日本人としてのアレ。

通りすがりで会ったなら、その出会いを大切にしたい

『立川の某ラーメン屋』

2010-01-07 | ラーメン
2010年、一発目のブログの記事を更新させたものは、勘違いをしているラーメン屋さんだった。

この前、深夜番組で、『日本でラーメンが一番高いのは、東京都立川市です』と言う事を放送していた。
『日本で一番』が立川市と言うのは、凄い事なんじゃないか?
と、思って一生涯、皆に自慢するつもりである。

その番組には、「鏡花」のきまぐれオヤジや、最近カナリ贔屓にしている「青樹」の兄貴がインタビューを受けててちょっとだけ感動した。

「鏡花」のきまぐれオヤジは、もはやカリスマである。
オーラさえ感じる人だ。

そして、僕と言えば、『日本一ラーメンが高い地域で毎日の様に麺をすする』言わば、「ラーメン王子」イヤ、「ラーメン王様」!!

あ、でもゴロが悪いから「ラーメン貴族」にしよう。
ルネッサァーンス!!
ワイングラス片手にラーメンをすする。

そして、僕が注目していたのが

多摩のラーメン 私鉄エリア編
多摩武蔵野ら~団
けやき出版

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こちらの本で発見した、なんともマニアックな場所にあるラーメン屋。

もちろん場所は、日本一ラーメンが高い地域・ザ☆立川である。

そのラーメン屋は、とある野外フェスタで、ブイブイ言わせてるラーメン屋さんらしい。
僕は、その野外フェスタは行った事ない。

ここまで書けば、店は断定出来る話なのだが、あえて伏せよう。
それは、あまり良くない評価を下すからである。

立川市のハズレの方、もはや駅前と言う言葉には当てはまらない場所。
閑静な住宅街の一角に息を潜めて営業していた。

まず、「え?」と思ったのが、そのお店は、一軒家の中にあると言うことだ。
自分の家を改装して作った、半地下の店舗。

初めは期待した、ここが旨かったらいいなぁ・・・。
こんなマニアックな場所の旨いラーメン屋を知っていたら、「ラーメン貴族」の名には恥じない。

しかし、店舗に入るや否や、それは不安に変わった。

一瞬で感じ取ったのである。
「こ、ここは、居酒屋じゃねーか!!」

口には出さなかったが、「あ、ここ、高橋さんのお家じゃなかったですね?」と言って、間違えた振りをして帰ろうかとも思ったが、その日の「ラーメン貴族」は家来を連れていない、ただの一人の小心者、騙された気分でカウンターに座する。

その時にも、「ラーメン貴族」の神経を逆に撫でるものがあった。
なんと、カウンターの電気を今つけたのである。

僕は、そういうのが大嫌いなのだ。
原点5です。

カウンターに座り、周りを見渡すと、プルカツが一組。
呑んでるオヤジが一人、しかも、そのオヤジにスタッフの母ちゃんらしき人が隣に座っている。
彼らに、その気はないはずだが、第三者の目にはそれは「スナック風」である。

その母ちゃんらしき人が注文を取りに来た。

ラーメンの名前には「天国」とつく物が三種類あった。
で、「天国タンメン」で、と注文すると、「はい、タンメンですね」と言う母ちゃん。

オイオイオイ!!
「天国タンメン」でしょうよ!!

だいたい、メニューを頼むときに、僕だって「タンメンで」と言えば分かるのは分かっているけど、メニューに「天国タンメン」って書いてあるんだから、そっちも「はい、天国タンメンですね」と、ちゃんと「天国」をつけなさい!

ここで、原点8です。

そして、なんとなく背中が気になりながらラーメンを待っていると、恐ろしい光景を発見してしまった。

なんと、店の端っこの方で、子供がニンテンドーDSをやっているのである!!

