よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

私達が目出す住まいづくり-4

2011-05-25 17:23:40 | 建築コンサルタントとは。

その昔、住まいは大工さんが建てていた。
地域の中に必ず大工さんがいて、修理や
改築、増築をし、営業なぞすること無く、地域の人から依頼で成り立っていた。

時には、長い間待たなければ着工してくれず、依頼者は
文句も催促もなく、当たり前のように自分の順番がくるのを待った。

時は移り、時間の流れる速さも変わり、世代も交代し
多くの商品も生まれ、大工さんでは手に負えない情報時代に変ってしまった。
大工がせきもあわてもせず家を作っていた時代は今から50年ほど前でしょうか!

その当時と今と見比べてみたとき、住まいの品質は変わり、
クロスと新建材の家が氾濫する時代と言っていいかもしれない。

昔は頭領の職人気質で家が作られ、問題も無く
80年~100年と経った家でも、狂いもなくしっかり建っている
家をみたとき、その職人の技に驚かされる時がある。

このように、家の作りを振り返ってみたとき。
住宅の設計には設計監理など必要ないと思っている。
設計者にとっては、監理費用をいただくのは美味しい話ではあるが、
私は、お施主様から監理費用もと言われる時もあるが、
「住宅には監理費用は必要ないですから」と辞退している。

もとより、設計事務所としての事務所ではなく、
コンサルタント業務の中で設計図は描くが、
図面を書く事を業とはしていない。

プランを書き、スケッチを描き、出来るだけ情報をわかりやすく伝え、施工業者や、その末端の
下請け業者に情報を正確に伝えればいいのであって、
図面を何十枚も書き上げるより、その手間を省き
その分、建物に多くの 建築資金を使えるようにすればいいと考えている。

コンサルティングとは、施工業者の腕を見極め、予算を
交渉し、できる限り家に多くの資金を生かす事を考え、無駄をなくし
品質の高い家を予算内で産み出す事が私達の仕事だと
考えている。

 N邸完成!・・ゆ-ちゅ-ぶアップしました。

 http://dansumaidukuri.blog37.fc2.com/blog-entry-230.html


私達が目出す住まいづくり-3

2011-05-25 07:28:15 | 建築コンサルタントとは。

弁護士事務所や建築設計事務所などは、一般的にみて敷居が高く気軽に相談出来ないという意識を持っている人が多く存在します。
当社が設計事務所としての会社名にしなかったのもその理由が一部あり、もっと開かれた事務所にしたいとの考えから、コンサルタントという事務所名にしましたが、やはり当社に訪れるクライアントの中にも

「勇気を振り絞って来ました」・・との声も聞く。
「当社は設計事務所じゃないんですよ!」と言っても、一級建築士事務所は設計事務所だとの認識が強いようだ。

コンサルタント業務は、当然設計もするが、色んな相談も受ける。
看板、表札、家具、取って、造園、
弁護士からは防犯の相談に乗ってあげて欲しいとの依頼もあるが、
生きている間、誰かの役に立てればいいと思っている。
喜んで頂ければ自分の存在価値もわかり、自己満足の世界ではない
充実感はそこにはある。

「ガイアの夜明け」というテレビ番組をたまに観ることがあり、昨夜は奮闘する弁護士の活動を取り上げていた。
法律には たけている知識を持って、震災で苦しんでいる被災地に走り
ロ-ンの支払いの出来ない人達の対応に知識を提供している弁護士。
高齢者の自宅を訪問し、残った財産の処理の相談に走る弁護士。

敷居が高いと思われている事務所の中にも、人々の役にたちたいと思っている人達は多く存在する。

私達が今後考えないといけない事は、思い込みや、世間の見方やとらえ方に従うのではなく、自らの目で見極め正しい判断をし納得出来る生き方を探し出さなければならないのではないだろうか。


私達が目出す住まいづくり-2

2011-05-24 06:27:44 | 建築コンサルタントとは。

私達が物を買うとき値札をみて、高いとか安いとか感じるのは
そのもの自身の価格価値が分からなくても自分の収入の中から考え
買える金額かどうかの判断での基準と、その市場価格を知っており、別の店での販売価格の比較による値踏みとがある。

しかし建築に使われる殆どの商品は、一般的に比較する対象のない商品で、ス-パ-やデパ-トで売られている物では無く、唯一ホ-ムセンタ-でその価格を見ることが出来る。
しかし杉一等材4メ-トル一本2500円と書かれていても、それが高いか安いか分からない。

つまり、出来上がった商品ではなく、柱一本は家から見ると一個の部品で、車に使われているボルト一個に当たる。
たとえば完成された商品でも、店頭に並ばない設備機器があり、
定価の80%オフや70%オフで買える商品もあり、その価格は一般のユ-ザ-にはその価格では届かない金額で、80%オフで仕入れ、
50%オフで販売され、その差額は業者の利益となる。

