タカちゃんの絵日記Ⅱ

日々の何気ない感動を、好きな絵や音楽、写真や動画などで綴ります。

しらとりは/かなしからずや/そらのあお/うみのあおにも/そまずただよう

2024-12-19 09:57:17 | 日記
 
白鳥(しらとり)は かなしからずや 空の青 海のあおにも 染またずただよう
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
若 山 牧 水
        死没1928年9月17日(満43歳没)(静岡県沼津市)
 
代表歌

  〇  幾山河越えさり行かば寂しさの終てなむ国ぞ今日も旅ゆく

  〇 白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ

  〇 うら恋しさやかに恋とならぬまに別れて遠きさまざまな人

  〇 白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり

  〇 たぽたぽと樽に満ちたる酒は鳴るさびしき心うちつれて鳴る

  〇 足音を忍ばせて行けば台所にわが酒の壜は立ちて待ちをる

  〇 うす紅に葉はいちはやく萌えいでて咲かむとすなり山ざくら花

  〇 旅人のからだもいつか海となり五月の雨が降るよ港に

  〇 麦ばたの垂り穂のうへにかげ見えて電車過ぎゆく池袋村

  〇 この冬の夜に愛すべきもの、薔薇あり、つめたき紅の郵便切手あり

  〇 水無月の青く明けゆく停車場に少女にも似て動く機関車

  〇 妻が眼を盗みて飲める酒なれば惶て飲み噎せ鼻ゆこぼしつ

  〇 釣り暮し帰れば母に叱られき叱れる母に渡しき鮎を


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