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『友罪』見て来ました。
結構前だけど。
実はこれは薬丸岳が書いた原作を一年前くらいに既に読んでいたので、内容はすべて知っていた。
因みにこの小説の原作を読んだきっかけなのだが、以前の職場のボスが貸してくれたのだ。
わざわざボスの部屋に呼ばれ、これ面白いから貸してやるよ、てな感じだった。
今思えばなぜ俺にこの内容の本を読めと薦めたのであろうか。
俺のことを、あの登場人物のような過去がある人間だと思われていたのであろうか。
見た乾燥としては、やはり原作の方が細かく描写されていてよかった。
ひとりひとりの描写がカットされている部分が多かった。
鈴木君を演じた人は頑張っていたとは思うけど、もっと気持ち悪く、不気味でよい。
目は“マックラカラッポ”であってほしかった。
まあ、登場する人間が全員不幸な映画だね。
誰一人幸せな人がいない映画。見たら暗澹たる気持ちになる。
俺は悪趣味なので、事件が起きた現場を調べるのが好きだ。
乙一のGOTHって本の『もしかしたら何らかの理由で戻ってきた犯人に出会えるかもしれないから』ではなく、単純に悪趣味。
ただの悪趣味だが、これは幼い時からずっとだ。
この映画のモデルになったであろう事件も詳細に調べ上げた。
ここまでセンセーショナルな事件もなかなか無かったので、幼心に強烈に印象付けたんだろう。
その現場もすべて知っている。当時と今ではどう変わったのも調べた。
俺はおかしいんでしょうか。