


























平成30年4月22日(日)晴
かねてから観たいと思っていたクラゲの博物館『加茂水族館』へ、やっと行ってきました。
とは言っても、休日などは2時間待ちもあるとのことで、平日利用でしかも開館と同時に入場するために、前日に近くの『湯野浜温泉』に泊まることにしました。
またこの時期には櫻の100選にも選ばれている『鶴岡公園』や、同じ市内にある『大山公園』の櫻見物を兼ねてというスケジュールにしました。
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羽田から庄内への空路は、かって『飛島』への野鳥観察で度々利用したことがあるので、暫く振りのことでした。
フライトがお昼前後のこともあり、所謂『空弁』として簡単なむすびを選んで機中でいただきました。
左が寿徳庵製の『ひとくちおこわ』と、右が『穴森おこわいなり』です。
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空路の途中、東北南部の山々は未だ残雪が多く見られました。
庄内空港からはバスで『鶴岡駅』へと向かいました。
バスを降り『鶴岡市観光案内所』で『鶴岡公園』の桜の情報を伺うと、公園は葉桜状態とのこと。
今年はこちらでも3月から気温の高い日が続いて、桜の開花が一週間以上早くなり、既に大部分は葉桜になっているとのことでした。
それでも八重桜や枝垂桜が残っているとのことで、とにかく『鶴岡公園』へ行ってみることにしました。
この日も全国的に暑くなり、猛暑日になった所もあり、こちらでもシャツ一枚でも汗が流れる程でした。
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鶴岡市
鶴岡市は、山形県の日本海沿岸(庄内地方)南部にある人口約13万人の都市である。
2005年10月の市町村合併により県内人口が第2位となり、市の面積は東北地方で最も広く全国7位となった。
江戸時代には鶴岡藩(通称庄内藩)の城下町として盛えた庄内南部の街であり、郊外には庄内米やだだちゃ豆の農地が広がる。
出羽三山神社には東北地方で唯一、皇族(蜂子王子)の墓がある。
鶴岡公園
庄内藩主 酒井氏の居城だった鶴ヶ岡城の跡で、外濠・内濠を残すほか、樹齢数百年の老杉がいにしえの風格を伝える。
文化財の点在する園内には約730本余の桜が植えられており、桜の名所としても親しまれている。
堀の水面に桜が影を映し水鳥の遊ぶ姿も見られる。照明に浮かぶ夜桜はとくにすばらしい。
日本さくら名所100選の一つ。 【Wikipedia】
バスを降り公園の入口で、内堀の角にある若いしだれ桜が目につきました。
その内堀沿いの道を行くと、『大宝館』の白い建物がありました。
大宝館
鶴岡公園正面口から、大鳥居をぬけて参道を歩いていくと、樹齢数百年をこえる老松・老杉に囲まれた荘内神社がみえてきます。
参道わきの土留石や、神社の柵の土台など、ところどころにみかける白っぽい石は、鶴岡公園がお城だった頃の石垣の石。
酒井家初代 忠次、二代 家次、三代 忠勝、九代 忠徳を祀った由緒ある神社で、鶴ヶ岡城本丸跡に明治10年(1877年)に建てられました。
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本殿に向かうと、結婚式を挙げたカップルが本殿をバックに記念写真を撮っていました。
「おめでとうございます」と声を掛けると、
「有り難うございます」とご両人の微笑みながらの挨拶が返ってきました。
本殿に拝礼の後、鳥居脇にある『薔薇桜』をカメラに収め、右手にある池の東屋で一休み。
池には桜の花びらが多く浮いて降り、その花びらを掻き分けるようにしてマガモとカルガモが遊泳中でした。
葉桜になっても花見の方が多く見られ、食べ物の露店が軒を並べていました。
事前のポスターでは、今日が『桜まつり』の予定日でしたが、既にこの15日に終わっていました。
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その後は内堀沿いの道を左に回ることにして歩き出すと、木陰でシートを敷いて飲食中の方々も散見されました。
流れる汗に水分を補給しながらの散策で、外堀近くまで来ました。
外濠には花筏ができており、対岸の『致道博物館』の建物が見えています。
湯野浜温泉
開湯1000年、海岸沿いにホテル・旅館が建ち並ぶ湯野浜温泉は、その名の通り海辺の温泉郷として古くから栄えてきました。
起源は天喜年間(1053~58)に、亀が海辺で湧き出す湯の中で傷を癒していたという伝説に由来しています。
広大な砂浜と日本海に沈む夕日は絶景。お宿によっては、入浴しながら望む日本海の夕日を楽しめる。
県内有数のリゾート地で、マリンスポーツが楽しめる温泉地です。
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バスは、明日見物する『加茂水族館』を経由しましたが、何箇所かの駐車場は何れも満杯で、場内は相当混雑していることが伺えました。
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バスの終点『湯野浜温泉』から少し戻る形で、今日の宿『一久』に着きました。
玄関を入ると、大きなガラス越しに日本海の広がりが目に飛び込んで来ました。
海浜のお宿 一久
湯野浜で、日本海に面して建つ大ホテルや旅館群の中の小さな宿が「海辺のお宿一久」です。昭和18年に創業し、皆様に愛されてまいりました。
今日泊まる部屋は、ダイニング付特別室10畳+6畳で、大きく広い窓から、日本海を満喫していただけるお部屋です。