あぁー!!
ホントにこういうのキライだぁ!!!
これは、原点38です。

ここは、あくまでも店舗であり、お金を貰う所なのに、自分の子供がゲームをしているのを普通に放置している・・・。

こういう店は・・・

【なぜか「もう二度と行きたくない」飲食店の作られ方】 に、掲載するべきである。
ハッキリいって飲食店の経営についてはド素人なんだろう。
お客の視点は無視なのだ。

(参照)
なぜか「また行きたくなる」飲食店のつくり方
大久保 一彦
PHP研究所

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そして、何故か僕は、その任天堂の少年に、認めてもらっていない気がした。
「うちでラーメンを食べる資格がナイ」と言われているような気がした。

なんでお前なんかに、そんな事を思われなきゃならんのだ?と、勝手に想像してイライラしているうちに、「天国タンメン」は来た。

味が良ければいいのである、僕は孤軍奮闘している「ラーメン貴族」だ、我輩の舌を悦ばせたら、無罪放免で勘弁してやろう。
と、思って、レンゲを下唇に乗せ、スープを舌に与えた

その瞬間、僕の勃起していた舌は、完全に萎え、「もう、服着ていいよ」と言いそうになったのだった。

僕は、マザコンの気があるらしいが、それを充分差し引いた評価をしてみても、うち母ちゃんのタンメンの方が旨い。
決して、うちのマザーは、料理が旨い方ではないが、それをも超えぬ、平凡さ。

「毎日食べても飽きない平凡さ」なのかも知れないが、減点に次ぐ減点で、今の僕には、衝撃的な感動を与えない限り、ブログへの悪評を考えながら麺をどんぶりから持ち上げる他になかった。

残念でしょうがない。

多分、ちゃんと接していれば、彼らはいい人なのだ。
しかし、飲食店の経営を知らないのであろう。

僕も勿論そんなノウハウは知らないが、自分が行って、気分が良くない飲食店は明確に分かる。

話をズラすと、同じく立川に「パワー軒」と言う店がある。
ちょっと強面のオッサンが経営している、そこのお店にもたまに自分の子供が出入りしているのだ
しかも、そこの子供は自分の友達を連れて来て、「父ちゃん、ラーメン作って!」とお客さんがいる眼前で、友達にラーメン屋の息子の特権を利用し、ラーメンを振舞うのである。

僕は、その雰囲気はキライではない。

と言うのも、そのオッサンは「静かにしろよ!」と怒っているし、お店の雰囲気が、そういうのを許させるのである。

このお店にたまに、手伝いに出てくる奥さんが、これまた【恐ろしいほどに愛想がない】
愛想と言うレベルではなく、それ以上に笑顔を知らないのであろう。
世の中の全ての不満を、トンコツと一緒にコトコトと煮込んでいそうである。

その、全てが、絶妙にマッチして【子供がいても許せる】雰囲気を作り出しているのだ。

それを踏まえた上で、天国タンメンの話しに戻すと、お店の雰囲気がそれを許せる様に出来ていない。

しかも、僕は、【任天堂DSを無言でやっている子供】が許せない。
なんか気持ち悪いのだ。

この僕も、ゲームボーイを一心不乱にやっていた時代があるが、自分が大人になって見ると、ポータブル・ゲームをやっている子供がここまで気色の悪いものだとは思わなかった。

どこか、三途の川で石を積み上げている、意志のない子供達の様に思えてならない。

その子供が、ジェンガとかで遊んでいたなら、ここまで痛烈には言わなかったかも知れない。
僕は、とにかく店舗の中でニンテンドーDSをしているのがとにかく許せなかったのである。

しかも、その店舗はオシャレにしていたし、そんな子供が遊んでいて良いような雰囲気でなく、アダルトな感じだったので余計だ。

アットホームと言う、言葉の意味を履き違えてしまっているのかも知れない。

「私の事を気に入ってくれる人だけ来てくれればいい」と、売れない風俗嬢の様な事を言うのだろうか?
改めて残念だ・・・。

僕が一番に思ったのは、このラーメンは野外フェスタで出店しているから良かったのであろう。
それと言うのも、大麻でマンチー状態の奴や、LSDで冷え切った体を温める為に食すればいいのである。

ラブ&ピース!
コメント
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