軽井沢バイシクルライフ

10年以上のブランクの後現役復帰した中年サイクリストの活動と昔話

第6回JICF国際トラックカップ Day1

2019-07-14 10:58:53 | 日記

昨日、松本自転車競技場で行われた、第6JICF国際トラックカップの1日目の競技を見に行ってきました。

 

チームブリジストンの窪木選手には応援女子も来ている様子です。窪木選手はトラック中長距離からロードレースまで、それもステージレースまでこなせる素晴らしい選手です。東京五輪での活躍を期待しています。

(これからレースに臨むJPCAの現役競輪選手)

私が現役時代は、プロとアマチュアの壁が厳然としていましたので、学生連盟主催の大会にプロ選手が出場することは夢にも考えられませんでした。しかし、オーブン化した現在は現役競輪選手も参加できるようになりました。

今回も、現在は競輪で活躍している小原 佑太選手(朝日大学OB、青森県)もエントリーしており、スプリントの予選200mタイムトライアルでは9843(時速73.1)という好タイムを出しました。

(女子のスプリントレース)

現在の本業である競輪では使えないカーボンフレームとディスクホイールという、現在の標準機材(最新ではなく標準)と標高1,000mの競技場という好条件下の記録ですがあっぱれです。

競輪仕様のクロモリフレームとスポークホイールでしたらどれぐらいのタイムが出ていたのでしょうか?

(激坂なのですが写真だとフラットに見えてしまいます) 

レース観戦の合間に、自分の練習もしました。浅間温泉から美鈴湖に登る道はツール・ド・美ケ原のコースにもなっています。

去年に引き続き今年もチャレンジしましたが、わずか23㎞の登りですが、大変な激坂であり、涼しい気候なのにたちまち滝のような汗がしたたり、ボトルいっぱいに入れた麦茶は、上に着いた頃にはほとんどなくなっていました。

写真で見るとフラットのように見えてよくわかりませんが、あまりのキツさに足を止めることが3回ありました。

(浅間温泉にあった道祖神)

やはり私はクライマーにはなり切れません。

「ツール・ド・美ケ原だけは走りたくない!」と心の中で叫んでいました。坂が好きな方たちはぜひ頑張ってください!

(ボケてしまいましたが愛三チームの選手交代です)

マディソンの予選もありましたが、私はどうしても好きになれない種目です。私だったら出たくない、やりたくない種目です。

どんなに練習して技術を身に着けても、危険な落車の可能性があります。

今回も男子では、ホイールがぶつかり「ガツン」と鈍い音が!

落車がなくて良かったです。

(どうしてもボケてしまいますが、密集した中での選手交代は怖いです)

走りながら手を握り合いホイップして選手交代を、それもかなり集団が密集した中で行うというのは、本当に怖い。

何回もこのブログでも書いていますが、元々ショー的要素が強いこの種目を世界戦や五輪に採用したUCIの姿勢には疑問を持っています。

最近はシクロクロスの方が人気になり、下火になりましたが、冬のヨーロッパでの娯楽、社交の場である6日間レースのメイン種目がマディソンでした。

ロードレースのスター選手も出場するのが目玉であり、ひどい場合は1周200m以下の短い室内走路で行うマディソンは、別名サイクリングサーカスです。

しかし、333m走路の松本でやっても危険のリスクは大して変わりません。

この種目は、かつては基本的に相当な技量を持つプロの選手が行うものでした。それでも重大事故は発生しています。

それが現在はプロ・アマオープンになっていますから、学生までもが、この種目をやるようになりました。

スリリングで観客が楽しめればそれでよい。面白い種目だけ残して、地味なタイム系種目を削減するという近年のオリンピックの姿勢を、私はどうしても好感を持つことができないです。

これは自転車競技だけに限ったことではないです。IOCの姿勢の変化によるものです。

(女子オムニアム、エリミネィションレースのスタート2回フライングがありリスタートしました。慌てずしっかりスタートしてほしいです)

女子のオムニアムのテンポレース、エリミネィションも観戦しましたがアジアチャンピオンの梶原選手の独壇場でした。

戦術的にも、また基本的走力においてもこのレベルの大会では一人勝ちといってよいでしょう。

来年のオリンピックでの活躍を期待しています。

(アジアチャンピオンジャージーをまとった梶原悠未選手。このレベルの大会では無敵です)

(エリミネィションレースはゴールラインを一番最後に通過した選手が一人ずつレースから除外。椅子取りゲームみたいなレースです。残り三人になりましたが、余裕の梶原選手です)

(最終回は、二人残りのマッチレースですが、基本的走力に勝る梶原選手は後半周ぐらいで振り切って、余裕のゴールです)

今日7/14、軽井沢は朝から雨、そして松本も雨のようです。この大会のライブ配信を見てみましたが、雨が止めば霧が出て視界が悪くなるようで…

できればマディソンは中止にした方が安全だと思います。

昨日も一人、落車負傷で骨折したのか腕を固定して吊っている選手がいました。

何の種目で落車したのでしょうか?骨折でも十分重傷ですが、骨折ぐらいで済めばまだ良いです。

窪木選手や橋本選手レベルなら出ても良いと思いますが、マディソンはやはり学生レベルの選手がやる種目ではないと思っています。

いい年になって競技復帰を目指した私が出場したい種目は、500mタイムトライアルだけです。スプリントはもう二度と走りたくない。ましてケイリンへの出走は絶対にありえない。

年相応に無理せずに頑張りたいと思います。

 

 

コメント
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