源泉徴収だの年末調整だのはいったい誰の仕事なんだ?

2014年12月19日 | 日記

年末調整の季節ですねぇ。

ナチスが源泉徴収なんてもんを考案したおかげで、多くの会社が忙しい思いをしているんでしょうね。給与計算を委託されている社労士も忙しいことでしょうね。

他人事みたいに言っているのは、他人事だからです。給与計算はちょっとだけしたことがありますが、途中で頓挫したので、年末調整までたどりつきませんでした…

細かい計算が苦手なうえに、9時5時ぴったしなんて仕事はありませんから、確認が大変で、翌月になってやれ残業代が支払われていなかっただの、本人都合の欠勤と思いきや事業主命令の休業だっただの、やれ採用時の約束と時給が違うだの、社長からは、面接のときにできると言ってたことが何一つできないから給与を下げたいだの、そんなことのオンパレードでした…

それはさておき。

会社は国に代わって従業員から税金を徴収し、納税して、年末には調整までして、国からいくらか手間賃みたいなもんでももらってるんでしょうか?給与計算の代行を「ついでにやっとくぜ」と、タダで請け負ってる人はいないと思いますが、そもそもなんで会社がこんなことをしなきゃいけないんでしょうかね。

チラッと聞いた話では、戦後しばらくの間は税務署は会社にお金を払ってたらしいよ。いったいいつからタダでやるようになったんだ?

私も長年、人様に雇われて給与をもらい、勝手に税金を引かれて、年末に調整分が戻ってくると「わ~こんなに戻ってきた~」と喜んでいるくちでしたから、えらそうなことは言えないのですが、あえて上から目線で偉そうに言わせてもらいます!ふんふん。

税金を巡って国税局と熱きバトルを繰り広げている人を、世間は脱税ヤローとか、愛国心のかけらもない非道なヤローめとか、がめついヤツめとか、さんざん言っていると思います。もちろん「脱税」や「脱税まがいの節税」はいけませんよ。けどですね、所得税にしろ、住民税にしろ、消費税にしろ、お上が払えっていったからって、払うことに決まったからって、どんな税率だろうが、どんな区分だろうが、黙って払うのが愛国心の証ではないと思いますよ。ましてや、勝手に徴収されて、ラクでええわ~というのが愛国心と思ったら大間違いですよ!

税金といえば、仰々しく憲法を持ち出して、「国民は納税の義務を負う!」と書いてあるから源泉徴収されても文句言うな!勝手に徴収しないと、申告しないだろ!!とか言っちゃって。ただでさえ短い条文を、「法律の定めるところ」を飛ばしてわざと短くして、かんじわるーい!税務署員が手引書みたいなやつを振りかざして国民に納税を迫るのはいかがなもんですかな、あ~ん?

会社に対しては法人税も所得税もそっちのけで消費税を取り立ててみたり。消費税を払わないのは人間失格ですか?私は消費税の納税義務がないのに、お客様から消費税をいただいています。これってネコババかしら?お得なのかしら?

税理士ではないので、細かい話はわかりませんが、大筋でもいまひとつわからないのが税金です。とりあえず、反対しとくのがいいということだけは明瞭です。

源泉徴収制度は従業員は1年間その会社に勤務するというのが前提になってますが、今どきこれはないんじゃないか?会社は大変な仕事を押し付けられてるよ。確定申告1本でいけばいいんだよ。だって、マイナンバーですべてオッケー、バラ色の社会になるんだろ?

それにしても、調整金をありがたいと思わせるなんて、敵ながら(誰が?)あっぱれよのぉ。かつて麻生副総理が、ナチスを見習って静かに粛々と憲法を変えればいいんだ、大騒ぎしちゃいかん…とか言って非難されましたが、ナチスはひとでなしかもしれないが、そのやり口には定評があるようだ。

 

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マイナンバーという愛称ほどにはカワイくないその中身

2014年12月18日 | 日記

マイナンバーって、なんかマイカーとかマイホームとか、マイフェイバリットソングとかマイメロディとかの仲間みたいで、ひょっとしていいもん、カワイイもんじゃないか?って思われそうですが、この法律の正式名称「行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用に関する法律」からわかるように、全然カワイくない。ゲッ!ってかんじです。

