よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

震災の中で

2011-05-27 08:22:38 | とりとめもなく

震災地、田老の地に黒田医師が4000人の住民の治療に紛争しているという。
大学院を中退し、このふるさとに帰ってきたそうだ。
震災後、140人の死亡診断書を一人で作り、その人達は全て知っていた人達だったそうだ。
人々は黒田先生を必要とし、健康を気遣い、先生に負担をかけないようにとの思いを持って自分の健康管理をしているという。

この報道をみながら、涙が出て止まらなかった。
ああ・・・これなんだ、日本の心がここにもあったんだ!
人を思いやる心、自分の事だけを優先させ、相手を思いやる心が薄らいでいる中に、こんなに心暖まる絆がまだあることに安心した。

人を信頼し、心を開き、お互いがその関係になったとき、「信頼していますから」と言う言葉は必要がなく、双方が相手を思いやる心が本当の信頼の形と言えるのだろう。


相手を値踏みし、相手を計り、相手を探る必要はなく、心を開けば
その思いは必ず相手に伝わる。
自分の思いを満たすのは、相手の中にあるのでは無く、自分の心の中にあるのでは?
相手を信頼しなければ、その信頼は言葉だけになり、言葉だけの信頼は、自分の求めるものの答えは返ってこない。

 

 

 



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