕食後とする。
 今日の夕食場所は二階の『末廣』、昨晩と同じ『春近し』のタイトルの会席料理。
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 先ず『食前酒』は、昨晩と同じノンアルコール梅酒と紅茶のカクテルで乾杯 !
 『前 菜』は、蟹味噌当富、ばい貝土佐煮、うるいのお浸し ゴールデンキャビアの三品。
 『造 里』は、海の玉手箱、海老他。
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 『煮 物』は、里芋饅頭 鼈甲あん。
 『預け鉢』は、ずわい蟹。
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 『酢の物』は、もずく酢ジュレ仕立て。 
 『揚げ物』は、海老糝薯揚げ。
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 『鍋 物』は、牛しゃぶ仕立て 柚子胡椒ポン酢。
 『食 事』は、新潟産コシヒカリ、味噌汁、香の物。 
 『デザート』 は、特製ムース。
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 夕食が終わる頃、妻が箸袋にあった『月岡小唄』 について仲居さんに伺うと、何と唄って下さることになり、皆さんも大喜びとなる。
 その歌詞の四番は冬の時期を唄っている。
 “ 夢の山なみ 吹雪に暮れて 暮れてうれしい 切炬燵 冬はしみじみ 小唄の里に 咲いた湯の花 恋の花 ほんに月岡 お湯の町 ” と……。
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     *
 食後、一休みして温泉へ。大浴場は昨日と入れ変って二階へ。
 ところが浴室へ入ってびっくり ! 何と昨日の浴室の半分ほどの広さしかないのだ。これで男女入れ替えの理由が分かった。
 それはさておき、雪の降る露天風呂にゆっくりと浸かって、長い一日の疲れを癒す。
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観察した野鳥 33種類
 カンムリカイツブリ カワウ   ダイサギ    アオサギ    オオハクチョウ コハクチョウ
 マガモ     カルガモ    コガモ     トモエガモ   オカヨシガモ  ヒドリガモ
 オナガガモ   ハシビロガモ  ホシハジロ   キンクロハジロ ミコアイサ   ト ビ
 ケアシノスリ  ノスリ     チュウヒ    オオバン    タシギ     ウミネコ
 カワセミ    シジュウカラ  オオジュリン  マヒワ     ヒヨドリ    ムクドリ
 スズメ     オナガ     ハシブトガラス
     *

 9.00. 旅館発(タクシー)→ 9.20. 瓢 湖 …探鳥…11.40. 湖四季(昼食)12.30. … 13.20. 白鳥会館 14.00.
 (タクシー)→ 14.30. 福島潟(雁晴れ舎)… 探鳥 … 17.00.(タクシー)→ 17.20. 旅館着
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越後紀行1

2016-03-04 22:29:10 | 旅行記
平成28年2月25日(木)
 『全国屈指の硫黄泉を持つ名旅館』とサブタイトルの付く『月岡温泉 白玉の湯 泉慶 3日間』というツアーに参加する。
 目的地に到着した後はフリータイムとのことで、久し振りの『福島潟』と『瓢湖』の探鳥を目的としての参加でした。
     *
 上野駅からの上越新幹線は、ちょうどお昼時でしたので、乗車後早速駅で購入したお弁当を戴くことにしました。
 小生は大増製の『鯵鯖よくばり寿司』、山陰地方で水揚げされた真鯵と、八戸で水揚げされた肉厚でしっかりと脂ののった真鯖を使用した、北と南の漁港からの贈り物を一度に楽しめる「よくばり」な寿司と説明がある。
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 これは両者とも美味しかったが、特に肉厚の鯖寿司は食べ応え充分でした。
 一方、妻が選んだのは『五目わっぱめし』、それなりの味を楽しんだようです。
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 冬晴れの関東地方から “トンネルを抜けると ” 雪が散らついており、山々は雲に覆われている。
 途中雲が切れたり、雪が降ったりしていましたが、新潟駅に着くと、全く雪の気配はありませんでした。
     *
 新潟駅からは、旅館の送迎車で月岡温泉へと向かいました。
 新潟市内を抜ける頃から次第に雪景色となりましたが、それでも積雪は少ないようです。田圃の所々にはハクチョウの姿が見られるようになりました。
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 バスは40分程で月岡温泉『白玉の湯 泉慶』に到着。午後3時を過ぎていましたが、部屋に荷物を置いて、直ぐにタクシーで『福島潟』へ向かいました。
