よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

いきざまつり

2010-08-31 07:52:57 | とりとめもなく

 ”いきざまつり”に愛犬と参加、事務所スタッフからは反対されたが、人混みの中に慣れさせるのが目的と、長い時間モカが何処まで我慢できるかが、連れていった理由で、結果的には 思ったより落ち着きがあり、ラブが介護犬になれる、持って生まれた気性が備わっているのだろう。

主人の側を離れず、待つことを理解し、吠える事もなく、「まってろ!」と言えば待つことが出来る。
以前ビ-グル犬を飼ったが、狩猟犬の気性が強く、待つことが苦手なのか、私が離れれば吠え 落ち着けずじっと座って待つことが出来なかった。 

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祭りの会場で、「最初から 貴方の犬を観てました」と老夫婦が近づいてきた。
「犬が大好きなんです、犬を飼いたいのですが、この犬は訓練を受けたのでしょうか?」・・と。
「私がフリスビ-を投げても取りにいきますか?」と言うので「どうぞ 投げてやって下さい」と言って手渡し、ご主人が投げると、モカがそれを追いかけ、くわえてご主人のもとにもって帰って来たのに感動したのか、「ああ・こんな犬が飼いたい」と言いながら帰っていった。


いきざまつり

2010-08-29 12:12:32 | とりとめもなく

 娘が所属している「紀道」が第一回和歌山祭り”いきざまつり”を立ち上げ、その記念すべき日に立ち会うことが出来、一角のブ~スを提供して頂き、参加する事が出来た事は嬉しい限りでもある。

この祭りのタイトル”いきざ まつり”・・意味合いを考える時、いきざまと読みたい。
人間の最も大事な人間の”生き様” ただ単にぼ-っと生きるのではなく、何かを考え何かに刺激され、自分が変わり、人を巻き込み変えていく、その人の生き様で有って欲しいと願うからだ。

淡々と生きるのも人生、こだわりの中で生きるのも人生、のたうち回り、苦しみそれに負けることなく向かって行くのも人生。
多くの仲間達が、この和歌山に集まり、命を燃やし灼熱の中、汗と涙を流し、踊っている姿は、圧巻であり、命を燃やす力強さを感じた一日でした。

子供から、年配者達まで、幅の広い年齢層でありながら、若いからとか、歳だからとか言う言葉はそこには浮かばず、年齢を持たない 気力が観ている全ての人達に伝わったことだろう。

命を燃やし生きてこそ、生まれてきた価値があり、その命を燃やし尽くしてこそ生きた価値が生まれる。
            

祈りを願う思いが 全国から駆けつけたメンバ-達の踊りのテ-マの中にあり、その祈りを宇宙と繋げ天にまで届くかのような勢いを感じたのは私だけではないはず。
平和を祈り、人間の幸せを祈り、私達が生まれて来たこの地球を考え、その思いは宇宙に繋がり、その中から自分たちがいかにちっぽけであり、またひ弱で有ることを知る。

おごることなく、こびることなく・・・小さな生き物たちが一つになったとき、大きな力となり宇宙まで届く声となるだろう。
命を燃やす事がいかに大事なことか、また子供達にその生き様を見せつけることがいかに大切な事か、・・何年か後に振り返った時受け継がれている事が分かるはず。
”いけ!”・・”叫べ!”・・”届け!”・・・を連呼し、踊り伝えようとする想いが、踊りの中から伝わって来た。

           

叫びが踊りを呼び、踊りが叫びを呼ぶ・・・
誰かが与えてくれるだろう!
誰かが幸せにしてくれるだろう!
そんな甘い考えを捨て去り、叫び!、祈り!
自らにも言いきかせながら訴えようとする命は持ち続けなければならないし、伝えなければならない


                 

踊り、狂え!・・・その中から何かが伝わる筈。
流れに逆らって何かを生み出してこそ、生きてきた意味がある。
表現出来るのは・・思いがあるからこそ。
伝えたい人がいるからこそ。

必ずその思いを形にすることにより伝わり、またその伝わった形はその人によって何処かで表現される。

           


