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ptexlive-20091009 (Fedora 12)

2009-11-24 20:58:20 | Linux
Fedora 12への日本語LaTeX (ptexlive)のインストールを試みた.インストールの手順はFedora 11の時と同じである.

ptexliveをインストールするために必要な情報やダウンロードすべきファイルは土村展之先生のサイト
FrontPage - ptexlive Wiki
にある.手順は,このサイト内のREADMEに詳しく書かれている.

まず,インストールに必要な開発環境として,以下のパッケージをgtk-application (Package Manager for GNOME)でインストールした.これらは,先のREADMEにおいて必要とされているツールを含んでいる.
development-tools
development-libs
patch-2.5.4-40.fc12 (i686)
libXaw-devel-1.0.6-4.fc12 (i686)
その他に
nkf-1:2.0.8b-6.fc12 (i686)
wget-1.11.4-5.fc12 (i686)
も必要である.

さて,ptexliveをインストールするためには,あらかじめTeX Liveなるものをインストールしておく必要がある.TeX Liveはパッケージマネージャーではなく,DVDを用いなければならない.現行のptexliveをインストールするために必要なTeX LiveのISOイメージ(texlive2008-20080822.iso)は,既にobsoleteなので
TeX Live - TeX Users Group
などには置かれていないようである.したがって,少々怪しげなサイトからそれらしきものをダウンロードし,ここに書かれていることに従いインストールを行った.

あとはここからptexlive-20091009.tar.gzを取ってきてインストールした.makeの途中(7font-search.sh)において,
exec 'ln -sf "/usr/share/ghostscript/8.70/Resource/CMap" "/var/tmp/ptexlive2008/texlive-20080816-source/inst/texmf/fonts/cmap/ghostscript"' ? (yes/No)
exec 'ln -sf "/usr/share/fonts/sazanami" "/var/tmp/ptexlive2008/texlive-20080816-source/inst/texmf/fonts/truetype/f11sazanami"' ? (yes/No)
と聞かれる.ここで無回答(デフォルトでNo)だと後の(8test.sh)でエラーが出るので,これらにはyesと答えておいた.

かくして無事にインストールは完了したのだが,最終的に生成されたpdfファイルをevinceで見たところ,日本語が表示されないことが分かった.他のフォントを埋め込んでいないpdfファイルを閲覧してもやはり日本語が表示されないところを見ると,問題なのはptexliveではなくevinceのようである.実際,ウェブ上で検索してみると,日本語の文字が表示されない事例やその対策については色々なページで言及されている.今回はこれらを試すのも面倒なので,安直にAdobe Readerをインストールして解決を図ることにした.
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