 その途中の田圃には所々にハクチョウが見られ、またタゲリも多く見ることができました。
 実は『福島潟』は平成13年11月24、25日に鳥仲間と来ていましたが、周囲の様子が大分変わっているように感じました。
 先ず、水の駅『ビュー福島潟』(画像はパンフより)の受付で野鳥の情報を仕入れてから、建物の3階へ上がってみました。
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 3階から見た福島潟には野鳥の姿が少なく、ちょつと拍子抜けの感じがしましたが、午後3時過ぎと云う時間帯が悪かったようです。
 ハクチョウやオオヒシクイ等は餌取りに出払っており、夕方に帰って来るのを待つしかないようです。
 それではと、薄らと雪の残る道を『潟来亭』の前を通って岸辺へ向かいました。
 上空の雲が切れたり、雪が散らついたりと激しく天候が変り、風も冷たいので手袋をし、ダウンのフードを被ってのことでした。
 しかしながら、カモの姿も少なく、目立つのは湖の途中にある柳の木に止まるカワウの大群と、トビが目立つ程度でした。
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 夕刻が迫り、潟来亭の縁側で一休みしていると、前方の五頭山群が夕陽に映えて赤く染まり、手前の雪原もピンク色になってきました。
 ふと上空を見ると、数羽の野鳥が飛来しているので、双眼鏡で確かめると『オオヒシクイ』と分かりました。その後も2,3羽の飛ぶ姿が見られました
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 潟来亭の管理人の方が顔を出し、終了時間を告げたのを機に、帰りの予約をしたタクシーの待ち合せ場所へ戻る。
 と、その前方の田圃の雪の少ない場所にタゲリの群れが飛来する。これはまた何ともタイミングの良いことと、暫く振りのタゲリをじっくりと観察することができました。
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 タクシーでの帰りには、もう一つの観察場所である『雁晴れ舎』に寄ってもらう。
 前回来た際に観察した建物とは大いに異なり、3階建ての立派な観察舎ができている。念のため車を降り、近くの潟を見ると、多くのカモたちが見える。
 ここは明日の楽しみの場所として、初日の慌ただしい観察を終え、ホテルへと戻る。
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 夕食時間の18時30分までには温泉に入る時間がなく、手洗い等を済まして食事場所の『琥珀』へ。
 部屋毎にテーブルが決められており、椅子席とは有難い。
 支配人の歓迎の挨拶を聞きながら、『春近し』と題した総料理長 柳 裕幸氏の懐石料理を味わう。
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 先ず『食前酒』は、ノンアルコール梅酒と紅茶のカクテルで乾杯 ! 勿論、注文した生ビールでも……。
 『前 菜』は、烏賊塩辛、竹の子の胡麻和え、しめじの中華和えの三品。
 『蒸し物』は、あさりの茶碗蒸し。
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 『造 理』は、海の玉手箱 ・海老・まぐろ・鮑。
 『焼き物』は、大海老と野菜の朴葉焼き。
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 『煮 物』は、春の炊き合わせ ・竹の子土佐煮・ 菜の花色煮・よもぎ豆富含ませ
                ・ぜんまい東寺巻き含ませ・蕗旨煮。
 『揚げ物』は、山海の幸のフリッター。 
     *
 
     *
 『鍋 物』は、越後もちぶたサラダ鍋 ・きのこ・ 万能葱・サラダ菜・野菜いろいろ。
 『食 事』は、新潟県産コシヒカリ・味噌汁・香の物。
 『デザート』は、特製ムース。
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 生ビールの後、日本酒『朝日山』を飲み始めたが、半分程で良い気分となり、仲居さんの勧めもあって、明日夕食の持ち込みとする。
     *
 部屋に戻り一休みした後、大浴場へ行ってその広いことに驚く。大きな浴槽が3カ所あり、入浴の方が少ないので何とも寂しい感じだ。
 身体を洗って露天風呂へ入ると、雪が散らついており頭が冷たく身体がポカポカと良い気分になり、つい長湯になってしまう。
 かくして慌ただしい第一日が終わる。   
     *
観察した野鳥 17種類
 カンムリカイツブリ カワウ   ダイサギ    オオヒシクイ  オオハクチョウ マガモ
 カルガモ    コガモ     ヒドリガモ   オナガガモ   ト ビ     オオバン
 タゲリ     シジュウカラ  ムクドリ    スズメ     ハシブトガラス
     *
 11.58. 上野駅(とき321号)→ 14.02. 新潟駅 14.30.(旅館バス)→ 15.10. 白玉の湯・泉慶着 15.30.
