平成30年8月14日(火)曇時々雨
起床して洞爺湖を見ると雨が落ちている。どうも天候にはあまり恵まれなかったようだ。
ふと、岸辺を見るとカモの群れが泳いでいる。遠いので双眼鏡で確かめると「カワアイサ」が 15羽、全部♀のようだ。
洞爺湖
北海道南西部に位置し、「洞爺カルデラ」内にできた湖。
面積は日本で 9番目、カルデラ湖としては屈斜路湖、支笏湖に次いで日本で 3番目の大きさ。
東西約11km、南北約 9kmのほぼ円形の湖で、有珠山・昭和新山・洞爺湖温泉などがあり北海道有数の観光地域となってい
ます。
*
朝食は昨晩と同じく1階の『パレシオ』でバイキングスタイル。今朝も海鮮料理を中心とした和食でいただく。
雨は小降りになっているが、依然として降り続いている。
湖面側からの洞爺湖を見るために外へ出たが、その窓際の庭付近で「キセキレイ」と「ハクセキレイ」が飛び回っている
今日の観光は『昭和新山』から始まる。幸いに雨は止んでいました。
昭和新山
昭和18年に噴出。噴火の初めから終りまで記録が残る、まだ活動中の、20世紀で最も新しい火山の1つ。
1943年から1945年まで活発な火山活動を見せた。現在も噴気活動が見られる。温度低下と浸食などによって年々縮んでい
る。
標高 398m。国指定の特別天然記念物。火山そのものを個人が所有するということで世界的に稀な火山である。
*
現地に着くと、先ず『有珠山ロープウェイ』に乗り、頂上駅からの眺望を楽しむ。
有珠山







渡島半島の空碧く波静かな内浦湾と緑豊かな秀峰駒ケ岳の周囲に位置する森町。
漁業・農業が盛んな町であり、気候は盛夏でも30℃を越えることはまれで、厳冬でもマイナス15℃まで下がることは珍し
く、年平均気温7から8℃で、積雪も少なく、北海道でも温暖な地といえます。 【森町】
*
寿司 真岡では既に準備されているカウンター席で頂きました。北海道らしい海鮮が味わえ、特に森町噴火湾の鮮度抜群の
ホタテやエビは絶品で、小ぶりの握り寿司は、小生には丁度良かったです。
午後は、ツアー最後の観光地『大沼国定公園』へ向かいましたが、生憎の雨模様で目玉の『駒ケ岳』の姿を目にすること
ができず残念でした。しかも遊覧船に乗る頃から雨足が強くなり、窓に吹き付ける雨に大沼の景色も霞んでしまいました
それでも船着場の近くでは「カルガモ」が愛嬌を振り撒き、白鳥ボートに乗っている人の姿もありました。
広い大沼からJRの鉄橋を潜って小沼へ出ましたが、暗い空を写す湖面も黒ずみ、寂しい景色に船は間もなく元へ戻りま
した。
遊覧を終わり、バスへと戻る際には滝のような雨となり、しばし待合室で雨の弱くなるのを待っていました。
大沼国定公園
渡島半島の中央部、七飯町、鹿部町、森町の3町にまたがって広がる、面積およそ9,000haの自然公園です。
公園区域は、活火山である駒ヶ岳(1,131m)と、その山麓に点在する大沼、小沼、蓴菜(じゅんさい)沼の大沼三湖に代
表される湖沼群の地域で、山と水の変化に富んだ景観を一体的に含んでいます。
これらの沼は駒ヶ岳の火山活動によってできた堰止湖で、屈曲の多い湖岸線と多くの小島とによって、道内では珍しい日
本庭園的な景観を創りだしています。この島は、泥流によって押し出された岩塊や溶岩が集積してできたものです。
*
かくして「終わりよければ全て良し」とはならず、バスで20分ほどの『新函館北斗駅』に到着しました。
ここで3日間ガイドをしていただいたUさんと運転手さんに、お礼の拍手で別れました。
*
お盆休みの帰りの方もいて新幹線の『はやぶさ34号』は始発から満員でした。
長い海底トンネルを抜けて『新青森駅』に着くころには雨も上がり、青空も見えてきました。
ここで積み込んだお弁当で夕食となりました。小生は伯養軒青森支店製の陸奥湾名物帆立の入った『帆立釜めし』。
小振りながら旨味がギュッと詰まった帆立に、あんず、かにフレーク、いくらなどを加え彩り良く盛り付けした伯養軒特
製の帆立釜めしです。妻は同じく野辺地名物『とりめし』を選びました。
野辺地駅と云えば「とりめし」、「永年野辺地の駅で販売してきた美味しさをお楽しみ下さい」とありました。
*
盛岡付近の車窓からは『岩手山』も望め、次第に晴れてきた夕空を眺めながら東京へと戻りました。
*
9.20. 洞爺サンバレス発(バス)→ 9.30. 有珠山ロープウエイ … 展望台 … 1030. → 12.10. 森町・寿司 真岡(昼食)13.00.
→ 13.40. 大沼国定公園(遊覧船)15.00. → 15.20. 新函館北斗駅 16.17.(はやぶさ34号)→ 20.26. 上野駅着