今年は猛暑が続き、多くの熱中症患者が発生している、記録的猛暑の年になるだろう。
Y邸のおばあちゃんも、この急激な気象変化もあってか、体調を崩され、一時打ち合わせが中断することとなり、止まっていたが昨日お電話で、元気になられたとの連絡を頂き、早速、本日打ち合わせの為、大阪高石から事務所に来られ打ち合わせ再開となる。
中断の時間もあり、少し復習をしながら、感覚を取り戻さなければ、いきなり前に進めないかも知れない。
プランも決まり、室内スケッチも出来、後は建物の配置の確認と、内装の確認を行えば、本設計図に取りかかり、確認申請の運びとなるが、予算が出て予算調整を行い、納得出来る工事費が煮詰まれば着工出来るが、今からその作業を進めるとしても、最速で進んだとして、年内に完成出来るか出来ないか微妙な工程となる。
Y邸建て替え
長い間住み続けて来た この家は取り壊され、新しい住まいに建て替えられる。
過去に売り出されたハウスメ-カ-のユニットタイプで、この当時断熱の意識も低く、アスベストの身体に及ぼす影響も無視して、企業サイドで創り上げられた住まいが過去にあった。
利益追求を優先しなければならない、大手企業の宿命であり、それに気が付かない、消費者が生き物に優しくない家であっても、丸ごと新建材で作られた家であっても、ラベルを安心の基準とし買ってしまう弱さが、私達日本人が持っている価値観なのかもしれない。
この家は、新しい高性能、高気密の家に建て替える為に取り壊され、産業廃棄物となり、価値のないゴミとなり、人に有害な物として処分されるのだろう。一つの役目を終えた建物を取り壊し、ここに素敵な家が建つ。
大阪に 新しいプロジェクト おばあちゃんと、娘が暮らす家
こじんまりで、それでいて 広い空間を感じ、使いやすく 自然の光えお感じられる
家にしたいと。
薪スト-ブが有るのが理想と。
パチパチと音を立て、 優しい温もりが 好きだと。
大きな 吹き抜けを作り、ここから2階も一緒にあたためよう!
2階の書斎の 窓を開け、おばあちゃんに声をかける姿を連想しながら。
キッチンの上は・・・バルコニ-
ここにも 窓をつくろう。
きっと 朝日が おばあちゃんの部屋に届くだろう。
書斎の窓を開ければ 吹き抜け。
窓を開ければ、空気が動き 薪スト-ブの暖かい 風が流れ込む。
2階 プランが完成した。
それに 伴い外観がまとまった。
心が 元気になれば 発想は考え、探さなくても 自然と湧き出す。
2階から見た 吹き抜け 書斎の両開き木製窓と、フラワ-ボックス。
対面壁を繋ぐ梁、外壁を思わせる雰囲気を出したいと思っている
北面に向いた、4本の天窓、1階の 居間と おばちゃんの部屋に明るさを届けるだけではなく、むしろ2階の書斎に この自然光は届く。
直射日光ではない、柔らかい光となり、目に優しい光が届くことだろう。
気分を変えて トレ-シングペパ-に書いてみる。
昔ドラフタ-を使ってた頃 お世話になった紙で、鉛筆はすぐ減り、まるで紙ヤスリの上で書いているようで、何時も鉛筆を削らなければならなかった事を思い出す。
このスケッチは、動き始めたプロジェクトの物件
2階の寝室の先に、書斎を考え、風呂。寝室、書斎をひとまとめにした
一連の動作を、最もシンプルな動きにと考えている。
300冊を収納する本棚の カウンタ-から、光と風邪を取り込み・机の前には
アウトスウィングの木製窓が 吹き抜け側に開く。
居間には ちっちゃなマキスト-ブを入れたいと思案中。
スト-ブが入れば、この開き窓から、暖かい空気が、書斎~寝室~風呂へと流れ込む。
トレペ-の欠点を生かし、少し手を加えてみた。
陰を柔らかく出し、 コピ~、光の色を変え・・・OKOK上出来!
と・・自画自賛!