 (タクシー)→ 15.45. 福島潟 17.00.(タクシー)→ 17.30. 泉慶着
     *  
月岡温泉「白玉の湯 泉慶」
 全国屈指の硫黄含有量を誇る、自家源泉「白玉の湯」。 
 硫黄泉は硫黄型(エメラルドグリーンタイプ)と硫化水素型(乳白色タイプ)に類別されます。
 「白玉の湯」はその湯色からも硫黄型であり、温泉分析表の数値上、同型では硫黄含有量国内随一の名湯です。
 硫黄泉、塩化物泉、硫酸塩泉、そして弱アルカリ性(ph値が7.5以上)といった泉質は、いずれも美肌効果が期待できる成分ばかり。
 すべすべにになったお肌を温泉成分が優しく包み込んでくれます。
     *
 [源泉の温度] 43.8℃(使用温度 39.0℃~42.0℃)、
 [湧出量] 234リットル/分(使用温度39.0℃~42.0℃)
 泉質 : 美肌効果が特に有効です。きりきず・やけど・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病・糖尿病
 一般的適応症 : 神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき
        ・慢性消化器病・疾病・冷え性・病後回復期・疲労回復・健康増進
     *
 絵画・陶磁器
 県内出身の画家による新潟の風景や、四季の花々を描いた作品から、漆芸家・渡邊博之氏の漆芸パネル、画家・涌井 欽也氏の絵画、 大徳寺・黄梅院住職、小林太玄氏の掛軸、彫刻家・高橋剛氏によるブロンズ像 等、数多くの美術品を展示しております。    【白玉の湯・泉慶 HPより】
     *
福島潟
 福島潟は県都新潟市の東方に位置する湖沼です。面積は262haあり、潟と名のつく湖の中では新潟県内で最大です
 五頭連峰を映す湖面と鳥や花や人が一体となって織りなす四季折々の新潟の原風景を今に残しています。
 この自然は「日本の自然百選」「にいがた景勝百選」「遊歩百選」などに選ばれています。
 福島潟はオオヒシクイやオニバスをはじめとして貴重な動植物が数多く生活しており、全国でも有数の自然豊かな場所です。
     *
福島潟は日本一のオオヒシクイの越冬地です
 オオヒシクイ(カモ科)は、国の天然記念物に指定されています。
 福島潟は日本一のオオヒシクイの越冬地であり、9月下旬から飛来しはじめ、5000羽以上のオオヒシクイが越冬し、翌年3月に故郷のカムチャツカへ2400Kmの旅をして帰ります。
 ガンの仲間の中で一番大きな鳥で、羽を広げると1m60cmほどになります。竿になったり、鉤になったりして飛ぶ姿は遠い昔から歌にも詠まれ日本人に親しまれてきました。
     *
 江戸時代の小林一茶の句に「今日からは日本の雁ぞ楽に寝よ」と詠まれているように、昔から外国より飛来することは分かっていましたが、どこからやってくるのかは不明でした。昭和63年につけられた標識により初めてロシアのカムチャツカより渡ってくることを確認し、オオヒシクイの保護のためにも繁殖地や渡りの経路を特定させる必要がでてきました。
     *
 「新潟県」にあるのになぜ「福島潟」なの ?
 福島潟の由来は、昔、お福さんという庄屋の娘がかなわぬ恋の末に潟に身を投げたことから、お福さんの潟と呼ぶようになり、そこから福島潟になったという説があるとのこと。  【福島潟HPより】
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