薪集め

2010-08-27 10:26:16 | とりとめもなく

9月に入れば、秋風が吹きだし、すぐ冬となる、この短い秋の間に、ストーブの薪集めが毎年の行事。
2トン車二台分ぐらいの薪を用意しなければ、二月を乗り切ることが出来なくなる。

薪の心配をせず、思いっきりストーブを燃やせれば快感であり、しまつしながら焚くのは豪快さがなく、せっかくの薪ストーブの良さが出ない。
今年も、例年通り 紀ノ川が上流から多くの薪を運んでくれており、涼しくなればチエンソーを積み、早朝から河に出向き、チェンソーのエンジン音を響かせる事になる。

この夏の暑さで、流木は程よく乾き、燃料とするにはちょうどいい。
時には、ウインチを使い、水の中に沈んでいる木を引き上げ、何日か後にそれを切断し、事務所に運ぶ。

今は、電気やガスが主流ではあるが、昔はみんなこうして燃料を確保した。
一年分の薪を小屋に積み上げ、風呂を焚き、ご飯を焚く為、家族総出で薪集めをし、斧で薪を割り、小屋に積み上げ一年分の燃料とした。

このような行事の中から、家族の役割が決まり、みんながまとまり、汗を流し、ねぎらいの言葉が生まれ、家族の絆が作られていったのだろうが、今の時代、家族が一緒になって汗流す事もなく、便利になったのはいいが、便利さゆえ何かが失われていってるように思える。


とりとめもなく

2010-08-26 07:31:25 | とりとめもなく

今年も早8月後半、夏もそろそろ終わろうと、蝉も夏の終わりを告げ、新しい命へと引き継ぐ為、最後の羽音を響かせこの音がなくなれば、冷たい風に変わり、秋を迎える。

今年は残暑が厳しいと言われているが、日暮れから犬を連れ紀ノ川へとジ~プを走らせ、2匹の犬は嬉しいのか。河原を駆け回る。
風はすでに秋の風に変わり、この風が秋を連れてくる、

秋はもの悲しく、人恋しくなる季節。
毎年のことではあるが、秋は物静かに冬眠の準備をする季節。


K邸リホ-ム

2010-08-25 08:12:31 | K邸リホ-ム

                     

縁側のサッシも断熱サッシに入れ替え、木彫の縁とし、以前のシルバ-色より
縁側の趣もでて、床の松のフロ-リングと調和して和室の雰囲気が内障子と
マッチする。
後、数日で・・ここにも以前使われていた畳がリホ-ムされ敷き込まれる。
85年前の原型を留め、そのまま残す事で一致した。
天井も、建具も、畳みもそして一部破損した欄間も、美装をすることにより昔の綺麗さが蘇った。

和室の天井は、当初再利用するのは難しいと考え、張り替える事も考えの中にあっったが、工事着手時、蘇らせる事が出来るか試し洗いをしたのだった。
やはり、無垢の板は集成材と違い、磨けば光る事を、再認識することが出来、85年前貼られた杉板が、汚れを落とすことによって、本来の綺麗さが蘇った。

 

 

                         

耐震強度も・・約4倍にまで強度をあげ、今後神戸クラスの地震が来ても、倒壊することはない。
以前は耐震指数は0.28で、国が定めてる安全基準1.0からすると、四分の一の耐力しか保有していなかった為、この指数だと神戸地震を喰らうと、全壊となることは予測出来る。
今後安全を確保された中、新しく蘇ったこの家で、おばあちゃんとお孫さん夫婦の暮らしが新たに始まる。

 


K邸リホ-ム

2010-08-24 07:32:07 | K邸リホ-ム

K邸のリホ-ムも終盤を向かえ、生まれ変わった内装、85年前の柱天井などは美装し、新旧のコラボとなり、生まれ変わった表情をだす。

 

 

                        

 

                                

縁側には、松のフロ-リングを貼り、天井には新たにヨシズを、85年前作られ、夏の間だけ使われた建具を間仕切り建具として使い 85年の面影を取り込む。


守る

2010-08-23 08:25:01 | 住まいづくりの進め方、考え方

守る事は、生き物に共通した防衛本能、生き物の種類によって、手段はかわり、人間が最も高尚な防衛手段を持っている。

一概に守ると言っても多くの守るべき事があり、ひとくくりには表現できないが、国を守る、社会を守る、家族を守る・・・・等々守るべきものはいっぱいあり、始終守る意識を持ち続けなければならないのが現実かも知れない。

