Sbagliando si impara. (間違うことで人は学ぶ。)

イタリア語の勉強に、nonna ひとりでフィレンツェへ。自分のための記録。

彼岸花

2020年09月27日 | 日記
今日は秋晴れでした!

blog「秋いろ」で「今年の彼岸花はどうしちゃったの」なんてこと
言いましたが、6日後の今日のウォーキングでたくさんの彼岸花を
目にしてホッとしました。
     
今年の夏の長い猛暑に球根も音を上げたのかと思ってました。
いつもより少し遅れただけだったんですね。
まだまだ、あちこちに蕾が出来ていました。
彼岸花の生長は見ていると伸びているのが感じられるほど早い。
明日見れば、燃えるような赤で一面に咲いているかも。

黄色く実った稲穂のあぜ道に、彼岸花が真っ赤なアクセント。
        
      
彼岸花は「曼珠沙華」とも呼ばれてますが、地方によっていろいろな
呼び方があるようです。
ホトケバナ、カジバナ、ハナビバナ、ジゴクバナ等々。

フヨウの花も爽やかに咲いてました(^^)
      

少し早くなった秋の日暮れの中を心地良く7870歩散策

コロナ禍の秋 No.2 un altro libro

2020年09月27日 | 読書
難解な「多和田葉子」の本を読んだ後の「ヤマザキマリ」の「とらわれない生き方」で
脳がリラックス。
 
内容は副題である「悩める日本女性のための人生指南書」その通りです。
人生相談によくある質問形式で書かれています。

『仕事編』、『恋・結婚編』、『家族・子育て編』←(永遠のテーマ嫁姑関係も含む)
『女・世間編』 と全部で第4章に分けて回答されてます。

同意見を纏めました。
・「老い」はすべての理由にならない、しない
   気持ち次第でいくつになってもやる人はやる。
・「老い」という認識を取ったら、たぶん全部出来るようになる
・「なってしまった(過去)」ことを振り返っても状況は変わらない
    「~たら」とか「~れば」はない。
・自分の悩みは自分にしか解決出来ない
     最終的には人間はひとりで何とかしなければならない。
・歳を取っても考え方は柔軟にして1つの事に固執しない
     いろんな人の生き方を認められるようでもありたい。
・自分を励ます言葉や知識を自分の中にストックすれば、自分が自分の味方に
 なってくれる

ヤマザキマリは「もっと自由な価値観で生きていく人が増えれば良いね」とも
言ってます。
そうなればそれぞれが良い関係で過ごせると私も思います。

良い意味で「人はひと。私はわたし。」と思って過ごしてます(^^)

コロナ禍の秋 No.2 Leggo due libri.

2020年09月27日 | 読書
「アメリカ 非道の大陸」 多和田葉子
13の短編からなるアメリカ大陸での人との交流で綴られていくストーリー。
多和田葉子独特の表現を感じながらも一般的な文章で進んでいく。
   
「あなたは」と主人公が二人称で語られることに、
最初はどうしても違和感があり馴染めなかった。
主人公(一人称)が登場し、主人公を柱に二人称、三人称が交わり、
ストーリーがスムーズに流れていく小説に慣れているから。

「もうひとりのあなた」が原稿の上で「あなた」と同行しながら、
場景を綴っているような感覚です。この感覚は表現し難い。
「あなた」と「語り手」が同時進行で、見て、会話し、感じそしてごちゃ混ぜになり、
時に私は不明に。(>_<);~@*

ニューヨーク、ロス、ボストン、シカゴ、フロリダ、砂漠の街ラスベガス・・・
出会った人々の車の助手席に乗ってアメリカ大陸を移動し、アメリカで暮らす人々
といろいろなコミュニケーションを取っていく。
どうも出会う人々はアメリカ国籍を持ってない、持たない二重国籍者や永住者等の
他国人のようです。また、出会う人は女性ばかりだったような・・・。

「第6章きつねの森」では
北ヨーロッパ人にしか見えないネイティブ・アメリカンの女性に会う。
ここではネイティブ・アメリカンにカジノ経営の利益が入るように
なっていることで暮らしが成り立っているようです。

どうもネイティブ・アメリカンという言い方は単にインディアンの非差別語を
言い換えただけではないようです。
西洋人にしか見えない彼女のように
「たった1/8でもネイティブの血が流れているとネイティブ・アメリカン」と言えるようです。

最後の13章は、出だしからギョッとするような表現、内容で始まり、
「いきなりどうしちゃったの。何があったの」ってどぎまぎしました。
この章では「あなた」は助手席ではなく、カラスのお面をかぶった女を
乗せて運転席へ。

詩(カラスのお面をかぶった女の歌)を交えながら、文章が綴られていく
   「・・・(省略)・・・私だけが知ってしまったこと
         路地は空とおなじぐらい狭いこと」

声を出している身体がそこにあるかどうか、どうしても確かめたい。
走るのを止めないで確かめたい。

   「それ誰なの・・・(省略)・・・それ誰なの
        バックミラーに映ったら急に思い出した
          左右逆だったから分かったの
            あなたの見つめる水の中のあなた」

また、多和田葉子ワールドに迷ってしまいました。