急遽,KDDIの「ひかりone」へのコース変更をキャンセルした.理由は以下のとおりである.
(1) 旧「TEPCOひかり」の回線を手放すのが惜しくなった.
旧TEPCOひかりは光ファイバ回線占有型のサービスである.つまり,基地局までの光ファイバ回線を他の加入者と共有せず,最大100 Mbpsの回線を独占できるというメリットがある.実際に通信速度を測定してみると,コンスタントに100 Mbps近い値が出ている.
このような回線占有型のサービスを提供しているのは旧TEPCOひかりだけである.KDDIのひかりoneやNTTのBフレッツでは,他の加入者と基地局までの光ファイバ回線を共有することになるため,最大1 Gbpsとか200 Mbpsと謳ってはいても,実効的には100 Mbpsを切ってしまう可能性が少なからずある.
(2) KDDIお抱えの工事業者はごく限られた範囲の工事しかしてくれない.
光ファイバを敷設する,あるいは引き直すにあたり,それに必要な準備工事やオプショナルに頼みたい工事が発生することは多々あるだろう.
今回のケースでは,屋外から回線終端装置を置く場所まで光ファイバを引き込むにあたり,光ファイバを通すための配管を新設する必要があった.しかしながら,KDDIお抱えの業者はそうした工事を請け負ってはくれない.また,代わりにそうした工事を施工してくれる他業者を紹介してくれることもない.仕方ないので配管工事は別途手配することにした.
また,我が家に併設されているアパートの各部屋にLANの配線を行う工事を希望したところ,それも断られた.アパートの入居者にインターネット接続環境を提供しようという目論見だったが,世帯が異なる部屋への配線工事はできないとのことである.
(3) オプション工事の見積もりが大幅に変わる.
せめて本宅内のLAN配線を引き直す工事をしてもらえないかということで,KDDIお抱えの業者に見積もりをお願いした.見積もりのための下見は2回行われたのだが,1回目では一万円程度,2回目で十万円程度の見積もりがでてきた.見積もり範囲を多少拡げたにせよ,金額が一桁異なるほどではない.この点について工事業者に聞いてみたところ,1回目の見積もりが間違っているのだとの回答を得た.
これは業者と話している中で,こうした有線LAN関連の工事はKDDIが意図的にやらせないよう仕向けているのではないかと,私は感じた.それにより,無線LAN機能付きのホームゲートウェイ(有料)やアダプタ(これも有料)を貸し出そうとしているのではないかと思われた.
(3) KDDIの営業方針に不信感を持った.
ひかりoneへの乗り換えを勧めるKDDIからの電話は,その申し込みを済ませた後にも度々かかってきた.そのしつこさと無神経さには辟易させられた.おそらく社内で顧客情報を共有できていないのだろう.私はKDDIに不信感を持った.
また,私が友人から聞いた話により,私はKDDIへの不信感を強めた.彼がKDDIの旧TEPCOからNTTのBフレッツに乗り換えようとしたところ,それに際しKDDIが行わなければならない工事をサボろうとしたというのだ(工事の前日になって担当者が手配できなくなったという言い訳付きで).
まっちゃんの日記: ずさん過ぎるひかりone工事
こうしたことがあったので気になってウェブ上で少し調べてみたところ,KDDIは旧TEPCOひかりユーザの巻き取りをかなり強引に推し進めているらしいことが分かった.さらには,旧TEPCOからひかりoneに乗り換えたところ接続スピードが落ちてしまったと言う話も見受けられた.料金が下がるとか,何ヶ月間無料だとか,キャッシュバックがあるだのと言って,通信速度の低下という重大なリスクについて説明しなかったKDDIに対する私の不信感は決定的になった.
さらに言えば,私は元々Tu-Kaユーザーであった.KDDI(当時はDDI)はツーカーを子会社化してから何年もの間,ツーカーを棚晒しにした.ひたすら「シンプル」を謳うばかりで,携帯電話としての基本的な機能(電波が届く,通話が途切れない)をはじめ,他社が導入していたような機能やサービスは十分に提供されなかった.
これだけの材料が揃っている中で,みすみすKDDIの思う壺にはまることはないと私は考えるに至った.旧TEPCOを使いつづけ,その後はNTTに乗り換えようと考えている.
