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日本人としてのアレ。

通りすがりで会ったなら、その出会いを大切にしたい

『ぼくのあたらしいカノジョ』

2010-03-14 | 曼荼羅タイト
僕の新しい彼女は、いつもミニスカート。
ヒラヒラのスカートで、僕の隣を歩いていても、他のオトコに見られてる。

アキレス腱は引き締まっていて
ちょっとだけX脚で、いつも他のオトコを誘うような脚の組み方をするんだ。

ファミリーレストランで、前に座っていても、他のオトコの視線が僕を落ち着かせてくれない。

いつもリンゴジュースを頼むんだけど、彼女は飲まない。
ストローで、氷を溶かして愉しむだけなんだ。
クルクル回しながらオトコの視線を浴びて、僕の事を見ている気がする。

僕が、シットしているか見ているんだ。
僕は、それを知っているから平然としているけど、彼女のその脚が僕だけのものか、聞きたくなる。

でも、聞かない。

女の子みたいだね、って言われるのが好きじゃないからだ。

年が二つ上だから、彼女の部屋でお香の匂いを嗅いでいる時は、凄く甘える。

鎖骨の窪みに、焼酎を注いで飲みたい って言ったら、その通りにしてくれた。

冷たい!と片目だけ瞑って、笑いかけている様に思える。

早く飲まないとこぼれちゃうよ、と言ってジっとしてた。

でも僕は、いつも不思議なんだ。
彼女は、ドコから声を出しているんだろう。

だって、彼女には首から上がナイんだもん。
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