今年は雪が多かったせいで杉林が心配で見に出かけた。
杉林までの道のりは急峻な尾根筋にあって、草薮となっていた。
僅かに残るロープが頼りで鎌と鉈・鋸で道なぎから始まった。
この時期は竹の子が出始めていたのだがとりあえず道付けが先決問題である。
草や枝に顔を弾かれながらやっとの思いでたどり着いた杉林は思ったとおり無残な状態であった。
雪折れした杉はそのままにしておいてもいいのだがあまり恰好がいいものではない。
10本ぐらいは雪折れしていて裂けた幹はみすぼらしいので切り倒さなくてはと思った。
途中数本の楢の木(どんぐりの木)が朽ちて立ち枯れていた。
熊が里に出没するのも無理がない。山での餌が足りていないのだから仕方がない。
豊かな森があってはじめて動物たちの生活が保たれている。
カモシカに食べられた皮が痛々しい。山の動物たちの領域に踏み込んだ感じがしてくる。
倒れた杉は切り出して間伐材として利用したいのだが搬出する手間も道もない。
森林組合のKさんの力を借りるしかないかなぁ。