珍鳥「ソウシチョウ」が、撮れたよ。(松江城山で)
可愛い「ソウシチョウ」が、撮れたよ。(松江城山で)
「ソウシチョウ」
ソウシチョウ(相思鳥)は、鳥綱スズメ目ソウシチョウ科に分類される鳥類。
外来生物法で特定外来生物に指定されており、「日本の侵略的外来種ワースト100」
の選定種の1種。
分 布
インド北部、中国南部、ベトナム北部、ミャンマー北部に自然分布。
日本、ハワイ等に移入。 日本国内では「かご抜け鳥」とも呼ばれる。
外来種で、留鳥として住み着いている。 現在、関東、東海、近畿、中国、四国、九州の
各地で繁殖が確認されており、関東では筑波山、近畿では六甲山系、
九州では九重山系によく見られる。
なお日本以外ではハワイ諸島で観賞目的で放鳥されたことがある。
生 態
名の由来・・・つがいのオスとメスを分けてしまうとお互いに
鳴き交わしをするため「相思鳥」の名がついたと言われる。
人間との関係
元来日本列島には棲息していなかった鳥であるが、江戸時代から飼い鳥として
しばしば輸入されていたようである。
野生化は1931年に六甲山(兵庫県神戸市)で初めて確認されたが、これは神戸在住の華僑が
祝典の際に放鳥した個体が定着したものと考えられている。
この一群は六甲山に定着できなかったらしく、1945年以降に姿を消した。
なおハワイ諸島においても、ホノルルの中華街で大火事が起きたときに
華僑が飼っていた個体が逃げ出し定着したのが始まりとされている。
本格的に日本に入ってきたのは1980年以降であり、日中国交正常化にともない、
本種の中国大陸からの輸入が激増したことが原因として挙げられる。
また本種は雑食性でもあり、扱いやすいことも輸入増加の原因になったと思われる。
さらに本種の価格は非常に安価だったため、外来生物法が施行されるまでは、
どこのペットショップに出向いても本種の姿が確認できた。
そうして在庫を抱えたものの、販路や多額に及ぶエサ代に困って遺棄(放鳥)に
及んだ悪質なペット販売業者があったようである。
飼 育
本種はガビチョウとともに中国では非常にポピュラーな飼い鳥であり、
姿が美しく鳴き声もよいため古くから飼われてきた。
エサも和鳥では一般的なすり餌はむろんのこと、カナリアやブンチョウでおなじみのまき餌や、
メジロによく与える果物の切れ端などもいとわず食べ、しかも丈夫なので
ほとんど手間がかからず、他種の小鳥と同居させても争うことがないため非常に飼いやすい。
ただし、食い意地の張っている一面があり、他種の小鳥と同居させた場合、
その小鳥が巣引きを始めると、卵を襲って食べてしまうことがある。
日本では江戸時代から飼い鳥として親しまれてきており、外来生物法施行までは愛玩鳥として
多数飼われていたが、現在は同法施行以前から飼育を継続し、届出を出している者以外の愛玩、
観賞目的での飼育は禁止されている。
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