1年後に導入されるってんで、先日社労士向けにマイナンバー制度の研修会がありました。講師の方は、東京と違って田舎は情報が届いてないので、のんびりしている、東京じゃ連日マイナンバー法に関するセミナーが大はやりとおっしゃってました。。君たち、この一大事の意味わかってる~~?ってかんじでもどかしそうでした。全然わかってない私は「あーーー、30分延長か…」とため息をつき、時間がない、最後まで説明しきれない、と焦る先生を尻目に「子どもを急き立てている母親みたいだなぁ」とニヤニヤしてました。ほんっと、わかってないですから。

グローバリゼーションやTPP同様に、好きか嫌いか、是か非か、否か応かもなく、始まるってんだからそれに向けて準備しなきゃいけないわけです。先生の言うことはもっともです。日本中や世界を股にかけて活躍している人や、顧客をいっぱい抱えている人はともかく、そういうことには縁遠い私はどうも切迫感が持てません。導入している国ではなりすまし被害が大きい問題になっているというのだから、当然顧客のナンバーの取り扱いは今後そうとう厳重にならざるを得ませんが、自分も番号を付与される一人として思います。これって、言うほど必要なもんか?国民全員の所得を把握して、公正な社会保障給付を成し遂げるって…マジか?寝言や戯言だったらどうすんの!

このナンバーちゃんで、クロヨンがクククになるのか!!??障害年金の受給権がありながら受給していない人が激減するのか?生活保護も同様。

巨額の資金を投じてやる意義があるのか?その理由は?社会保障と税の…わかったって!マイナンバーですべてオッケ~、トレビア~ンじゃないのはいろんなところで指摘されてるでしょ!(大手メディア以外…)

研修講師の方は、外国法人でマイナンバーのことを話すと、「日本はまだ導入していなかったのか!」と、どよめきが起こったと言いますが、そのどよめきの中身をもっと知りたかったです。

韓国は、北朝鮮のスパイを識別するために、早くに導入せざるを得なかった…って、やっぱり、そういうことのために必要なんじゃないか!!ドヤ顔で、だから日本も早く導入…って、社会保障だの税の公平だのはどこ行ったんだ?いったい何をあぶりだすために必要なんだ?

そりゃ北欧のように、個人の所得が公開されていて、全国民に手厚い福祉を保障する、よって脱税だの不正受給だのは許さない、そして国民はそれを支持するっていうんならそれはそれでいいよ。でも消費税もそうだけど、北欧では社会保障費のために高い消費税を導入しており~とか言いながら、だから日本も社会保障はガッツリやるぜ!とは全然言ってないじゃないか。マイナンバーで、絶対給付洩れは許さない、泣きを見る国民をゼロにするって言ってないじゃないか。

やっぱり日本が一番、というのが巷では流行っているが、外国への憧れが募ってきた…

 

 

 

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テレワークって電話をかける仕事…じゃないんです!!

2014年12月17日 | 日記

テレワークをご存じでしょうか?最近、柔軟な働き方ということで注目されていますが、言葉自体は20年以上前からあったそうです。テレワーク導入シニアコンサルタント(こんな仕事があるんですね!)の田澤由利さんによれば、けっこう誤解されているみたいです。数年前、講演会に来た女性に「テレワークって、電話をかける仕事だと思っていました」と言われ、ショックを受け、それ以降講演会の最初に必ず正しい定義を話すようになったということです。

テレワークとは、会社やお店、現場などから離れた場所で働くことを意味しますので、必ずしも自宅でなくても、本来仕事をする場所から離れたカフェや新幹線、飛行機のなかなどでもいいのです。そして、離れて仕事をする以上、何らかの道具が必要になるのですが、その道具はパソコンやタブレット、スマホなどのITC(情報通信技術)となり、ITCを活用した場所や時間にとらわれない柔軟な働き方がいまどきのテレワークってことですね。

私がテレワークという言葉を知ったのは、わりと最近ですが、最初はやはり電話関係と思ってしまいました。あんたの職業いったい何ですか!!??と突っ込まれそうですが、テレときたら電話じゃないですか!

