軽井沢バイシクルライフ

10年以上のブランクの後現役復帰した中年サイクリストの活動と昔話

ハルヒルコース

2019-08-12 14:29:08 | 日記

(榛名高校美術部作画のスタート地点の絵です)

8月11日(日)榛名山ヒルクライムのコースを走りました。

高崎市榛名支所入り口の看板です。

庁舎裏手、川を渡った所の駐車場に車を止めます。

連休の中日だったのでサイクリストも多いですが、それなりに交通量も多かったです。走行には注意が必要です。

 (少しぼやけましたがようこそハルヒルの電柱広告です、ありがたいことに標高も入っています)

(県民性の違い?)

「はるなくらぶち聖苑」の看板です。旧榛名町と旧倉渕村の区域の火葬場です。群馬県を代表する観光地榛名山に登る道路のすぐそばにありました。長野県の場合は道路沿いでももっと目立たない場所に作ります。あるいは簡単には見えないようにしてしまいますが、考え方を変えればむしろ不自然かもしれません。

(隣には榛名ふれあい公園があります)

しかも公園が隣接しており、お葬式をやっている隣の公園で親子連れがグランドゴルフか何かをやっていました。民家も近くにあります。

ですが今は昔のようにすぐに火葬場とわかる高い煙突もありません。施設も敷地もきれいなので、周囲の風景とも調和して、とても自然な感じで、これはこれで良いのではないかと思いました。迷惑施設と考えてはいけないのですよね、誰もが一度はお世話になりますので…

身近にこのような施設があることで、良い人生を送ることが大切なのだと考えさせてくれるのではないでしょうか。

この辺りはダラダラ坂が続きますが、平坦区間もあります。しかし、タイムを稼ごうとペースアップすると、登坂の力のない人は、この後とても痛い目に遭います!

榛名神社の少し下に魚籠屋さんというかやぶき屋根のお店がありました。

記憶だとテレビにも出ていました。いつか食事に来てみたいですね。

神社コースのゴールは大鳥居の前です。

ここまでのコースでしたら私でもある程度走れます。

案内板、標識が本当に充実しています。ありがたいことです。

榛名神社を過ぎると最大勾配14パーセントの激坂区間です。

私は休みながらやっとの思いで登りました。休んでいると健脚サイクリストが数人軽やかに登っていきました。

写真だと激坂感が薄くなりますが…

実は勾配13パーセントです。

あと1.5㎞の案内板ですが、キツイ!

やっとゴールの天神峠です。

親切に自転車用ラックが置いてあります。

榛名湖に来るのは小学生の時以来です。

下界は酷暑ですが、標高1,000mの風は気持ちいい!

この後、下山までは、日を改めて記事をあげさせていただきます。

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悲しい事故

2019-08-06 21:43:55 | 日記

(日本でもロードレースを中心に自転車競技の人気が高まっています。さいたまクリテリウムにも多くの観客が集まります)

自転車サイトのシクロワイアードやサイクルスポーツによりますと、現在ポーランドで開催中のツール・ド・ポローニュ(UCIワールドツアー)第3ステージ(8/5)で発生した落車事故により、ベルギーのビヨルフ・ランブレヒト選手(ロット・スーダル)が死亡したとのことです。

詳細は不明ですが、スタートして50㎞地点でコンクリートの構造物に衝突したとの報道です。

今年のツール・ド・フランスで優勝したエガン・ベルナル選手と同じ22歳という若さでした。

昨年の世界選手権アンダー23で銀メダルを獲得、才能にあふれ輝かしい未来が待っていたかもしれない若い命が突然の事故により途絶えてしまいました…

以前からこのブログでは、レースでの重大事故の発生リスクはトラックレースよりもロードレースの方が高いはずだと度々主張させていただいておりました。

一般公道は、競争をするために作られてはいないため、周囲には危険な物が沢山あると…

しかし、ベロドローム(自転車競技場)にはコンクリートの構造物や立木、道路標識等衝突したら大けがや命取りになる物体はない。曲がりくねった峠の下り坂もない。

だからロードレースの方が、リスクが高いと申し上げてまいりました。

しかし、この度またもや悲しい事故が発生して、尊い人命が失われました。

自転車乗りとしてこれほど悲しい事はありません。

(雨の中で行われた今年の全日本ロードでも落車が頻発していたようです)

ユーチューブを見ているとロードレースのクラッシュシーンだけを集めた動画がありましたが、そのようなシーンを集めて喜んでいる人がいるとしたら実に不健全であると、不快な思いになったことがありました。

日本では、ヨーロッパほどの自転車文化が浸透していないため、レース開催ではかなり神経質になっている所はあるかもしれません。

逆に、ヨーロッパでは慣れすぎていることでの危険があると考えております。

また、最近の傾向として日本でも近年は、レース数や自転車イベントが増加したためか重大事故の発生率も高まっているように感じます。

そして、今回の世界最高レベルのワールドツアーの大会で重大事故が発生した事は、自転車競技の未来に暗い影を残しているように思えてなりません。

今後も国内外で重大事故が続きますと日本のサイクルスポーツの発展にもマイナスの影響を与えるのではないでしょうか?

そして、このような事故を防止することが、自転車競技全体とサイクルスポーツの将来のためには最重要課題なのではないでしょうか。

自転車競技、サイクルスポーツの未来のための具体的な安全対策は?