この守りのなかにおいて、日常的な物は家族やそれに伴う財産でもあるが、
先日、今、現場を管理してもらってる現場監督と財産を守ると言うことについて話し合い、新築する人、リホ-ムをする人達が業者に依頼する際、なんでもっと慎重にかまえないのだろうか?・・・と。

一坪用のユニットバスが施工費込みで25万円で手に入り、450リッタ-のオ~ル電化の給湯器が36万円で手には入る事も、照明器具が50%以下で買える事も、知っていなければ、施工業者との直接交渉が出来ないと、何故りかいできないんだろう・・・と言う話しで盛り上がった。


D邸新築工事

2010-08-21 08:09:39 | D邸新築工事

南に面するデッキ、当初設計はここに布団も干せる手摺りを設けていたが、既存の庭があった為、庭の景観も考え手摺りは中止にした。
南デッキは、メインデッキとしたいため、上屋をつけ、少しの雨ならしのげる屋根付きとし家族がここに腰掛け、語らいと癒しの場となればと思っている。

今は亡きお父さんが、リホ-ム好きで、建ててから10回以上は家に手を加えたという家は取り壊し、この家に生まれ変わったが、多分この庭も、その都度手を加えられ、ここまで立派な庭になったのだろう。
お父さんの思いがこの庭に残され、手入れが行き届いたこの庭で、お父さんの思いがお孫さんにも伝わって行くに違いない。

 

 

                                  

 

                                 

 

南デッキから繋がった 西面デッキ、ここは物干し場として使われ、雨が突然降り出しても、濡れないようここにも上屋を付けた。
洗い場を設け、畑から取ってきた野菜などを洗える水栓も設置した。
このデッキの突き当たりが、お母さんの寝室となっている。


D邸新築工事

2010-08-20 09:09:38 | D邸新築工事

 N邸はお盆までに、殆どの工事が終了し今後は 裏の既存建物のリホ-ム工事を進める。
駐車場も・・畑を一部潰し、4台収容出来る広い駐車場となった、玄関両脇の花壇に植樹をすれば、もっと見栄えも良くなるだろうが、この猛暑のため、もう少し涼しくならないと根付く事もなく枯れてしまう。

 

               

昨日外構の確認に現場入りし、出来上がりを写真に納めた。
既存の庭と塀が有るため、カメラショットの位置が決まらず、汗だくになりながら、塀によじ登りやっと撮影出来た写真も何点かありますので、徐々に公開していきたいと思っています。

 

                

 

 

                

南と西を繋ぐデッキ、ブラジル産アパを使った。
比重はい1.0以上あり当然水に沈む木で、日本の黒檀程の硬さを持っている。
比重の重い木は水に強く、一般に知られている木の中には栗の木は、繊維が硬く水に比較的強い為電車の枕木としてもよく使われた。

柔らかくても水に強いとされている木も針葉樹にもあり、檜、檜葉、槙(まき)の木が水には強く、檜葉風呂や檜風呂が高級な風呂と言われ、共通しているのはバクテリアを寄せ付けない化学物質が繊維の中に含まれている。


F邸リホ-ム

2010-08-19 08:41:10 | F邸リホ-ム

 お盆休みも終わり、F邸リホ~ムも外部ガレ-ジとその上に デッキを作る工事が再開され、土間のコンクリ-トから、思いっきり照り返しを受けながら、40度を超える暑さの中、職人達はお盆前に刻んだ木材を組み上げていく。

 

 

              

せっかく住むのだから、木の香のする家で住みたいと、家を買って引っ越ししないうちにリホ-ムに踏み切った。
盆前に室内は完成し、外部は8月中に完成予定。

 

              

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発想の転換

2010-08-18 08:16:20 | とりとめもなく

山間部、つまり海の無い山奥で、海水魚を養殖しようと考え、廃校になった学校を借り受け、温泉の湯で、とらふぐを養殖することに成功し、今月出荷すると言う。
その温泉には、海と同じ濃度の塩分に似たものがあり、それによりふぐは生きることが出来、水温が一定の為成長も倍のスピ~ドだと言う。

