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交通安全

2009-03-31 20:55:00 | 政治・経済・生活
運転免許を管轄しているのは都道府県公安委員会であり,その下には都道府県の警察がある.長い間,私はそれを当然だと思ってきたが,あるとき疑問をいだいた.なぜ交通に関する行政を警察が管掌しているのか,それは国土交通省の仕事なのではないか,警察の仕事はあくまで違法行為を取り締まることではないのかと思ったのだ.

車両や道路といったハードウェアの部分を国土交通省が取り扱う一方で,道路交通法に規定されているようなソフトウェアの部分は警察が取り扱っているが,交通安全という観点からすると,警察の側が過大な責任を負わされているように見受けられる.

おそらく,警察が交通事故を減らしたいと思っても,ほとんどといっていいほど根本的な原因(道路の構造など)には手がつけられないだろう.一方,制限速度などといった細かなルールを設定して取り締まることは可能であろう.

その結果,およそ現実的な利便性など無視した法規が設定され,交通安全週間などといって,きまぐれに姑息な取り締まりが行われることになるのだろう.せめて,道路交通に関する業務を国土交通省に一元化できないものだろうかと思う.

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