 例えば、システムキッチンを私達は定価の半値以下の価格でお客様に提供出来る商品もあるが、高く売られている業者では定価の80%の掛け率に取り付けて手間を加え、結局定価通りの価格で売られている業者も見かける。

料理好きな人は、色んな食材にたけており、牛肉ロ-スはどこで買うのが安いかを知っているし、その品質も理解している。
どのように料理すれば好みの味に出来るかも知っているだろう。

家族4人がステ-キを食べる時、多分500㌘1万円のステ-キハウスには行かず、肉屋でステ-キ用の肉を買い焼けば4人分で15000円もあれば美味しい肉を買えることは知っている。

しかし雰囲気を味わいたい時や、作るのが面倒なときは、高いのを覚悟で、納得した上でステ-キハウスでステ-キを注文する。

このように、価格を知った上、そのときの事情により納得して
物を買う場合は、その人の損失は発生しないが、知らないで買ってしまい、後にその価格が高いと分かった場合損をした意識は残り、後悔が残る。

家の場合は、「2000円も高く買ってしまった!」・・・と言ったような金額では無く、場合によれば500万円も高く買ってしまう場合があるが、殆どの人が、その建物が高いか安いかも理解していない。

 


私達が目出す住まい作り-1

2011-05-23 07:26:58 | 建築コンサルタントとは。

この先国の予算不足で必ず消費税は上がることは間違いない。
無駄な法人を整理し無駄をなくすより簡単に予算を確保できる事と、
政治家が本気になって無駄をなくそうという意識を持っていないからだとも言えるだろう。

国は消費税額の見通しとしては10%を想定しているようだ。
これを契約金額3000万円の建物の金額の内訳から考えた場合。
経費が多く必要な施工業者で建てた場合の建設費として計算すると、消費税270万円、業者経費810万円、建物原価は1920万円の家になる。
私達が考える3000万円から想像できる内容とは、かなりかけ離れた内容の住まいとならざるをえない。

建物の価値は、家にかける予算によって品質は変わり、消費税を多く払っても、建物の価値は変わらず、逆に消費税の負担が増えることにより建物の品質を落とさざるをえなくなる。

消費税は必死で、国は必ず消費税の増額で国の予算を修正しようとするだろう。
そこで、私達は自分達の中で、節約を考えなければ今までのような感覚ではやっていけないのが現実となる。

そこで、個人の出費としては最大の住まい作り費用を今一度考え直さなければならない時代に来ているとも言える。

                                つづく。



consultanto

2011-05-18 17:06:28 | 建築コンサルタントとは。

私が18年前この事務所を立ち上げたとき、構想は出来上がっていた。

設計事務所としては出したくなかったし、そんな風貌もない。
どうも設計事務所は堅苦しい感じがあり、しこしこと図面を書き満足出来る性格でもないことは分かっており、現場に出て指示を出し打ち合わせをし、高い目線からではなく、職人達と同じ目線で住まいを考え、作りたかった。
構造計算事務所を経て、設計に行き、それから現場監督を8年経験し
大手ハウスメ-カ-で4年営業を経験した。

本当は事務所を出す夢は持っておらず、大きな会社で定年まで勤め上げ、退職金をもらい、年金をもらい人並みの老後で十分だとおもっており、若いうちに資金を貯めようと手っ取り早く技術屋の世界から営業の世界へと移った。

これは、単純にお金を稼ぐ為で、売り上げをあげれば歩合がつき、
預貯金を増やす事が出来ると考えた。
今から22年も前の営業マンは建築の事は全く分からない素人達の寄せ集めで、散らしを配り、建てそうな人がいれば、毎日のように訪問し
売り上げを伸ばすために奮闘していた頃でした。

セ-ルスエンジニアが営業の世界でどこまで通用するかも試したかったし、年収も1000万を超えることを目標にした。
看板とはすごい物で、大手ハウスメ-カ-の看板を背負い、一級建築士という肩書きを持ち、打ち合わせで即興プランとスケッチを描くと
お客さんは感動し、信頼を得、ほかの営業マンが夜な夜な通い続ける折、私は何の苦労もなく誓約に結びつける事ができた。

セ-ルスエンジニアは通用するどころか大きな武器となり、入社した
○○ハウスでは、一年目で2億円を超す売り上げとなり、どこで聞きつけたのか、○○○林業からヘッドハンティングの声がかかり、翌年その会社に移籍することになった。

大きな武器を手に、年間12棟以上を売り上げ、年収は1200万円を超え、夢は叶えられたが、年収が増えただけで充実感はなく、人生観さえ変わることはなかった。
増えるのはストレスばかりで、1千万以上の年収を維持するための
ノルマと、営業の世界の人間関係と、何よりも大きなストレスは、
お客様の要望に答えることは難しく、決められた枠の中でしか
答える事が出来ず、その枠を超えれば予算はいきなり膨れあがった。

