スーパークロス野辺山男子エリートのスタート前です。
スタートしました。ニュートラル区間の無いロードレースのスタートと昨年の記事で表しましたが、それよりも凄い。位置取りのために全員が猛ダッシュ!
スタート地点付近の舗装路には砂ぼこりが舞います。
大集団の猛ダッシュ。そして砂ぼこりが舞う中で、ブレーキング、急減速でコーナーにに突っ込みます。 シクロクロスは舗装路でのロードレース程スビートが上がらないので落車しても大事にならないという見方がありますが、ここで落車があったら大事になりそうです。
しかし、ここで落車が起こらないのは参加選手の技量が高いことを示しています。ホビーレースやエンデューロイベントでの重大事故では、技量の低いライダーが事故の引き金になっている可能性もあると思いますが、UCIの1クラスのレースに出る選手は流石ですね。
レース時点では雨は降っていませんでしたが、コースの中にはご覧の通り、お田植えができそうな個所もありました…いやあひどい。私もオフロードが嫌いなわけではありませんがここまでひどいのは嫌ですね。
自転車を担いでランニングで越えていく選手もいれば、ライディングで何とか乗り切る選手もいました。また、落車する選手も何人もいましたが、低速で軟らかい泥の上に落ちるので大事にならず、再びレースに復帰しています。ここが一般のロードレースと違うところですね。
全日本チャンピオンの前田 公平選手はライディングで泥田の中を乗り切りました。
二人の選手がもつれ合って落車した後ですが、二人ともレースに復帰しました。
ここでもトラブル発生!数人が落車です。
コースを示すテープも選手が落車した時に切れてしまいました。真ん中をランニングしている慶応大の選手も落車から復帰したところです。
ランニングを選択するか、ライディングを選択するか難しい所です。ランニングの場合も、重い泥に足を取られて辛い所です…
このようなコースコンディションでの観戦では長靴は必須です。今日のお土産は滝沢牧場さんの泥です。
泥田の前には溝のシケインが設定されています。ライディングのままジャンプして飛び越えるか、無難にランニングで通過するか判断は難しいですが、ジャンプで失敗するともちろん落車です。
ジャンプするなら躊躇すると失敗します。加速できる状態でないと難しいので、集団が混んでいると当然ジャンプは困難でしょう。
オンロードで小さな穴を飛び越えるための小ジャンプは、私もかつてはよくやりましたが、昔のパーツだとハブの中の中空シャフトが曲がってしまいました。
現在においても自転車が可哀そうなのは変わりありませんが、豪快に飛び越えるのを楽しみに通の観客が集まっています。
ジャンプ越えが決まりました。
観客により近い所を通るのがシクロクロスの魅力です。
沢山の観客が集まり南牧村の地域振興にも役立っています。私は会場で一銭も消費しない近隣住民の観客です。すみません。
後ろから追突されたのでしょうか?リアエンドがもげてしまいました。変速機もだめになっているでしょうか…
このシケインの下をくぐって通行できるようになっています。
シクロクロスの大会では自転車を見るのも楽しみの一つです。
フロントはシングルギヤの選手もいますし、通常のロードバイク同様にダブルの選手もいます。 私ならチェーン落下のトラブル回避のためシングルを選択すると思います。
当然ながらリアはかなりのワイドレシオです。ディスクブレーキの使用も標準になってきています。
チェコのエミル・ヘケレ選手がレースを引っ張り。
前田 公平選手を22秒引き離してのゴールです。
2位に入った前田 公平選手です。
お疲れ様でした。
勝利を喜ぶエミル・ヘケレ選手です。
自転車はもちろん泥まみれです。
洗車待ちの選手たちです。普通のロードレースでは見れない風景です。
負傷者のために待機していただいていた救急車ですが、少なくとも男女エリートクラスでは出番はなかったようです。大会開催には多くの方たち、関係機関の協力をいただいています。
今年も楽しく観戦させていただきました。ありがとうございました!
おまけです。帰路佐久市の樫山工業さんのイルミネーションです。車中からなのではっきりしませんがとても華やかです!
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