新しいプロジェクトの始まりです。
雨の中、敷地調査と打ち合わせに和歌山市のH邸訪問。
大阪でたてる予定で実測に大阪に行ったときも雨でした。
大阪の土地は生産緑地に指定されており、それを解除するには
持ち主が死亡されるか、あるいは入院し耕作出来なくなった場合
ではないと解除出来ない法律だとのこと。
日本の法律は一旦決めてしまえば神様のお言葉になってしまい、
その理由がどうであれ、その法律を施行するお役所はその神様のお言葉に従う。
「法律ですから」の一点張りで、法律は万能ではなく、例外的に当てはめてはいけない
事もある。
例外を認めればきりがない!・・とでも言うのだろう。
自分の土地でありながら、お年寄りの介護をするにも大阪の土地がいいと
建てようとしても、それを日本の法律がだめだ!・・と認めてくれない。
生産緑地の法律の根拠は日本の自給率を守るための法律なのだろうが、
ならば・・今、和歌山で日本全国で、田や畑がどんどん埋め立てられ造成され消えている現実に危機感を持たなければならない筈。
広角的な視野をお役所が持ち、生産緑地になっていても、家族が必要とする場所だと
認めれば解除し、住まいをたてられるよう配慮し、本当に耕作地を守ろうとしているなら、後継者のいなくなった農家にたいしては、その土地を役所が借り上げ、株式会社の農業組織作り、それをバックアップし、耕作地を残す手立てをしたらどうなんだろう?
法律と現実が一致しない決まりがいっぱいあり、片方では耕作値を残そうと
地主がそこに家を建てたいと望んでも、法律ですからと却下し、
片や、広大な農地に重機が入り田や畑が造成され宅地に、店舗用地に変えられている。
国やその出先機関の役所は、物を産み出す事をせず、
作られた法律を守ることを第一にし、古い法律で、今の時代に不適合な法律でも、
それに従う事がお役所の仕事だと思っているのだろうか?
もっと柔軟な意識を持ち、和歌山発の新しいお役所の役目を、和歌山住民の為にも
しいては、国のために、受け身ではない意識を一人一人が持っていただきたいと願っている。
せっかく国に直結した仕事をしておられる市や県の公的機関にお勤めの皆様!
誰にも解雇されることなく、安定した保証を受け、倒産することのない仕事場で働いておられる皆様に
私達がに望むのは、住みやすい融通のある心の通った住みよい市や県を
作るため人力を尽くしていただきたいと願うばかりです。