今日も天気は快晴。朝食は昨夜と同じ展望スカイレストランで。
北は高知市街、南は高知市を流れる鏡川の河口から太平洋が望める。
バイキングスタイルの内容は、地産地消にこだわったという、赤岡産のちりめんや県内農家で採れた野菜を含め約30品目のメニューが用意されて
いる。小生は和食を中心に選ぶ。
*



*
今日は、四万十川の遊覧船で沈下橋の見物と、入田ヤナギ村の『四万十川花絵巻 菜の花の巻』見物を予定している。
高知駅で特急を待っていると、車体に〈アンパンマン〉の絵が描かれた岡山行の列車が入ってくる。
そういえば漫画家やなせたかし氏は、ご当地高知県の出身、香美市には『アンパンマンミュージアム』と『詩とメルヘン絵本館』があるという。
*



*
高知駅のホームからは、駅前の風景が良く見える。高知の市電は各地で使用された車輛が使われているが、中には外国のものもあるという。

*
高知駅から特急で1時間40分ほどの中村駅へ行き,そこから屋形船『四万十の碧』
の迎えの車で四万十市三里にある乗船場へ向かう。
ここは市街地から上流12kmの地点になるという。
早春のうららかな日差しを浴びて、豊かに流れる青色の四万十川が我々を迎えてく
れる。
受付には過去に来られた多くの有名人の色紙が掲げられている。
*
四万十市 人口:35,933人 : 面積:632.42?
高知県西南部に位置し、豊富な山林資源と日本最後の清流四万十川、南東部は太平洋に面しており自然環境に恵まれている。
旧中村市は、今から約500年前、前関白一条教房公が応仁の乱を避けてこの地に下向し、京都を模したまちづくりを始めたことから、「土佐の小
京都」と呼ばれている。
*
四万十川
延長196km。四国一の長さを誇り、日本最後の清流として知られる。
四国山地の不入山(いらずやま)に源を発し、四万十市内を貫流して太平洋に注ぎ込んでいる。
上流にダムがないため水質が非常によく、四国随一の鮎漁場としても有名。
流域には欄干がなく、増水時には水に沈む沈下橋が支流を含め47本架かり、独特の景観を作り出している。 【四万十市資料より】
*
船着場へ降りると、屋形船が数艘舫っている。その下流に三里沈下橋が望見できる。
出発までの時間、船着場付近の風景を眺めていると、ウグイスの囀りがあちらこちらから聞こえてくる。
静かだ。他の音が何も聞こえてこないので、ウグイスの声が一段と大きく聞こえる。
沈下橋
四万十川の沈下橋とは、増水時に川に沈んでしまうように設計された欄干のない橋のこと。
緑の山々に青い四万十、そして沈下橋という風景は、もっとも四万十川らしい風景です。
河口からいちばん近い沈下橋は、佐田(今成)沈下橋で、橋を渡るときの気分は爽快とのことだ。
*



*
時期が悪いせいか,この時間のお客は我々2人のみの貸切り状態で出発する。
屋形船は鏡のような川面を滑るように下って行く。船頭さんの話では、これから芽吹きの季節が一番美しい時節だと言う。
*



*
最初の沈下橋『三里沈下橋』は、全長145.8m、
幅員3.3m。屋形船が沈下橋の下をくぐり抜ける。
増水に備えたということで如何にも頑丈な造りだ
船から見える景色の中に人家は見当たらず、まさ
に深山幽谷のような感じさえする。したがって、
人も車も通らない橋は、何となく間が抜けた感
じさえする。
*
四万十川はここで大きく右に曲がると、次の『佐
田沈下橋』が見えてくる。これが河口から遡って
初めての沈下橋になるという。
全長291.6m、幅員4.2mとかなり大規模な橋だ。
屋形船はこの橋の手前で川が浅瀬になるためUタ
ーンすることになる。
*