どのハウスメ-カ-にもオプションがあり、そのオプションの中の
費用は高く、普通なら5万円もあれば出来る工事でも、10万円以上の予算となる場合があり、お客様には出来るだけオプション工事を
避けるよう説得せざるを得なかった。

展示場ブ-ムの時代でもあり、日曜、祭日には30人、40人とお客が訪れ、その中から建てそうな人を見つけ出し、その日のうちに説得し、
中には、申込金を払っていくお客様も少なくはなかった。

一ヶ月のうち実働10日働けば売り上げは確保でき、年間ノルマを
達成することが出来たが、所詮技術屋が染みこんだ考えは、お金で
消し去る事は出来ず。
作り出す喜びはなく、自分の中で一級建築士がひょっとすれば、一級詐欺師になってしまうんじゃないかとさえ思い始め、40歳を期に技術屋の世界に戻る事を決たのだった。

確かに、営業の経験は私の人生観を変え、一般ユ-ザ-が家を建てたいと思ったときの行き場所がない事に気付かされた。
一式工事ばかりの見積金額、数量の提示も殆どなく、高いのか安いのか検討するにも、その項目すら載っておらず、本体工事費2000万円
オプション費用600万円、諸経費150万円・・・と書かれた見積書で
お客様達は何の疑問もなく契約書にサインしはんこを押した。

2000万円の家も、3000万円の家も、殆どが新建材とクロスで仕上げられ、遊び心はなく、個性も出せず、メ-カ-の団地に入れば、どこが自分の家か分からなくなるんじゃないかとさえ思える個性のなさ。

事務所をコンサルタントとして出すには少し抵抗があった。
しかし想いは、「本当はこの金額で家が出来るんですよ」と伝えたいと言う想いが強く、自己資金と長年の住宅ロ-ンを背負い、
夢の住まいを作ろうと一生懸命になっている人に、見積もり書を原価で出し、施工業者にも施主の立場で考えることの出来る、駆け引きのない環境を作り、家造りに集中してもらいたいと、工務店経費もお客様に見えるようにオ-プンにした。
18年間を振り返って見たとき、クライアント様から「工務店経費を少し安くしてもらえないか?」と言った人は誰もいなかった。

このように、敷居の高くない、職人とお客様と同じ目線で家造りを考えているコンサルタント事務所が、ここ和歌山に存在することを広めるのを今年の課題としている。

 

 


住まいづくりのゆくえ

2011-05-17 06:27:23 | 建築コンサルタントとは。

10年前ログハウスの買い付けにカナダに行ったことがあり、伊藤忠商事の案内で、カナダの住宅関連の業者も回らせていただいたことがありました。

そこで分かった事は、住宅には設計事務所は殆ど介入せず、カナダの人達は、自分達でプランを決め、仕上げを決め、ビルダ-とともにホ-ムセンタ-に行き仕上げを決め、家造りはクライアント主導となり作り上げる。

カナダには日本のような複雑な流通がなく、木製の無垢のドアが50ドル(3500円)程度で販売されており、カルチャ-ショックさえかんじました。
同じドアを輸入商品として日本で購入したことがありますが、日本では5倍の値段をつけて売っているのが現実です。
カナダの住宅には敷地が広い事もあって、多くはビルトインガレ-ジを作っており、二台入る電動シャッタ-が7万円で買うことができるのには驚きました。

担当者に「なんでそんなに安いの?」と聞いたところ、反対に「なんでそんなに高いのか?」と聞かれました。
日本の商品は外国のそれと比較しても、優れた技術力があり、性能も優れていることはたしかですが、日本で二台用の電動シャッタ-を購入すれば、安く購入出来ても45万円は必要となるでしょう。

たとえば日本で一件分の窓を発注すると、最短納期で1週間~10日で現場に入りますが、カナダの商品を発注すると、1ヶ月~1.5ヶ月の納期が必要になります。
この大きな納期の違いは、日本ではいろんなタイプの商品を在庫としてストックし、注文に対し即応出来る体制を取っているのに対し、カナダでは、注文を受けた後生産を始めるのです。

納期は遅れますが、注文生産をすることで在庫を抱える必要はなく
それを保管する場所も必要なくなり、販売金額が安くて済むのです。
日本の流通、カナダの流通のそれぞれに一長一短はありますが、住まいを買う側から考えれば、安い物を手に入れたいと考えるのが皆様の思いなのでしょう。

日本の商品には、殆どのカタログに定価価格があります。
建築の流通価格の中には、施工業者用価格、設計価格、お客様提出用価格があり、その他に、一番安いネット価格が用意されている。