・完璧には無理だが危険な物体は緩衝材でプロテクトする。(気休めかもしれませんが)

・本当に危険だと考えられる区間はニュートラル走行にする。(レースの面白みは少なくなりますが…)

・トップチューブの乗っかるダウンヒル等危険な走法の禁止。

・既に1チーム当たりの出走選手がグランツールでは一人減らされて9人⇒8人になっていますが、他のステージレース、ワンデーレースでも、1チームあたりの出走選手をもっと絞る。(例えば6名程度に)全体の出走者も少し抑える。

・無線による監督からの指示も逆に落車の原因を作っている?⇒狭い所で「前に出ろ!」等の指示を各チームで一斉に送るとの栗村修さんのご指摘もあります。そのようなデメリットがあるとすれば無線システムも廃止が必要では。

・報道等関係車両のオートバイの数を減らす。(接触事故も起きている)

・心疾患対策では選手のメディカルチェックの徹底。(突然死も起きている)

・国内については、選手強化のスタッフも大切ですが、安全に自転車に乗ることを指導できる指導者の養成が急務では?

・特に国内では難しいですが、安全なコースを設定する。

・トラックレースでは高度な技術が必要なマディソン等のリスクのある種目は選ばれた選手だけが走れるようにする等々

(JICF松本国際トラックでのマディソンです。私はリスクを伴うこの種目をどうしても好きになれません)

 今年5月にも宮古島でのロードレースでゴールスプリント時の落車で死亡事故が起こっていたのですね。(最近知りました)

しばらく前の上尾のクリテリウムでも同様の事故で亡くなった方がいました。

スポーツサイクルという乗り物というのは、確かに最初はビンディングペダルも怖いかもしれませんが、少し練習すれば一応は乗りこなせることができるようになるものです。

しかし、レースにおけるマナーやコーナリングなどの技術、安全な走行(自分の走行ラインを保持して、斜行などしない。特にスプリントに入ってからの急激な進路変更をしない)ができるかということ。

またそれを指導してくれる人がいないまま何も知らないでレースやエンデューロイベントに参加する人がいるとしたら、それは重大事故も起こります。

正しい知識や技術、安全走行のマナーを知る事と、それを指導する人を増やすことが少なくとも現在の日本では最も重要なことだと思います。

まったく落車がないというのは不可能としても、いかにしたら重大事故を防ぐことができるかという視点が大切だと思います。

上尾や宮古島の事故を教訓として、競技や自転車イベントに関わるすべての人が事故対策を真剣に考えなければ、安全対策を無視してレースやイベントの開催を続けて、今後も重大事故が続けば、日本の自転車競技やサイクルスポーツの未来はないものと考えるべきではないでしょうか。

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大河原峠

2019-08-05 20:30:04 | 日記

8月4日(日)大河原峠(標高2,093m)を登ってきました。

今年初めての超級山岳への挑戦です。

暑い!

とにかく暑い日です。ボトル2本用意しましたが、ほとんど飲みきりました。

宇宙観測の巨大なパラボラアンテナ、昨年登った時はまだ形が全部できていませんでしたが、出来上がってみると何ともでかい!

大河原峠は、佐久から登るといきなり激坂ですが、実は登りはじめの激坂は大した苦労はなく登れます。

美笹湖近くでフラットな区間があり、それに続く別荘地の中もそれほど苦労なく登れますが、別荘地がとぎれる頃から、パラボラアンテナの付近更にその先、果て無く続くようなだらだら坂が足を削ります。

時々ダンシングをしますが、加速するためのダンシングではなく、速度低下を防ぐため、力なく腰を上げて体重をかけてやっとペダルを踏んでいく、力ない、休むためのダンシングです…

ようやくゴール。

上の方は雲が出ていて展望はありません。

私の足では2時間34分もかかってしまいました。

峠の頂上は登山客の車が駐車場からあふれて路駐していました。

夏ですね。

遠くで雷様が鳴るので、短時間の休憩で下りはじめました。

それでも途中で季節の花などの撮影をしました。

可愛い花ですが、咲いているのは頂上のWCの下です。

標高2,000近くになると木の枝に地衣類がぶら下がっています。

8月なのにナナカマドの葉が赤くなっています。秋になると赤い実がつきますが、以外にも果実酒にすると良い香りのお酒になり、炭酸割がお勧めです。

下り始めは標高が高く寒い。しかし標高2,000mの地域にも別荘があるので驚きです。

遠くで雷が鳴っていましたが、何とか天気が持ってくれました。

ヨーロッパでも今年は降雹と土砂崩れでツール・ド・フランスがコース短縮になっています。

自然を相手にするスポーツでは何があるかわかりません!

亜高山帯から高山帯にかけてこんな可愛い花が咲いていました。

熊さんも大好きなキイチゴの実です。枝はどうしようもないとげとげのバラですが、実は美味しい。

私も一粒つまんで食べてみます。プチプチの種の感触と得も言われぬ香りが好きです。

 高度が下がってくるとだんだん暑くなります。

スタート地点のすぐ上からの佐久平の風景です。

何とか雷雨に遭わずに、酷暑の下界に戻ってきました。

自宅に帰ると大河原峠の路傍に咲いているのと同じ花が咲いています。

オオバギボウシの花です。

若い頃の茎は癖がなく美味しい山菜です。軽井沢ではウリッパといいますが、一般的にはウルイといいます。最近ではスーパーツルヤでも売っています。

桔梗も美しく咲きました。

ユウスゲの花も咲きました。

ボトル約2本の水分を摂り、下山後も水分補給しているというのに、帰宅して体重を測ると朝と比較して1㎏体重が減少していました!皆さんも水分補給をしっかりしながら酷暑の夏を乗り切ってください。

 

 

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