引き返した屋形船は、左岸に近寄って遡る。その
岸辺には咲き始めたツツジが目に入る。
船頭さんの説明では、イワツツジと言っていたが
どうやらこれは『エンコウツツジ』と言われてい
るようで、別名『キシツツジ』または『カワツツ
ジ』とも言われているようだ。
*
エンコウツツジ
四万十川流域では4月後半ごろになると川岸に薄紫のつつじの花がよく見られます。
四万十町越行(えっきょう)の松葉川橋の下では、河原いっぱいにつつじの花が咲きます。
キシツツジと呼ばれるこの花は旧窪川町ではエンコウツツジと呼ばれているようで、旧窪川町の花に指定されていました。
ちなみに旧十和村でもカワツツジの名で旧十和村の花として指定されていました。
その名の通り川の岸辺に群生するツツジで、古くから親しまれている日本の固有種。
渓谷沿いの洪水時には冠水する岩場に自生することが多く、激流にも耐えられるように根を岩の隙間にしっかりと伸ばし、水流に沿うように伸び
る枝と細長い葉を持っている。 【四万十市資料等による】
*
屋形船は約50分の遊覧を終えて、元の三里の船着場に戻りました。
ここで一息入れて、帰りは『四万十川花絵巻 菜の花の巻』を見物するために、タクシーを利用することにしました。
タクシーは、往路とは異なる方へ走り出したので,思わず何故か尋ねると,運転手さんは、
「この道の方が距離が短いが道幅が狭いので、利用する車が少ないのです」と言われる。
そして直ぐに、先程屋形船で下を潜った『三里沈下橋』を渡り始める。橋桁も何も無い道幅 3.3mの橋を渡るのはスリル満点だが、馴れないと気
持ちの良いものではない。
慌ててカメラを持ち出したが、時既に遅く、車が渡り終わってしまったのには惜しいことをした。
その代わりとして、運転士さんはカメラポイントで車を止めてくれる。
『三里沈下橋』で2個所、『佐田沈下橋』で1個所、流石に地元のことに詳しい。
*



*
この辺りで昼食の時間となり、四万十川で穫れる天然うなぎはどうかということになり、運転手さんの紹介する川魚料理店へ行くことになる。
車は菜の花会場を通り過ぎた、河口に近いその名も『四万十屋』に到着。
その2階から四万十川を眺めながら、少し甘めのタレのまったりとした味の天然物のうなぎをじっくりと味わう。
*



*
昼食後、再び先程の運転手さんの案内で、入田ヤナギ村の『四万十川花絵巻 菜の花の巻』会場へ。
四万十川沿いにある2kmに亘るカワヤナギの林の中に、1,000万本の菜の花が咲き競うというスケールの大きな花絵巻が展開している。
これはまたハイキングスタイルで見物しなければならない。
とにかく全部は回りきれないので、入口付近を歩くことにする。芽吹き始めたカワヤナギの柔らかい緑が、黄色の花に溶け込むような眼に優しい
景観にすっかり心が癒される。
地元の方々は車を利用して周遊しているようだ。
*



*


*
終日四万十川で過し、大自然に浸った満足の
一日だった。
中村駅からアンパンマン特急で高知へ戻り、
今日の宿『三翠園』へ。
*



*
三翠園は土佐藩主山内家下屋敷跡に建つ天然温泉旅館、昭和24年創業、四季の彩りを見せる日本庭園高知市内初湧出した天然温泉「湯殿 水哉
閣」がある。
三翠園の建つ鷹匠町の一帯は、藩政時代から藩主ゆかりの地。山内家に仕える武士たちが住んでいた町筆山に萌える若葉のみどり、鏡川の清ら
かなみどりの流れ、庭の松のみどり、三つの翠がここに調和して映える吉祥。 【三翠園のパンフより】
*
9階の部屋からは、県庁などのビル越しに高さ40mほどの山に建っている高知城が見える。
コンクリート城ではない本格派の旧城だという。
夜間はライトアップされていたので、それも画像に収めてみた。
*



