居場所がないのはつらいもの

2014年02月25日 | 日記
これが衰退の原因?朝のマックが爺さんだらけちょっと気になるブログ記事がありました。
高齢男性が小汚いかっこうで、100円のコーヒーのみ注文し、
何時間も居座っているので、他のお客さんが敬遠してしまう。
マクドナルドの業績が悪化するのは当然だ。
という内容なのですが…
言葉の汚さや、高齢者への配慮に欠いた物言いには
不愉快さを感じるのですが
書かれている内容については、実は私も思い当たるところがあり
気にかかっていたことでもあるのです。
私は以前、とあるSC(ショッピングセンター)内にあるマクドナルドで
働いていたことがあります。
そこでも高齢の方がよくお見えになっていました。
ほぼ毎日いらっしゃる方もいて、注文するのはやはり100円のコーヒーと、
100円のハンバーガーなどで、
わりと長い時間を店内で過ごされていました。
マクドナルドの商品はよく知らない人が
店頭で言われるままに購入するとけっこうな値段になるのですが、
100円の商品もいくつかあるのです。
ケータイクーポンを使えない高齢の方などは、
よく100円の商品を購入されていました。
ふつうのレストランと違い、長居をしても咎められることはありません。
フードコーナーよりは多少居心地がよいのではないかと思います。
そのSCでは、イートインコーナーでもよく高齢者の方が長時間
座っていて、クレームがけっこう来てました。
お客さんからのクレームは掲示されていて、誰でも読めるのですが
私はこのやり方が好きではなかったです…
それはさておき
ファーストフード店やショッピングセンターが高齢の方々にとって
長く過ごせる場となっていることについては、ある程度評価すべき
ことと思います。クレームが多いからといって、
もしもお店から締め出してしまうと、行くところがなくなってしまうのですから。
家がないという意味の「ホームレス」の方はいないかもしれませんが
安心していられる場所、心の居場所とでもいうべきものがない人が多いのではないかと思います。公立図書館や某有名珈琲店も、常におひとりさま高齢男性でにぎわっています。
高齢女性はまったくと言っていいほど見かけません。いたとしても二人連れで楽しそうにしており、面白くもなさそうに新聞を眺めている男性とは違います。
団塊世代周辺の男性は壮年の頃が高度経済成長期で、娯楽が次々提供されていた時代だったせいか、自ら何かをするということが
非常に少ないように思います。
給与が減り、年金も減るなかで、安く過ごせる居場所を求めて彷徨うのはだんだんつらくミジメになってくると思います。
人生100年の時代です。高齢男性の活躍の場はまだまだあります。今いる会社や、家庭ではどうか知りませんが、60代~70代の労働力を必要とするところはいっぱいあります!
ぜひ自ら行動を起こして力を発揮してもらいたいです。
高齢社会を問題扱いしている世の中ですが、高齢者を嫌悪するのは、仏法の教えでは若者のおごりです。
他人事ではなく、我がこととして考えなければならないことです
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