Sbagliando si impara. (間違うことで人は学ぶ。)

イタリア語の勉強に、nonna ひとりでフィレンツェへ。自分のための記録。

世界最古の薬局

2016年10月28日 | 旅行
2週間の遊学の間にお土産としての買い物をする体力的余裕がなく、買えないままにいよいよ明朝 帰国となってしまったのです。

お土産を選ぶこと自体が苦手なのです。 でも 日本で無事に帰って来ることを待っている人達に何か買いたいと思い、学校のスタッフさんに相談しました。 「サンタ マリア ノヴェッラ 薬局」の ローズ ティーを紹介してもらいました。

スカラ通りにあるお店は、目立たなく見逃しやすい小さな入り口でした。
「Farmacia di Santa Maria Novella 」と縦長の控えめな看板が無ければ(入り口ばかり見ていたらこの看板さえ気づかないと思う)、見つけられなかったかもしれない。

入って奥に進むと内部は広く、天井にシャンデリアが輝き、さすがに 歴史を感じさせる素敵な空間でした。
最初の部屋は 香水類、観光客に人気の高い石鹸などが展示され、その奥が会計の部屋になっていました。



元修道院あとにある世界最古の薬局にもかかわらず、商品購入方法は現代的でした。
購入商品名を専用端末に入力したカードを持って 、会計の部屋へ。そこで購入商品を受け取り、会計を済ませます。

お紅茶は秘密の部屋のように奥の奥にありました。
観光客が買い求める石鹸や香水類の部屋と違って、大変静かでひと息つけました。

しかも、お客は私ひとりで、神秘的な雰囲気を持った日本語の話せるハーフの女性に対応して貰い、「ローズ ティー」と「お花とフルーツ」のtè (ティー)を買い求めました。

聖ニコロの礼拝堂にはフレスコ画で「キリストの受難」が一面に描かれています。





お買い物しなくても、ぜひ覗く価値があります。