カツ丼 と玉子丼の話

「お母さん、なんでカツ丼犯人にたべさすん？」と末っ子が夕飯のカツ丼を食べながら聞いてきました。


「なんでかなあ。カツ丼は親子丼より高いし、ご馳走～みたいな感じなんよな。

悪いことしたひとも長い時間取り調べしたら、お腹がすいてくるじゃろ。

そこで刑事さんが「カツ丼食うか」と言うんよ。 で犯人は「私がやりました」と白状して、刑事さんとカツ丼たべるんよ」

とこんな説明をしました。

「カツ丼より、ピザの方が…」なんて犯人もいるのかな？

私は看護学生の時に脳外科の手術を見学していたら、ドクターが、休憩で手を下ろしたとき、看護師さんに受話器をもってもらい、近くの食堂に出前の電話をしてくださいました。

わざわざ「学生さんの分二つも」という声が聞こえてきました。

あの時手術場の休憩室で食べた「玉子丼」の味は最高でした。
いっしょに見学していたのぶちゃんは、脳外科の手術があまりにも地道で、長時間もおよぶので、ずっと空腹でたちっぱなしで、貧血を起こしたのか、「きょうちゃん 私だめだわ。玉子丼全部食べられない」

と言ったようなそんな思いでも蘇る「玉子丼」の思い出でした。