軽井沢バイシクルライフ

10年以上のブランクの後現役復帰した中年サイクリストの活動と昔話

軽井沢から湯ノ丸高原への道② ~如意輪観音~

2019-08-21 22:20:49 | 日記

浅間サンラインから農道を登り始めて、何とか標高1,000mを越えたあたりの奈良原地区まで到達しました。

ここは私の自宅のある軽井沢の市街地より標高が高いので、風も涼しくなってはきましたが、何しろ暑い、体がオーバーヒート気味になっていました。足はまだ動きそうですが、無理して頑張ると熱中症が心配になったので、足を止めて日陰に入り体温を下げることにしました。

(三十三番 千手観音)

しばらく日陰で休んで再スタートしました。

この峠には東御市新張(みはり)地区の一番観音から始まり、群馬県側の鹿沢温泉の百番観音まで、百体の石の観音像が祀られています。

三十三番は子年生まれである私の守り本尊の千手観音です。

サイクリストのためだけに建てられたものではないですが標高の案内板が細目に建てられているのは、助かります。

バス停の名前が「六十番」つまり六十番観音の前だということですが、峠の途中のここで降りる人は稀ではないでしょうか?

少し前に戻りますが四十四番は如意輪観音です。

調べると如意輪の「輪」は釈迦が説いた仏教の教えを意味する「法輪」のことだそうですが、「輪」が意の如くなるのでサイクリストにとっても有難い仏様ではないのかと考えた人がいました。

私が高校時代にお世話になった、当時高崎市内にあったサイクルショップの職人気質のおじさんが、知人から如意輪観音の石仏をもらったと店の前に飾り、その名前が気に入ったと笑っていました。

しかし調べるとそれは昔の墓石ということで、それを話すと気味悪がるお客もいたとのことです。

しかし歌詠みでもある店主のおじさんは「優しい顔の野の仏をどうしてあなたは気味悪いというのだ?」との意味の短歌で返したとのことです。

その後お店も閉めてしまいました。かなりのお年になっていますがご存命なのでしょうか…

私も如意輪観音をサイクリストの守り本尊としたいと考えています。

(頂上直下標高1,700mの表示、もうひと頑張り!)

峠の上は雲の中、標高を稼いでいくと寒くなってきます。しかし、勾配はキツイ!

撮影しながら休みつつ登っていきます。

元々スプリンターの私には厳しすぎます。

どうにか標高1,750mの湯ノ丸高原に到達しました。

地蔵峠頂上には八十番の十一面観音の他に地蔵菩薩も祀られています。

頂上のお店で、くるみと並ぶ東御市の名産ぶどうの巨峰ソフトクリームを食べて一休みです。

雲の中なので寒い、ウインドブレーカーを持ってきたのは正解でした。

ビジターハウス内に展示されている熊と狐のはく製です。

熊さんの迫力がすごい!

暑さがなければもう少し頑張れたかもしれませんが厳しい登りでした。

群馬側からだと比較的楽な峠ですが、長野側からは厳しい!

私にとっては車坂峠よりもきつかったというのが率直な印象です。

獲得標高1,000m超ですので、カテゴリーとしては立派に超級山岳になると思います。

湯ノ丸高原では、現在高地トレーニングの施設を整備中です。

次回、もう一回湯ノ丸高原を巡る最近の話題を取り上げてみたいと考えていますのでお付き合いいただければと思います。

コメント
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