田澤さんは次のように説明しています。

テレワークのテレは、テレフォン、テレパシーのテレと同様に、「離れた」という意味の接頭語で、ワークと組み合わせて作られた日本での造語だそうです。仕事の形態としては、もちろん欧米にもあるようですが。

通勤とか、事業所での作業や、事業所経由で情報を得るってのは、ほんと効率悪いので今後こういう形態の仕事が増えるのは歓迎です。大雪が降ってるのにエネルギーを使って通勤して、たいした仕事もなく…ってのは、苦行です。

ところで、私はやはりこのテレワークというネーミングは誤解を招きやすく、よくないと思います。テレワーク?私電話かける仕事あんまし好きじゃないし~~とか、私に関係ないし~~と思っている人は多いはず!!アウトワークとか、リモートワークとか、なんかいい言葉ないでしょうか。

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在宅の行く末は孤独死か…

2014年12月16日 | 日記

名古屋に住む80代の夫婦が死亡、足が悪く寝たきりの妻を夫が介護しており…というニュースを見て、夫が暗い声でつぶやきました。

在宅やとこうなってしまうんか…

私はそんなことないよ、みんながみんなこうなるわけじゃあないよ、と言いたかったです。在宅での老老介護=孤独死ではないはずですから。でも反論できなかったです。

先々週北陸地方に大雪が降りました。朝起きたら硬くなった雪の上にさらに重い雪が積もり、駐車場から車をだして、他の車の轍に乗せるのに恐ろしく時間がかかりました。私たちの住む町内に除雪車がやってきたのは、午後も遅い時間でした。

介護や医療は在宅がすごい勢いで進んでいますが、訪問介護や看護はそもそも効率が悪いものです。住み慣れた地域で自分らしく生きるという美名のもと、利用者負担の大きい在宅介護・医療が主流になれば、こんな大雪の時は、ヘルパーやナースがいないと生命が維持できない人たちはどうなるのでしょうか。

冷蔵庫の中が空っぽで、ヘルパーが買物に行ってくれないと食べるものがないというとき、大雪でヘルパーが来れなかったら…経管栄養や酸素吸入をしている人、インシュリン注射をしてもらわないといけない人、透析が必要な人、在宅において、誰かの手を借りないと生きていけない人は、死んでしまうじゃないですか。

デイサービスの車が動かない、雪で進行不可ってこともありますよ。地域によってはとんでもない山のてっぺんに住んでる人がいて、ヘルパーやナースが通ったり、デイサービスが送迎したりするわけですが、こういうところを優先して除雪しないといけません。

住み慣れた地域で馴染みの関係を保持しながら介護を受けるのはけっこうなことですが、緊急時(地震や津波だけじゃないですよ)にどうするのか、それぞれの事業所が考えればいいってもんじゃないですよ。

それにですね、在宅介護・医療では枕詞のように言われる、「住み慣れた地域、馴染みの関係」ですが、そんなものと無縁の人が多いと思います。向う三軒両隣でさえあやしい人がいると思いますよ。というか、圧倒的大多数かも…

女性の社会進出なんていってる場合じゃないです。男性の家事進出、地域社会進出のほうが喫緊の課題です。女性も最近は就労で地域に無頓着だったり、親子そろって孤独だったりしますが、それでもまだ男性よりはマシなはず…

今の在宅ビューティフォー!トレビアン!は危険です。別に施設を礼賛しているわけじゃあないんです。ただ、物事にはよい面も悪い面もあるのに、悪い面は言わないようにして、よい面ばかりを強調しているのは胡散臭すぎます。

孤独死ですが、自宅で一人で、あるいは夫婦二人っきりで死んだから「孤独死」ではないですよね。家族と同居している人の「孤独死」老人ホームやグループホームでの「孤独死」はニュースにならないだけで多いと思います。施設だと、職員が忙しくて死後かなり時間が経ってから発見することはあるだろうけど、さすがに数日後ってのはないから…

自宅で1人で亡くなって、数日後アカの他人に発見されたからって、それを「孤独死」と決めつけるのもなんかなぁとも思います。

「孤独死」したなどと言われたくない人は、面倒くさくても人付き合いをしましょうね。

 

 

 

 

