ゴリ押し感あふれるカテゴライズと記事タイトルですが、今朝も早起きして星見してきましたので、関連のお話しを。
星を見るのに、以前は7×50、最近では、8×42の双眼鏡が適している、などと云われています。
要は、倍率と対物レンズ径から決まる射出瞳径という概念から、ヒトの虹彩は最大7mmまで開くので、
7×50の約7mmの瞳径がいちばん効率よく双眼鏡が集めた星の光を目にとどけるという考え。
最近では、実際に虹彩が最大に開くような漆黒の夜空という状態がほぼ望めないことから、
瞳径5mm程の、8×42、8.5×44、10×50、などがより適しているという考えです。
で今日も楽しく、星空観察だ♪って、調子よく見ておりますと、キラッキラッと、2度フラッシュして
スーゥと動いていく光点がひとつ、人工衛星です。
人工衛星は星(恒星)とは違い自ら強い光を発しているわけではないので、フラッシュする光は、太陽電池パネル等、
平面部に当たった太陽光の反射光がちょうどこちらに向かってきたということです。
もともと人工衛星は、夜明け前から朝、夕方から夜にかけて、つまり地表には太陽光が届かないが、高い衛星軌道には
太陽光が届いている時間帯によく見えます(中には日中でも確認できるような低軌道かつ大型の人工衛星もある)。
故に、日の入り直後に太陽と反対方向の空に、赤く夕日に映える人工衛星が見えたり、夜明け前に、東から西の空へ移動しながら、地球の影にはいって不意に見えなくなる人工衛星など、肉眼でも確認できます。
今日見た衛星は、Satellite Tracker 3D というHPで確認したところ、コスモス1844ではないか、と思われます。
で、なんと言っても圧巻の人工衛星はISSです。ちょうど今夜というか10/11早朝、4:33~38にかけて
山陰から四国にかけて、太陽光を受けながら通っていくので、東京以西の本州から九州にて、天候に恵まれれば非常に良く見えると思います。