よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

とりとめもなく

2011-02-15 08:58:31 | とりとめもなく

昨日は和歌山は ばさばさと雪が降った。
13年ぶりの積雪量だとか!

年々積雪量は少なくなっているようだが、地球温暖化が影響しているのかもしれない。
子供のころ、田舎では冬には雪が降り、学校も休校になるほど降り積もった
しんしんと降る様はもう何年も見ていない。

シ-ンと静まり返った夜に雪が降ってくる音が聞こえてきそうなそんな情景が今は懐かしく思える。
夜に雪が降るとうれしくなった、明日は学校が休みになるかもしれないと、雪がやまない事を願い、そんな日に限って母親に起こされる前に朝早く目が覚め
雪の量を確認した。

学校が雪で休校になるとわかると、忙しくなる。
いつもの景色は別世界に変貌し、見るものすべてが白一色で
所々で、雪の重みで木が折れているところもあり、獣の足跡が新雪の上に
点々と残りそれを辿っていくのもわくわくしながら、その足跡を追う。

雪だるまを作り、大きくなりすぎ手に負えなくなり、畑の真ん中で止まってしまって、ばあさんによく叱られた。
道の一部の雪を踏み固め、アイスバ-ンを作り、目隠しに雪をばらまき、誰かが
そこで転ぶのを楽しみに見守った。

そりを持ち出し山の斜面を滑り下りるのも最高の楽しみで、雪が降っていない時は切株も確認でき、それを避けて滑るが、雪が積もるとどこに切株があるのかわからなくなり、どこでも滑れるようなきになり、猛スピ-ドで滑り下り、
途中の切株にそりがひっかかり、乗ってる自分は勢いで空を飛ぶ結果となる。

今の子供等はそんな遊びはしないのかも知れない、多分遊び方も知らないだろう!
いろんな遊び方は、子供世界の中で、伝えられ年上の人から学び、守られながら伝えられた遊びで、子供なりに身を守るすべを身に付け、大胆な遊びをしても
大きなけがはしなかった。

遊びの中から知恵が生まれ、怖さを体験し危険を知ることは、親から教わるのではなく、子供たちの遊びの中から学び取った。
遊びの中にサバイバルがあった。

危険に挑む勇気も芽生えた。
怪我をしたらどうしよう?・・・なんて考えもしなかった。
その時はその時・・・と無鉄砲さもあった。

自然をすべて遊び道具に変え、遊びは与えられるものではなく、生み出すのが
当たり前で、必要なおもちゃは自分で作り、必要な遊び道具も自分で作った。

今の時代は、子供たちにとっては不幸な時代なのかもしれない。
親が決めた中で遊び、おもちゃは与えられ、遊びにも説明書がつく。


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