もう人の例は、水さえあれば養殖が可能だという画期的な発明の、”魔法の粉”を大学のプロジェクトチ-ムが発明した。
淡水に粉を混ぜるだけで、鮪は元気に泳ぎ、まだ実験段階だそうだが、これが成功すれば、鮪絶滅の危機も打開出来るかもしれない。

野菜も、工場で作られ環境変化や虫害も受けず、無農薬で栽培されるため、健康面においても心配する必要もない。
私達は今まで、人間の食を満たすため、多くの自然を破壊し、多くの生き物を絶滅させ、何億年もかけてつくりあげられた、この地球環境までも破壊しようとしている。

欲を満たすために行われてきた殺戮と、富を築かんが為の自然破壊が、住みにくい環境へと変えていき、弱い人間を生み出し、破滅の道へ進もうとしている。
そんななか、人間の頭脳が物を生み出す知恵を働かせ、工場の中で魚を養殖し、野菜を育てると言う新しい発想が地球を、また、命を救えるかも知れない。


猛暑

2010-08-17 07:58:15 | とりとめもなく

猛暑日は続き、この後9月頃まで猛暑は続くと発表され熱中症での死亡率もあがるだろうが、死亡者の中で夜寝てる間に熱中症で亡くなる人が半数を占めると言うが、その中でク-ラ-を使わず寝ている人が多く亡くなっている。

夜は日射しは無く、外気温は多分25度以下になっている筈が、室温は28度を超え湿度は高く、熱中症危険室内環境となる。
この環境は気候変化によるものではあるが、建物の性能によっても大きく変わってくる。
断熱性能の高い家は、この猛暑の中にあっても、熱中症危険温度には達する事はなく、夜もク-ラ-も使わず、夜の風を取り入れることで快適な夜を過ごせる。

結局、断熱性能の低い家は、日中の熱を家が蓄えてしまい、夜外気温が下がっても、家は暑いままで外気温が低くても家の中は温度が下がらないままになってしまう。
当社はログハウスで出来て居るため、ログハウスの特徴ともなる、室内温度が高くとも、湿度が外部より10%以上も低く、蒸し暑さを感じることが少ない扇風機の風だけで快適に過ごせ。

この猛暑の中でも、就寝中にク-ラ-を使ったこともなく、窓も閉め切ったままで十分過ごせる環境を維持することが出来る。



新しいプロジェクト

2010-08-16 07:05:02 | 物づくり

昨年より進めてきた新しいプロジェクトが始まる。
15年前建てられた改修工事で、外断熱とサッシを全て改修と設備関係の改修工事となる。
エコ中心の改修工事となり、エコ助成金5、000万円も対象となる。
外断熱は70㎜の発砲断熱材を使い、屋上には50㎜の発砲断熱材と、屋上緑化も計画に入れ、理論上は年間25%以上のコストダウンに繋がる。

一年間の室温とそれに伴う節電システムを組み込み、コンピュ-タ-システムを導入し、電気基本料金を下げる対策を導入、電気基本料金は、ピ-ク時の使用量により基本料金は決まる為、これをシステム管理し、急激な電気使用時を出来るだけ引き下げ、均等になるよう配分すれば、電気代は下がることになる。

サッシ取り替えの不可能な部分には、真空ガラスを採用、全てのガラスを複相ガラスと真空ガラスに取り替えるガラス代金だけでも1、000万円以上の予算が必要ともなる、真空ガラスにおいては、外部気温が-25度にならないと結露は発生しない程の断熱効果を発揮し、伝導媒体が何もない真空だからこそ効果がでるが、まだまだ費用は高く、複相ガラスの3~4倍の単価となる。

このような製品にこそ、国は補助金を出し、せめて2倍までに押さえれば、住宅のガラスにも採用が広がり、消費量を増やす事により断熱効果の高い真空ガラスは広まり単価もやすくなり、エコ効果はもっと上昇する筈。

照明器具LEDも同じ事が言え、日本の住宅や事務所にLED照明や真空ガラスが使われるようになれば、原子力発電を増やす事もなく、自然破壊となるダムを造る必要もなくなるだろう。