*
天然温泉で汗を流し、食事処での夕食は名物『土佐皿鉢料理』を始め、土佐山海鍋、金目鯛ねぎ味噌焼き、地鶏の塩揚げなどの内容に満足。
土佐皿鉢料理は、佐賀の一本釣り鰹のたたき(高知県西部の土佐黒潮町産鰹に天日塩を振り焼いたもの)と鮪などニ品の刺身だった。
それに土佐の銘酒『酔鯨』で、すっかり良い気分になりました。
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北は高知市街、南は高知市を流れる鏡川の河口から太平洋が望める。
バイキングスタイルの内容は、地産地消にこだわったという、赤岡産のちりめんや県内農家で採れた野菜を含め約30品目のメニューが用意されて
いる。小生は和食を中心に選ぶ。
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今日は、四万十川の遊覧船で沈下橋の見物と、入田ヤナギ村の『四万十川花絵巻 菜の花の巻』見物を予定している。
高知駅で特急を待っていると、車体に〈アンパンマン〉の絵が描かれた岡山行の列車が入ってくる。
そういえば漫画家やなせたかし氏は、ご当地高知県の出身、香美市には『アンパンマンミュージアム』と『詩とメルヘン絵本館』があるという。
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高知駅のホームからは、駅前の風景が良く見える。高知の市電は各地で使用された車輛が使われているが、中には外国のものもあるという。


