弐千円札よ永遠に

Remember the 2000-yen bill!

後世に遺産を残す景気刺激策を

2009-02-26 19:23:30 | 政治・経済・生活
住宅や自動車など高額商品の購入支援策を講じる地方自治体が相次いでいるそうだ.定額給付金に始まり,こうした助成金や給付金の話が出てくるのも,発想としては理解できる.

しかしながら,どんなに景気が良くても,民間企業が資金を投じられる対象には限界がある.せっかく国や自治体が資金を投じるのであれば,民間企業にはできない分野に投資してほしいものだと思う.基礎研究や先端技術の開発に投資してもいいし,教育や医療を充実させるために投資してもいい.新幹線や高速道路の整備,都市部の区画整理などに投資してもいい.単に道路を掘り返しては埋めるというのはだめである.

どのみち金をばら撒くのであれば,未来に何か遺産を残せるような使い方をしていただきたいものである.景気を刺激するためにやむを得ず行った投資が,結果として百年後にも役に立つものを生み出すならば,それは大変に幸せなことだと思う.この困難な時代を生きた甲斐があったと言えるだろう.

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