昔の山仲間から久々のお誘いがあった。富山県境にある栂海新道の白鳥山である。眠れない朝を目覚まし時計が告げた。上路から少し入った林道の路肩に駐車して、スキーをザックにくくりつけて出発した。山姥洞までの夏道は修復されないまま踏み跡もない。沢沿いの道は雪に削り取られ、途中からやぶこぎで尾根筋へのルートをとった。この30分でエネルギーを全て使い果たした。3歩進んでは深呼吸の胸突き八丁であった。途中五葉松の群生地があった。そこで少し休んで山姥洞へ進んだのだが雪に埋もれて道標や道祖神はお目にかかれなかった。夏にまた、出直すことにしよう。目指した白鳥山は途中でやむなく断念し、引き返すこととなった。
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