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お金を使わないでマイ好景気を実感

2014年12月15日 | 日記

その昔、リーマンショックなるものが世界中を襲ったときに初めて投資信託を購入しました。日経平均がなんなのか、TOPIXがなんなのかわからないところからのスタートでした。少しぐらいは金融だの経済だのを勉強したほうがいいだろうということで、どうせなら試験を受けたほうが身に付くだろうと思い、ファイナンシャルプランナー3級から始め、なんかよく知らないがAFPとかいうものまで取得しました。そこで私のファイナンス関係は終了しました。上級資格にCFPとかいうものがあるらしいのですが、AFP取得直後に2分野受けて撃沈でした…

そんな私ですが、名刺にはファイナンシャルプランナーとか書いちゃってます…略してFPと言われているようで、FPの肩書を持つ人は相当多いです。

FPというと、なんか株式投資や不動産投資のコンサルタントっぽいかんじがしますが、みんなそれぞれに得意分野があり、考え方も様々です。

私は不動産や税金、相続、金融資産運用などほとんどの分野が不得意で、ライフプランもあやしいのですが、世の中にはほんとにいろんな専門家がいるもので、節約アドバイザーなる人もいるんですね。

雑誌や新聞でよくみかけるのが、節約アドバイザーでFPの丸山晴美さんです。丸山さんは、22歳の時に、住宅ショールームで見た住宅への憧れから節約を開始し、26歳で600万円以上貯めてマンションを購入しました。マネー誌でその節約術が話題となり、2001年よりフリーの節約アドバイザーとして独立した、そうです。(ウィキペディアより)

どんなドケチな節約してるんやろ…と思いますが、実はそうでもないんですね。

丸山さんの提案する節約は実は、我が家では夫婦そろって収入が激減して以来、フツーにやってることばっかりでした。

例えば、ショッピングモールをレジャー代わりにしない。

低所得の人にとって、日本全国どこへ行ってもあるあの巨大なモールで過ごすのはレジャーの定番ですよね。我が家も以前はそうでした。夫はショッピングモールをぶらぶらして、中にあるレストランやカフェに入るのが好きな人でした。すごく高いわけではないけれども、しょっちゅう行っていればそう多くない収入はすぐになくなります。私は、お金を出すのが夫なので黙って従っていました。

ショッピングモールに限らず、郊外にはかなり安価な飲食店が多いですが、頻回に行けば家計に響きます。だって、そもそもそういうお店にしか行けない収入ですから。

夫は定年退職で再雇用となり、給与は大きくダウン。次いで私が開業し、少ない収入がさらに少なくなりました。夫と違い私は時間にもすごーく余裕ができました。

その結果、なんでも自分で作るようになり、出かけるときは必ずお弁当持参になりました。出かける場所も変わりました。元々が安い飲食店でC級品を食べる生活でしたから、自分で調達することにより、食の質は低収入によりむしろよくなりました。ショッピングセンターは、天気の悪い日や冬場などに持参したお弁当を食べる場所として重宝しています。すき家で味噌汁だけ購入とか、はなまるうどんでかけうどん小を購入し味噌汁がわりにみんなで食べるとかいうのも楽しいです。負け惜しみと言われてもいいんです!!5歳の娘は「おうちビンボーやし買えない」とわかっているので、物をねだることもそうそうありません。かわいそう…と思われたっていいんです!!

そこで思うのですが、景気回復とかいいますが(事実かどうかは別として)ちょっとお給料が上がって、イオンに行く回数が増えたり、郊外の激安飲食店で家族で外食するのを好景気として、よかったね~とかいうんでしょうか。貧乏人から搾取しといて景気がいいもへちまもないと思うのですが…

FPのことを書こうと思ってたのに、我が家の貧乏物語になってしまった…

節約アドバイザーの丸山さんは貧乏ではないので、普段は子どもたちとお金のかからない公園や児童館へ行き、浮いたお金を海外旅行に回しているそうです。

低収入(どの程度かにももちろんよりますが…)だから必ずしも生活が苦しいというわけでもなく、いつのまにかお金を使わされているから苦しい、というかんじがします。

お金は一旦使わなくなると、「こんなにも使わないでいられるんだ!!」というくらい使わなくなるものです。その気になれば日本にはタダ、あるいはかなり低額で楽しめるもの・場所がけっこうあるんですよ。

いっぺん、ためしてみてください。

 

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