ファジ-と適当

2010-08-13 11:48:50 | とりとめもなく

以前にもこのブログで紹介させて頂いたのですが、当社がカナダにログハウスを発注する際お世話になるタムリン社に岩田と言う日本人が勤務している。
何年か前に、ご家族で移住し、今はカナダ国籍を取得している。

彼曰く、日本の生活環境と大きな違いは、個人の意思をはっきり主張し
”なんとなく”と言う返事は返ってこないと言う。
良い物は良いと言い、悪い物は悪いとはっきり言って貰えるところが、ビジネスの上でも、私生活においても気を揉む必要もなく、はっきりしていて楽だと言っていた。

全てにおいてカナダが優れているのでは無いだろうし、カナダには無い日本の良さは確かにあるに違いない。
私も仕事の為、カナダには2回行ったことはあるが、治安もよく、街には日本の飲食店が多く見かけられ、ホ~ムステイも多いいのだろうか、日本人と中国人が多く、バンク-バ-で道に迷った折、前から歩いてきた人に声を掛けたら、日本人で親切にも、ホテルの前まで送って頂き、助かった事もあった。

カナダに行って驚かされた事は、日本の2~3倍はあるホ-ムセンタ-に、
殆ど全ての建築資材が売られており、日本の三分の一の単価で値札が付けられている。
カナダには日本のような定価表示は無く、定価の30%オフと言ったような販売も無く、店頭価格で表示されている。
つまり、原価にその店の経費を乗せて正直に販売しているのだろう。

日本のアルミサッシのように、定価10万円の商品が工務店に納品する価格は35000円で定価の65%オフで、施工業者は50%オフで販売すると言ったような事が、全ての商品販売の中で、根拠のない定価を基準に一般ユ-ザ-は惑わされ、納得させられ、高い商品を買っている事すら気が付かないでいる。

一般ユ-ザ-と施工業者の交渉は、現実的には交渉とは言えず、
定価の裏を見極めることすら出来ないため、交渉と言うより、値引きをお願いするに留まり、業者もそこはお見通しで、積算時に、値引きしろを上乗せし、工事費を出してくる。
100万円の値引きしろを見込み、50万円で決着が付けば、工務店はご満悦となる。



とりとめもなく

2010-08-12 09:36:48 | 住まいづくりの進め方、考え方

ブログの 更新も毎日アップする大変さを感じながら、もう一年近くになる。
家づくりを中心に書くのは、ネタ切れもあり、その大変さをも感じながら、
一人でも多くの人に、家づくりの大切さと、良い物を作りたい思いを実現する手段を理解して頂ければと思っている。
その思いが有ったとしても、選択肢や、人によってその内容は大きく変わり、望むことと違った物になってしまう場合があり、その選択肢を見極めるのは困難となる。

車を買う場合などは、100%完成品で、その車や性能を見比べ、また同じ車が走っているため買う上では全く同じ物が手に入る為心配する必要もないが、家ともなれば、全く違った物が出来上がり、その工程の細部に渡って理解することは不可能と言える。

そこには、専門的知識が必要となり、使う材料や工法を知ってはじめて、適材適所となるが、それは プロの知識に委ねないとならない場合が多く、そこは信頼によって任せる事とならざるを得ない。

さて、そこで問題となってくるのが、任せる事の出来る業者なのか、が問題であり、また、その業者の現場監督の技量も大きな問題となってくる。
本来家づくりの良し悪しの殆どが監督によって決まると言っていい。

このように、住まいづくりにおいては色々の条件が揃ってこそ 品質や納まりが決まって来る為、一般ユ-ザ-が施工業者を選択し、納得のいく住まいづくりが出来る可能性は、業者任せになってしまう結果となりかねない。

当社のコンサルタントの仕事は、大きな意味で クライアントの依頼を受け、専門的知識と経験の中から、依頼者の為の頭脳となり、施工業者を選択し、そこから出される見積書の内容を査定し、使われる材料の良し悪しや、その値段を見極め、出来るだけ安く良い物を予算内で納める為のアドバイスを提供し、無駄のない住まいづくりが出来為の橋渡しになれればと思っている。