Sbagliando si impara. (間違うことで人は学ぶ。)

イタリア語の勉強に、nonna ひとりでフィレンツェへ。自分のための記録。

「はじめての」

2022年10月25日 | 読書
四人の直木賞作家の短編集です。
「はじめての」という1つのテーマでそれぞれの女性作家が物語を綴っています。
やさしい登場人物たちの温かく、切ないおはなしで感動しました!
    
音楽ユニット「YOASOBI」とコラボしています。

●はじめて人を好きになったときに読む物語 『私だけの所有者』 島本理生
  アンドロイドが手紙で語っていきます。もう会えない人との切ない物語でした。
       
         YouTube 「ミスター」 YOASOBIより
  
●はじめて家出したとき読む物語   『ユーレイ』 辻村深月 
  家出をして海沿いの駅に降り立った私は、花束が手向けられた夜の広場で、突然
  不思議な女の子から声をかけられた。 (帯より)
  
 やさしさに包まれました。 

●はじめて容疑者になったときに読む物語  『色違いのトランプ』 宮部みゆき
  平行世界で起きたテロへの関与を疑われ、捕らえられた愛娘の夏穂。宗一は夏穂を
  救いに、単身、もう一つの”鏡界”へと向かう。(帯より)
 
鏡界の向こう側に同じ自分がいる。でも、違う。こんな物語は想像出来ませんでした。

●はじめて告白したときに読む物語   『告白』 森絵都
  幼馴染みの椎太が好きでたまらない高校生の由舞は、4回目の告白を確かなものと
  するため、過去の告白を消し去ろうとする。(帯より) 

この物語が一番好きです(*^_^*)♪  一途で、真剣で、一生懸命な由舞をキュッと何度も
抱き締めたくなりました。直球の告白をサラッとかわす片思いの相手、椎太も憎めません。
ちょっと笑えて、心温かくなり、胸がキュンとなりました。
誰かに告白したことさえない私は、ド直球の告白を由舞と一緒に経験しました。
 
YOASOBI  「好きだ」 YouTubeより
   

「告白」に添った直球の歌詞でアップテンポな曲! 
由舞が椎太に告白しに猛ダッシュしている姿が見えます♪♪  
 ♪ わたし 君のことが アー アー ♪ ♪ ♪


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