私達が商品をメ-カ-から直接購入しようとしても買えないシステムになっていて、
多くの建材や設備機器は商社を介し、販売代理店、小売店、施工業者と多くの会社をくぐり、メ-カ-の原価の2倍から2.5倍の価格で販売されているのが現状で、当社がお客様に提供出来る金額は販売代理店から買うのが最短となります。

しかし、何社かの流通を潜らせず買う事により、商品によっては定価の45%で買える商品もあり、30%で買える商品もあります。
当社はコンサルタント業務の中で、建物の価格交渉は勿論、土地の価格交渉、ク-ラ-、テレビ、パソコン、洗濯機・・等々、全ての商品の値段交渉も引き受ける場合があります。

今、家電商品を購入する場合、殆どは家電量販店に行かれるのが一般的だと思います、昨年当社で設計したお客様が量販店に行き、家電10点ほど購入しようと見積もりを出してもらい、値引きも含め、125万円の金額が提示され、これをもう少し安く買えないかと相談され
2軒の家電量販店と交渉をした結果、105万円まで価格が下がったことがありました。

値段が下がった理由は、大きくは交渉術もありますが、日本の流通の中で各商品が一番安く売られている金額を知り、情報を入手し、値段交渉に当たる為、安く手に入れる事が出来るのです。
10万円の家電商品を6万円で買ってもその性能は落ちることはなく
安く買う方がおとくと言えますが、家の場合値切るのは必ずしもお得にはならない場合があり、値切らずに交渉し価格を下げる事が大事だと言えるでしょう。


 


コンサルタント業務

2011-05-16 20:56:21 | 建築コンサルタントとは。

建築は多くの業者が作り上げ、何ヶ月もかけ施主様の要望を満たして行かなければなりません。
過去には地域の大工さんがその役目をし、大工仕事をしながら職人を動かしていました。

しかし多くの商品が生まれ、多くの情報が生まれ、大工さんにはその流行と情報の早さについて行かれなくなり、工務店がそれに変わる役目を負い、監督を現場に派遣し、請け負うようになり、設計施工をこなし
それが大きな組織となって今のハウスメ-カ-と呼ばれる組織が出来上がり、展示場を全国展開させるようになったのです。

本格的な展示場展開が広まったのは、約30年前、しかし現在は展示場展開も時代遅れとなりつつあり、数社が店を閉め、数社が和歌山を撤退せざるを得ない経営状態となったのは確かで、新たな設計集団も生まれ、徐々に建築業界も変化しています。

そんな中、変わらないのは、クライアント側で、建築の流れが時代とともに変化していっても、結局どのように住まい作りを進めればいいのか、未だ分からず決定的な選択肢もなく、決めなければならないのが現状なのでしょう。

かつて、この費用が施工原価で、これが工務店経費で、これが・・・と
見積もりの中で、施工業者の利益までオ-プンにした見積もり書は存在しませんでした。
当社は15年前施工業者に対し、原価で見積もりを依頼し、発注する業者の規模により、施工経費(荒利益)を決め、上限は建物原価の15%下限は10%で無理を強いれば業者の手抜きが発生し、結局いい建物は出来ない為下限も設けました。

私は過去に10年間現場監督を経験し、値切れば必ず品質が落ちるのを見てきました。
値切ることをやめ、経験や物の値段を知り、交渉によって値段を決めることにしています。
どんな職種でも同じでしょうが、必ず利益は認めてあげないと、赤字覚悟で仕事を受注する業者は存在せず、もしいるとするなら、それは業者の都合で受けなければ都合が悪いから受けるだけでしょう。

18年前事務所を立ち上げる時、設計事務所ではなく、コンサルタントとして店を出したのは、住宅建設において、設計事務所として多くの図面を書き、現場を監理する費用は必要と思っていないからです。

多分設計事務所と名前の付いているところで設計すると、設計図だけでも50枚は書き上げ、そのほかに設備図面が加わり、下手をすれば
100枚近くの設計図を書き上げる設計者もいるかも知れません。

日本の住宅面積は、平均で40~45坪程度の広さで、多くの枚数を図面に書く必要のない規模なのです。
見方を変えれば、多くの図面を書かなければ10%以上の設計監理費用がもらえないと考えている設計事務所も少なくないでしょう。

施工する側、設計する側、規模の大小によって違ってきますが、それぞれに、まだ多くの無駄があり、その無駄をクライアント側が気づかず支払っていることになります。

これからの時代は、本当に無駄をなくし、各業者の利益は認めたうえで
少しでも安くて品質の高い家を手に入れなければ、日本全体の
経済状況からみても、国が持たず、個人の住まいも手に入れられなくなってしまうかもしれません。

将来、個人住宅においては、設計事務所やハウスメ-カ-は必要としない時代は必ず来るでしょう。