(1) 旧「TEPCOひかり」の回線を手放すのが惜しくなった.
旧TEPCOひかりは光ファイバ回線占有型のサービスである.つまり,基地局までの光ファイバ回線を他の加入者と共有せず,最大100 Mbpsの回線を独占できるというメリットがある.実際に通信速度を測定してみると,コンスタントに100 Mbps近い値が出ている.
このような回線占有型のサービスを提供しているのは旧TEPCOひかりだけである.KDDIのひかりoneやNTTのBフレッツでは,他の加入者と基地局までの光ファイバ回線を共有することになるため,最大1 Gbpsとか200 Mbpsと謳ってはいても,実効的には100 Mbpsを切ってしまう可能性が少なからずある.
(2) KDDIお抱えの工事業者はごく限られた範囲の工事しかしてくれない.
光ファイバを敷設する,あるいは引き直すにあたり,それに必要な準備工事やオプショナルに頼みたい工事が発生することは多々あるだろう.
今回のケースでは,屋外から回線終端装置を置く場所まで光ファイバを引き込むにあたり,光ファイバを通すための配管を新設する必要があった.しかしながら,KDDIお抱えの業者はそうした工事を請け負ってはくれない.また,代わりにそうした工事を施工してくれる他業者を紹介してくれることもない.仕方ないので配管工事は別途手配することにした.
また,我が家に併設されているアパートの各部屋にLANの配線を行う工事を希望したところ,それも断られた.アパートの入居者にインターネット接続環境を提供しようという目論見だったが,世帯が異なる部屋への配線工事はできないとのことである.
(3) オプション工事の見積もりが大幅に変わる.
せめて本宅内のLAN配線を引き直す工事をしてもらえないかということで,KDDIお抱えの業者に見積もりをお願いした.見積もりのための下見は2回行われたのだが,1回目では一万円程度,2回目で十万円程度の見積もりがでてきた.見積もり範囲を多少拡げたにせよ,金額が一桁異なるほどではない.この点について工事業者に聞いてみたところ,1回目の見積もりが間違っているのだとの回答を得た.
これは業者と話している中で,こうした有線LAN関連の工事はKDDIが意図的にやらせないよう仕向けているのではないかと,私は感じた.それにより,無線LAN機能付きのホームゲートウェイ(有料)やアダプタ(これも有料)を貸し出そうとしているのではないかと思われた.
(3) KDDIの営業方針に不信感を持った.
ひかりoneへの乗り換えを勧めるKDDIからの電話は,その申し込みを済ませた後にも度々かかってきた.そのしつこさと無神経さには辟易させられた.おそらく社内で顧客情報を共有できていないのだろう.私はKDDIに不信感を持った.
また,私が友人から聞いた話により,私はKDDIへの不信感を強めた.彼がKDDIの旧TEPCOからNTTのBフレッツに乗り換えようとしたところ,それに際しKDDIが行わなければならない工事をサボろうとしたというのだ(工事の前日になって担当者が手配できなくなったという言い訳付きで).
まっちゃんの日記: ずさん過ぎるひかりone工事
こうしたことがあったので気になってウェブ上で少し調べてみたところ,KDDIは旧TEPCOひかりユーザの巻き取りをかなり強引に推し進めているらしいことが分かった.さらには,旧TEPCOからひかりoneに乗り換えたところ接続スピードが落ちてしまったと言う話も見受けられた.料金が下がるとか,何ヶ月間無料だとか,キャッシュバックがあるだのと言って,通信速度の低下という重大なリスクについて説明しなかったKDDIに対する私の不信感は決定的になった.
さらに言えば,私は元々Tu-Kaユーザーであった.KDDI(当時はDDI)はツーカーを子会社化してから何年もの間,ツーカーを棚晒しにした.ひたすら「シンプル」を謳うばかりで,携帯電話としての基本的な機能(電波が届く,通話が途切れない)をはじめ,他社が導入していたような機能やサービスは十分に提供されなかった.
これだけの材料が揃っている中で,みすみすKDDIの思う壺にはまることはないと私は考えるに至った.旧TEPCOを使いつづけ,その後はNTTに乗り換えようと考えている.