高知駅から特急で1時間40分ほどの中村駅へ行き,そこから屋形船『四万十の碧』
の迎えの車で四万十市三里にある乗船場へ向かう。
ここは市街地から上流12kmの地点になるという。
早春のうららかな日差しを浴びて、豊かに流れる青色の四万十川が我々を迎えてく
れる。
受付には過去に来られた多くの有名人の色紙が掲げられている。
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四万十市 人口:35,933人 : 面積:632.42?
高知県西南部に位置し、豊富な山林資源と日本最後の清流四万十川、南東部は太平洋に面しており自然環境に恵まれている。
旧中村市は、今から約500年前、前関白一条教房公が応仁の乱を避けてこの地に下向し、京都を模したまちづくりを始めたことから、「土佐の小
京都」と呼ばれている。
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四万十川
延長196km。四国一の長さを誇り、日本最後の清流として知られる。
四国山地の不入山(いらずやま)に源を発し、四万十市内を貫流して太平洋に注ぎ込んでいる。
上流にダムがないため水質が非常によく、四国随一の鮎漁場としても有名。
流域には欄干がなく、増水時には水に沈む沈下橋が支流を含め47本架かり、独特の景観を作り出している。 【四万十市資料より】
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船着場へ降りると、屋形船が数艘舫っている。その下流に三里沈下橋が望見できる。
出発までの時間、船着場付近の風景を眺めていると、ウグイスの囀りがあちらこちらから聞こえてくる。
静かだ。他の音が何も聞こえてこないので、ウグイスの声が一段と大きく聞こえる。
沈下橋
四万十川の沈下橋とは、増水時に川に沈んでしまうように設計された欄干のない橋のこと。
緑の山々に青い四万十、そして沈下橋という風景は、もっとも四万十川らしい風景です。
河口からいちばん近い沈下橋は、佐田(今成)沈下橋で、橋を渡るときの気分は爽快とのことだ。
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時期が悪いせいか,この時間のお客は我々2人のみの貸切り状態で出発する。
屋形船は鏡のような川面を滑るように下って行く。船頭さんの話では、これから芽吹きの季節が一番美しい時節だと言う。
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幅員3.3m。屋形船が沈下橋の下をくぐり抜ける。
増水に備えたということで如何にも頑丈な造りだ
船から見える景色の中に人家は見当たらず、まさ
に深山幽谷のような感じさえする。したがって、
人も車も通らない橋は、何となく間が抜けた感
じさえする。
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田沈下橋』が見えてくる。これが河口から遡って
初めての沈下橋になるという。
全長291.6m、幅員4.2mとかなり大規模な橋だ。
屋形船はこの橋の手前で川が浅瀬になるためUタ
ーンすることになる。
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岸辺には咲き始めたツツジが目に入る。
船頭さんの説明では、イワツツジと言っていたが
どうやらこれは『エンコウツツジ』と言われてい
るようで、別名『キシツツジ』または『カワツツ
ジ』とも言われているようだ。
*
エンコウツツジ
四万十川流域では4月後半ごろになると川岸に薄紫のつつじの花がよく見られます。
四万十町越行(えっきょう)の松葉川橋の下では、河原いっぱいにつつじの花が咲きます。
キシツツジと呼ばれるこの花は旧窪川町ではエンコウツツジと呼ばれているようで、旧窪川町の花に指定されていました。
ちなみに旧十和村でもカワツツジの名で旧十和村の花として指定されていました。
その名の通り川の岸辺に群生するツツジで、古くから親しまれている日本の固有種。
渓谷沿いの洪水時には冠水する岩場に自生することが多く、激流にも耐えられるように根を岩の隙間にしっかりと伸ばし、水流に沿うように伸び
る枝と細長い葉を持っている。 【四万十市資料等による】
*
屋形船は約50分の遊覧を終えて、元の三里の船着場に戻りました。
ここで一息入れて、帰りは『四万十川花絵巻 菜の花の巻』を見物するために、タクシーを利用することにしました。
タクシーは、往路とは異なる方へ走り出したので,思わず何故か尋ねると,運転手さんは、
「この道の方が距離が短いが道幅が狭いので、利用する車が少ないのです」と言われる。
そして直ぐに、先程屋形船で下を潜った『三里沈下橋』を渡り始める。橋桁も何も無い道幅 3.3mの橋を渡るのはスリル満点だが、馴れないと気
持ちの良いものではない。
慌ててカメラを持ち出したが、時既に遅く、車が渡り終わってしまったのには惜しいことをした。
その代わりとして、運転士さんはカメラポイントで車を止めてくれる。
『三里沈下橋』で2個所、『佐田沈下橋』で1個所、流石に地元のことに詳しい。
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この辺りで昼食の時間となり、四万十川で穫れる天然うなぎはどうかということになり、運転手さんの紹介する川魚料理店へ行くことになる。
車は菜の花会場を通り過ぎた、河口に近いその名も『四万十屋』に到着。
その2階から四万十川を眺めながら、少し甘めのタレのまったりとした味の天然物のうなぎをじっくりと味わう。
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昼食後、再び先程の運転手さんの案内で、入田ヤナギ村の『四万十川花絵巻 菜の花の巻』会場へ。
四万十川沿いにある2kmに亘るカワヤナギの林の中に、1,000万本の菜の花が咲き競うというスケールの大きな花絵巻が展開している。
これはまたハイキングスタイルで見物しなければならない。
とにかく全部は回りきれないので、入口付近を歩くことにする。芽吹き始めたカワヤナギの柔らかい緑が、黄色の花に溶け込むような眼に優しい
景観にすっかり心が癒される。
地元の方々は車を利用して周遊しているようだ。
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終日四万十川で過し、大自然に浸った満足の
一日だった。
中村駅からアンパンマン特急で高知へ戻り、
今日の宿『三翠園』へ。
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三翠園は土佐藩主山内家下屋敷跡に建つ天然温泉旅館、昭和24年創業、四季の彩りを見せる日本庭園高知市内初湧出した天然温泉「湯殿 水哉
閣」がある。
三翠園の建つ鷹匠町の一帯は、藩政時代から藩主ゆかりの地。山内家に仕える武士たちが住んでいた町筆山に萌える若葉のみどり、鏡川の清ら
かなみどりの流れ、庭の松のみどり、三つの翠がここに調和して映える吉祥。 【三翠園のパンフより】
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9階の部屋からは、県庁などのビル越しに高さ40mほどの山に建っている高知城が見える。
コンクリート城ではない本格派の旧城だという。
夜間はライトアップされていたので、それも画像に収めてみた。
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天然温泉で汗を流し、食事処での夕食は名物『土佐皿鉢料理』を始め、土佐山海鍋、金目鯛ねぎ味噌焼き、地鶏の塩揚げなどの内容に満足。
土佐皿鉢料理は、佐賀の一本釣り鰹のたたき(高知県西部の土佐黒潮町産鰹に天日塩を振り焼いたもの)と鮪などニ品の刺身だった。
それに土佐の銘酒『酔鯨』で、すっかり良い気分になりました。
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理由として、安心と安全なキャラクターの使用が好ましいことと、アンパンマンのアニメで「顔がぬれて力が」というシーンがかつての京急1500形電車や新1000形ステンレス車、相鉄8000系電車の事故を連想させて不吉・不適切なことと、京急沿線にはアンパンマンがきらいでセラムンやプリキュア、相鉄沿線にはアンパンマンがきらいでセラムンやアイカツ、からかい上手の高木さん、ポッピンQ、怪盗ジャンヌが好きな人が多いためです。