平成30年5月20日(日)雨 11℃
今日のフライトは午後なので、午前中は市内を観光することになっています。
とはいってもこの雨では出入りが問題、結局小生はバスの中で過ごすことに決めました。
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9時30分、ホテルを後にしましたが、相変わらずの雨では窓外の景色も霞んでいます。
今日はまずロシア市内の展望ができる『雀が丘』へ行きました。
やはり霞んでいるため展望はあまりよくありませんが、それでも観光バスが次々にやってきます。
小生はバスの中からカメラに収めましたが、全体が薄い膜を張ったようで、判然としない景色になっています。
ここで平成17年8月に『北極ツアー』の際、ここへ来たことを思い出していました。その時は快晴で素晴らしい展望が見
られました。
多くの観光客が来ており、それを目当てのお土産屋が軒を並べていました。
帰国後その時の写真を探し出しましたので、載せておきます。
下図左の雀が丘からの展望で、真ん中にある白い屋根の建物は、この6月から始まる『WORLD CUP RUSSIA
2018』の主競技場である『ルジニキ競技場』です。
また、この展望台の反対側には、スターリン建築の一つ『モスクワ大学』が見えていましたので、これも参考までに …
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次にバスは『ダニロフスキー市場』へ行きました。
ダニロフスキー市場は、モスクワ市内でも大きな部類に入る市場。屋内市場としては最大級とのことです。
2000年代後半からすでに高級路線に転じていたが、近年さらなる進化を遂げている。
ドーム形の屋内市場に足を踏み入れると、中央部の売り場群には色とりどりの野菜や果物が美しく並ぶ。
中央の売り場を取り囲むように世界各国の料理を出す屋台やカフェもある。
数年前までの市場といえば、暗く雑然とし、物騒な所も多かった。それを知る者からすれば、ダニロフスキー市場の変貌
は革命的ですらある。モスクワの外食界がかなり多国籍化してきたことをも象徴している。
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そしてツアー最後の観光は『コローメンスコエ』。
相変わらず降り続ける雨の中でも観光客が多く、色とりどりの傘の列が続いていました。
コローメンスコエ Коломенское、Kolomenskoye
15〜17世紀、モスクワ大公や皇帝が宮殿を構えた場所で、現在は広大な公園博物館。
モスクワ川右岸に位置し、イタリアの建築家の手による白亜のヴォズネセーニエ教会(1532年)、カザン生母教会
(1650年)ピョートル大帝の小屋(1702年)などが点在する。
1925年にコローメンスコエには野外文化財博物館が設置され、歴史的建築物が保護された。
1994年コローメンスコエの主の昇天教会(ヴォズネセーニエ教会)は、ユネスコの世界遺産に登録された。
ヴォズネセーニエ教会
1532年にヴァシリー3世が後のイワン雷帝の誕生を祝して建設した教会で、コローメンスコエで現存する建築の中で最も
古く、ロシア正教会の聖堂の最初期の例の一つとなっている。
玉ねぎの形をした屋根(クーポラ)を特徴的とするロシア正教会の聖堂建築だが、この教会は八角形の屋根(八角尖塔)
となっている。
カザン聖母教会
白い外観に、青い玉葱型のドーム、その上にある金色の十字架が映えて素敵な教会です。
ツァーリのアレクセイ・ミハイロヴィチの家族の礼拝堂とあり、内部は小さく、写真撮影は不可でした。
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これで観光の全てが終わり、昼食のためレストラン『ボリソフスキー』へと向かいました。
ここでのメニューは「シチー」、「チキンフィレ」。
シチーまたはシーは、代表的なロシア料理で、キャベツをベースとした野菜スープ。ロシア料理にはなくてはならない味
であり、「実の父よりもシチーは飽きることがない」、「善人はシチーから逃げない」などロシアの諺にも使われている
とのことです。
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デザートは「ケーキ」他でした。
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相変わらず降り続く雨の中『ドモジェドボ空港』に着きました。
搭乗手続を済ましてセキュリティチェックの前で、モスクワでのガイドをして頂いたRさんとお別れしました。大きな身
体でしたが、結構敏捷に動き回り、我々の面倒をよく見てくれました。感謝 !
早めに空港に着いたので若干余裕があり、ラウンジでゆっくりと過ごすことになりました。
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5時過ぎに離陸して、ベルトのサインが消えると、夕食の時間となりました。
帰りも『和食』を注文、始めに「豚肉とキャベツの辛味噌和え」「鯛けんちん」「筍とアスパラガス、木の芽味噌」
「鶏甲州煮」「五目玉子、博多チーズ焼き、鰊甘露煮、海老艶煮、鴨ロース、彩湯葉巻き」の重箱と「台の物」として
「牛時雨煮、鰆西京焼き」が出されました。
で日本のビールを飲みながら、ゆっくりと料理を味わいました。久し振りの本格的な日本料理に大満足。
「炊きたてのご飯」は、新潟県南魚沼郡産の「コシヒカリ」、味噌汁と香の物が懐かしい味。
最後に『甘味』として「オレンジとヨーグルトのケーキ」、それに「緑茶」が最後を締めてくれました。
上記右の画像は、この時のフライトの位置を表す画面でした。
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お腹が一杯になると、日頃の睡眠不足のためか眠気を催し、寝ることにしました。
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6.30. 朝食(ビュッフェスタイル) … 9.30. ホテル發(バス)→ 9.50. 雀が丘 10.00. → 10.15. ダニロフスキー市場
10.35. → 10.50. コロメンスコエ 11.25. → 11.40. レストラン・ボリソフスキー(昼食)12.40. → 13.30. ドモジェドボ空港 …
14.40. ラウンジ 16.30. … 17.15. J A L 0422便 →